March 31, 2008

中島九一式戦闘機

歴史街道という雑誌については以前にも何度か触れてきた。
月初発売の月刊誌なのだが今月は買い逃していて
次号発売まであと数日となった今日ようやく3月売り号を買った。

特集は「関東の覇者・北条氏康」ということなのだが
その他記事にもバルバロッサ作戦にまつわるエピソードなどという
ちょっと心惹かれる記事もあったのだが
旧陸軍の九一式戦闘機を復元中・・・という記事があった。
080331
復元に関する話しは
以前からあったようで
ネタ的には既出・・・
ということになるが
所沢航空発祥記念館に
保管されている
胴体部分をベースに
写真等の資料や
欠品部分の調達を
広く募りながら3年後をメドに復元を完了する計画であるとのこと。

英製空冷ジュピター発動機も昨年手配がついたということで
詳報を知らぬオイラ的には単純にフライアブルな状態になるのかなぁ???
などと期待を膨らめてしまう。

でも模型的には恵まれていないんだよなぁ・・・

九一式戦闘機 学術調査プロジェクト

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December 07, 2007

大空のサムライ

カワグチ的には何誌か定期購読誌がある。
その中で通勤電車の友になっている月刊誌がある。
PHPから刊行されている「歴史街道」がソレなのだが
今月の特集が・・・

大空のサムライ
坂井三郎と零戦 傑作戦闘機に託した「不撓不屈」の魂

既知ではあるが様々なエピソードが記されているのを読んでいて
あぁ、オイラの模型趣味の起源はコレだったんだぁ・・・
と、ジュニア版の空戦記を読んだ35年ほど前の小学生の時代を思い出した。

 戦闘機パイロットになるまでの挫折
 中国大陸での転戦
 ラバウルへの進出
 台南空三羽烏の勇戦
 ガ島上空での負傷と奇跡の生還
 内地での治療
 硫黄島での防戦・・・

断片的ながらも様々なエピソードが蘇ってきた。
同時に当時の記憶も併せて蘇る。

戦記を読み耽るようになったのはそれからのことで
その戦記世界を追体験するような感覚で模型趣味に深くはまりこんでいった。

曖昧な記憶の中でガチな模型趣味の最初はウォーターラインだったと認識していたが
原点は撃墜王坂井三郎と零戦だったんだよ。

モデルグラフィックス誌とファインモールドによる
零戦21型の雑誌付録模型には未だ手をつけていないが
ここはやはり坂井三郎機できっちりと仕上げたいところだなぁ・・・。

思えばオイラの模型趣味人生って
こうして時々回帰しながら歩んでいるのだなぁ・・・。
その都度都度で昔は出来なかったけど今なら出来る
というリターンマッチを繰り返しているのかもしれない。
それに模型趣味の歩みが当時の記憶とセットになっているから
やっぱり模型趣味は・・・ヤメラレナイ。

歴史街道(PHP研究所)

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January 07, 2007

風林火山

タイトルだけ聞けば武田信玄の話? と思ってしまうところだが
今年のNHK大河ドラマの主役は山本勘助
武田二十四将のひとりとして城取り、軍略に長けていたとされる異形の軍師

井上靖氏の原作に拠るとは言え、近年まで架空の人物とも言われていた一武将が
1年間の長丁場となる大河ドラマの主役というのは少々驚く

青年時代からスタートするというドラマの年末のクライマックスは
勘助最期の戦いとなる「第四次川中島の戦い」ということになるのだろうが
その敵将となる上杉謙信にはGacktが扮するという

俺的には合戦に於ける軍神とも称される猛々しさというのが謙信のイメージなのだが
チーフ・プロデューサー氏の言では
「孤高の天才という雰囲気を漂わせるストイックなカリスマ性」
ということでの起用であるとのこと
まぁ、昔から謙信女性説などというものもある訳で
必ずしも既成の謙信像にこだわる必要も無いのだが
勘助の生き様同様にGackt演じる謙信というのもちょっと面白そうではある

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December 12, 2006

硫黄島からの手紙

イーストウッド監督の硫黄島二部作の後編にあたる
「硫黄島からの手紙」が米国の映画賞を受賞し話題となっている

未見の作品なので断定的な物言いは出来ないが
主演である渡辺謙が演じるのは硫黄島守備隊長 栗林忠道陸軍中将

絶望的な戦いに殉ずる役回りということでは
ラスト・サムライの"勝元"に通ずる
"滅び"を背負った人物像を演じている訳だが
もし単なる悲運の名将として描かれているのであれば
オレ的には感情移入できないかもしれない

原案は梯久美子氏の『散るぞ悲しき』だということなので
基本線は大丈夫だろうとは思うのだが
単に戦争という極限状態には生き難い
ヒューマニズムを謳うものでもちょっとノレないかもしれない

制海権も制空権もない、支援の全く望めない孤島で
1ヶ月余に渡り米軍を足止めし得たのは何故か

太平洋戦争末期の玉砕戦では必ず採られたバンザイ突撃が
硫黄島で行われなかったのは何故か

戦後、太平洋戦争に於ける日本軍人で最も優秀な指揮官として
米軍から栗林中将の名前が挙げられるのは何故か

明敏にして冷徹な合理主義とそれゆえに選ばざるを得なかった
散るよりも辛い生きて戦う道を部下に強いることとなった哀しみ

その辺のところをしっかり描ききってくれていたら
オレは多分涙することになるだろう
期待半分、不安半分というのが今のところの正直な気分だが
実際に見るまでは様々な映画評は避けて過ごすことにしたい

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May 26, 2006

三国志

国内でのSDガンダムの市場は往時に比べると必ずしも良好という訳ではない
一方、昨日の日記に記したアジア圏でのガンプラ事情ということになると
韓国ではSDガンダムフォースが好調であると聞くし
香港、台湾では武者頑駄無の状況は悪くないらしい

イベントで出張した際に時々言われるのが
「武者頑駄無を三国志になぞらえて展開すると中華圏ではヒット間違いなし」という提案

日本でも横山光輝氏のコミックスに代表される三国志に関連する書籍は多く
光栄のゲームでは信長の野望と並ぶ看板タイトルと言われるほどの人気
最近はゲーセンにも三国志のゲームがあるらしいしコレクションフィギュアもある
ましてや中華圏ではその認知度は老若男女を問わず・・・とも聞く

高校の選択科目で世界史を採った俺的には中国史はもちろん習ったし
魏・呉・蜀の三国時代や劉備玄徳やの名前くらいは覚えているし
稀代の名軍師、諸葛亮孔明の名前は知っている
俺的にはちゃんと知ればハマルのは間違いないと思いながら
今までちゃんと向き合ったことはなかった

ところが最近ちょっとはまりそうな気配がある
カワグチ的愛読書の中に「歴史街道」という薄っぺらい月刊誌があるのだが
その今月号の特集が三国志・蜀編ということで
劉備玄徳と五虎将軍、諸葛亮孔明のエピソードが記されていた

魏・呉・蜀三国の中で最も早く歴史という舞台から消えた蜀にあり
その強烈な個性で今に名を残す英傑たちの群像

やっぱりちゃんと三国志演義を読んでみるか

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February 11, 2006

西欧的価値観

デンマーク誌に掲載された風刺画が大きな宗教的な問題に発展している
フランスメディアでは「表現の自由」を錦の御旗に
イスラムの抗議行動に対し批判的な論調を崩さない

風刺画は歴史と伝統あるものでイギリスではその対象は王室にも及ぶ
などと、もっともらしい解説を交えたニュースも流れているが
それってかなり違うくないですか?

偶像崇拝を厳しく禁じているイスラム教で預言者ムハンマドの姿を描き
紙面に掲載した時点で既にイスラム教に対する罪を犯している訳だし
風刺画の対象として比較すべきは英国王室などではなく
キリスト教聖者を風刺画の題材として使うのか?という点だろう
イスラム国家の中には
イスラム教に対する侮辱は極刑を以って処断する旨の刑法を掲げている国もある

風刺画の作家氏はそこまで思いを巡らせることなく記したのであろうが
現実は宗教問題に至っている
異教徒のアイデンティティなんぞ知らん!
と言い捨てるようなフランスメディアの論調は
1000年前に聖戦を唱えてエルサレム奪還に参じた十字軍の戦士のようで薄気味悪い

精神的支柱を持たなくなった日本人にはその辺の感覚は理解し難いが
異なる価値観が対立した時には譲歩という解決策は見出しにくい
今のところデモによる死傷者も出ているようだが
仮に国政を預かる指導者が旗色を鮮明にする発言などしたらテロを呼び
宗教戦争的な大事に発展するということも可能性も十分に考えられる

世の中俺らが思っている以上に火種は転がっているということか・・・

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January 04, 2006

歴史は繰り返す・・・と言うが

TBSの深夜に「緊急特番 関口宏の歴史は繰り返す」という番組が放送されていた
正月番組としてここ数年新年に放映されている番組で今年で4年目になるらしく
番組の雰囲気は以前に日テレでやっていた「知ってるつもり?!」のような感じで
毎日新聞論説委員の岸井成格氏の変わりに加山雄三が座っていても全く違和感が無い

今回の内容的にはポスト小泉がニュースを賑わす中
先の衆院選で圧勝した小泉自民党政権の行く末を
歴史上の出来事に照らし推察する、ということだった
歴史モノがストライクゾーンど真ん中ということもあり
個人的には歴史モノに並び興味津々だった「オーラの泉」を切り上げて見ていた

元々関口宏の司会番組が好きではないということもあるのだが
マスコミを賑わす表層的なキーワードを無理やりつなげて論旨を導こう
とする流れがハナについて仕方がない

「常識破り」というキーワードで語られる桶狭間の戦いに関するエピソードでは
上洛を目指し尾張に押し寄せる今川の大群に対し
在地民から得られた情報から奇襲を決断し寡兵をもって田楽狭間へ・・・
という江戸時代に流布され旧陸軍参謀本部が迂回奇襲戦を強調するために用いたとされる
"定説"に従い論旨は進められるのだが
その"定説"に従うと桶狭間戦の論功行賞で一位とされた梁田政綱の出番もなくなるし
近年有力視されている今川陣営から丸見えの正面攻撃で本陣を突いたとする論拠となった
"信長公記"への信頼性も吹き飛んでしまう

「刺客」というキーワードでは
"人切り以蔵"こと岡田以蔵、"東洋のマタハリ"こと川島房子が例として挙げられ
刺客というものは利用されるだけ利用された後は非情な最期を遂げる
として小泉チルドレンの行く末を案じているが
「刺客」という言葉を使っているのは対立候補を立てられた候補者と
面白おかしく伝えるマスコミくらいじゃないのかなぁ

他にも「独裁」「安政の大獄」といったキーワードは出てくるが
ヒトラーや毛沢東、井伊直弼を引き合いに出しながらも
どうにも上っ面を撫でているような印象しか残らず
だからどうする、何をすべき、といったような提言らしきものも特に無い中で
いやぁ、困りましたねぇ・・・という結論を持ってこられてもこちらも困ります

まぁ、正月からカリカリするのが嫌なら見なきゃいいんですけどね

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December 08, 2005

12月8日という日

64年前のこの日にハワイ真珠湾への攻撃で日米の間に戦端が開かれた
来週には「男たちの大和」も劇場公開となり
戦後60年となる今年は太平洋戦争にまつわる話題に事欠かない
ともするとノスタルジー方向に行きがちな取り上げられ方になってしまうのだが
美化にならない程度に戦争というものを真摯に考えるきっかけであれば
それはそれでよいのだが(ry
なんてことを思っているミリオタの漏れが来ましたよ

ノスタルジーということで言えば、今日はジョン・レノンの命日でもある

自宅前で銃弾に倒れた日から25年
第一報を聞いたのは下北沢に住んでいた頃で
模型世界では有名な「サニー」という模型店で棚を物色している時に
店内に流れていたラジオから聞こえてきたものだった
「え"?!」
という衝撃を受け、結局買い物もせず家に帰り
ラジオをつけ、追悼プログラムを涙しながら聞きまくった記憶がある

小学校の頃に田舎の親戚のお兄ちゃんがビートルズのLPを聴いていたのを見ていたのが
最初のビートルズ体験だから、アルバム"LET IT BE"が発売された直後
最後も最後、オーラスのところでリアルタイムにかすって以来
ハードロックやプログレに気分は振れながらも洋楽のベースは
俺的にはやっぱりビートルズなんだよなぁ

ちなみに今日は我が家の結婚記念日だったりするのだが
嫁さんも熱烈なジョン信者だったりする

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November 27, 2005

想い出としての戦争

今日はBAKAC台湾大会の表彰式があり、順当な日記ネタとしては
その辺の内容になるはずだった
まぁ、それはイベントレポに譲るとして
昼食は魯肉飯で有名なレストランに案内された

人気店ということで店内は混み合っていたが、入店してすぐにテーブルが空き
一行は腰を落ち着けることが出来た
家族連れで昼食を楽しむ人々の中には観光客と思しき日本人の姿もあった
我々のテーブルの後には2つのテーブルを囲む80年配と見受けられる
20人弱の日本人の一団があった

御老輩の1/3ほどの方は旧軍の海軍帽を被っておられた
おそらく太平洋戦争中に台湾に駐屯していた海軍航空隊の方々であろう
話されている内容は聞こえてこなかったがすこぶる上機嫌の呈は感じられる
かつて明日をも知れぬ若き日に過ごした地を懐かしむツアーなのだろう

しかし、旧軍の海軍帽を誇らしげに戴き歓談する姿は少なからず違和感を感じる
ニュースなどで時折り戦没者の慰霊に訪れた方々が旧軍の帽子を被り
花を捧げ黙祷する姿を目にすることも少なくないが、勿論そこには違和感などはない
命を散らした戦友に対する哀悼の気持ちと、かつて過ごした戦地を懐かしむ気持ち
微妙な温度差はやはり周囲にも伝わってくる

靖国神社の屋台のテーブルを囲んで、ということであればある程度納得も出来るが
親日的な国とはいえ、少なからず異国である日本の軍靴が国土を往来し
寸土を削るような地上戦は無かったものの空襲もあれば徴兵も行われた国である
配慮というものはやはりあってしかるべきであろう

気にし過ぎと言われるかもしれないが・・・

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August 06, 2005

朝まで生テレビ!元帝国軍人が戦争の全てを語る!

戦後60年という節目、また中韓との戦後処理問題が燻る昨今の情勢もあるのかもしれないが
このところ太平洋戦争に関する番組をよく目にする
昨日も広島の原爆にまつわる特番がTBSで放映されていた

しかし、どの番組を見ていても何となく違和感が残る
日本人は東京大空襲や広島・長崎への原爆投下といった惨禍に対する思いがあり
アメリカ人には宣戦布告無き開戦となったパールハーバー
人命をも兵器とする特攻への嫌悪があり
中国人、韓国人には祖国を軍靴で踏みにじられたことに対する怨嗟の思いがある

総花的に構成できるほど先の戦争は単純なものではなかろう
それでも当事各国の言い分も含め真摯に検証する姿勢というものは少なくとも見せて欲しい
戦争は悲惨なことで戦争はいけないことなんだという点を
感傷的に訴える番組があっても勿論良いとは思うが、果たしてそれだけでいいんだろうか?
只でさえ歴史感覚に鈍感な日本人に対しマスメディアは
様々な視点で検証された太平洋戦争観を提示すべきであろう

そして、そんな番組のひとつとして「朝まで生テレビ!」では先の大戦に従軍した
陸海軍将兵を招き、太平洋戦争とは何だったのか、というテーマを論じていた
パネラーには10人の元旧軍将兵の他に
元防衛庁職員だった大学助教授、新聞記者、作家の肩書きを持つタレント諸氏が並んでいた
議論の展開はある程度予想できてはいたが
全般を通じて何とも言えぬ遣る瀬無い思いしか残らなかった

 何故勝ち目のない戦いに日本は突き進んで行ったのか?
 明らかに間違いだと思われる上官の命令に何故唯々諾々と従ったのか?
 戦争責任というものをどう考えるか?
 あなたたちが唱える愛国心とはどういうものなのか?

従軍体験と戦争への思いを語るかつての将兵に投げられる発言は弾劾としか思えない
まるで元旧軍将兵に
「我々が戦った戦争は過ちだった。我々は戦争で被害を被った全ての人達に謝罪する。」
とでも言わせたいかのような論旨には嫌悪感すら感じる
特に某タレント氏の言動には自分の論旨を押し付けようとする嫌らしさしか感じられなかった

同番組に声の大きい者勝ち、発言回数の多い者勝ち的な傾向が見られることは
重々承知だが、今回はあまりにも酷すぎる
皇国史観を踏まえた教育、世代的なギャップも含め、価値観の異なる者に対し
理解しようとする姿勢もなくディベートのように己の価値観に相手を屈服させようとする姿勢は
大陸に進出し彼の地の民を服従させる為に身勝手な正義という美名に蛮行を揮ったとされる
一部旧軍の行為と何等変わるところはない

本人がそんな事には全く気付いていないであろうということの方が
視聴する者としては恐ろしさを感じる
元旧軍将兵氏らが憂う戦後の自己中心的な若者というのはアンタのような奴のことだよ

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May 30, 2005

75年戦争の兵士たち

フィリピンのミンダナオ島に帰国を切望する旧日本軍の兵士がいるらしい
という報は先週末の報道を賑わせたニュースであった
その後、在比日本大使館員が派遣されたが該当者との接触は出来ず
その真偽に関しても定かではないというのが現在の状況らしい

我が国の首相は大層な驚きをもって第一報に接したとのことだが
戦後60年を経過したとは言え
帰国を果たし得ていない旧日本軍の兵士が存在するということは
そんなに意外なことなんだろうか?

ビルマの竪琴では戦没者を慰霊するために
僧侶となった水島上等兵はひとりビルマの地に残った
フィクションを例にするのはどうかとも思うが
第二次大戦後の東南アジアでの独立運動に身を投じた旧日本軍兵士も現実にいたと聞く
南太平洋の無数の島々に展開していた日本軍が連合軍の反攻を受け
完全に生存者を撤収出来たとは思えないし
全ての邦人が戦後の引き揚げで帰国出来たとも思えない
旧陸軍の指令に基づき派兵された部隊、人員の情報に関しては
ある程度の追跡も可能かもしれないが
乗艦していた艦船が沈められ
地図にも載っていないような島に漂着した旧海軍将兵がいたとしても
その消息は誰も知りようが無い

世界、外界と隔絶された世界に起居する旧軍将兵は
戦後何十年経とうがお国のために軍務を継続する
彼らにとっては1931年の満州事変に端を発した戦争は未だに終わっていないのだろう
我々が全ての事象を知っているなどと考えるのは傲慢だし
2005年の世界の常識では図れない世界も世の中にはあるだろう

作為の別とは関係なしに今回の件が仮に誤報だったとしても
帰国を望みながら果たし得ていない人たちは
我々の知らないところで今も戦い続けているのではなかろうか
いや、それ以前に
今もなお迎える者も無い異国の山野や海の底には多くの人たちが眠っている

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April 23, 2005

呉市海事歴史科学館オープン

かつて軍港・工廠を有す海軍の重要拠点であった広島呉市に
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)が開館した
1/10スケールの大和の展示をはじめ、回天、海龍、零戦62型といった
太平洋戦争末期に用いられた帝国海軍ゆかりの展示が収蔵されているという
中国、韓国との関係悪化が懸念される今のタイミングを考えると
模型趣味者的には非常に興味はあるのだが感情的には微妙ではある

大和ミュージアム開館にあたり呉市長の言では
「明治以降の日本の近代化の歴史そのものである呉の歴史と
 その近代化の礎となった各種の科学技術を紹介し
 我が国の歴史と平和の大切さ,科学技術のすばらしさを認識していただく博物館」
「戦後60周年,日本海海戦100周年の節目の年にオープンできますことは
 大変意義深いこと」だとのこと

実際に訪れていないところで憶測の話もいかがとは思うが
「戦艦大和は当時世界最大・最強の戦艦でした」的な記念碑的な展示内容なのだとすると
それはちょっと違うんではなかろうか
何故世界最大最強の戦艦であったはずの大和が沈んだのか
何故世界的な名戦闘機ゼロ戦が懐に爆弾を抱き連合軍の艦船を目指して
飛び立たなければならなかったのか
何故人間魚雷という他国には例の無い兵器が必要とされたのか
何故これらの兵器を必要とする戦争を引き起こしたのか・・・
そうした疑問に回答が用意されているのだろうか

「戦後60周年」というフレーズもよく耳にするが、これも
「敗戦60年」であるという本質が曖昧にされ、他人事のように聞こえて強い違和感を感じる
以前、街頭インタビューの結果として最近の若者は
 かつて日本がアメリカと戦争をしたことを知らない
 かつて日本が空襲で焼け野原となり戦争に敗れたことを知らない
 第二次世界大戦の戦勝国はアメリカ・日本・ドイツだと思っていた
といったことが戦後日本の復興と経済繁栄を示すエピソードとして語られたことがあった
たかだか5,60年ほど前に自分の住んでいる国に何があったのか知らないというのは
憂うべきことではあっても喜ぶべきことではない

綺麗事を言うつもりもないし中韓の過剰な反日教育には辟易たる思いではあるが
歴史歪曲以前の歴史認識の欠如というのもどうかと思う
これでアジア各国と仲良くやっていこうという方が無理というものだろう

呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)

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April 10, 2005

反日デモ1万人集結

韓国、中国での反日行動が激化している
北京の日本大使館前では3000人規模のデモが行われ
広州、深圳でも3000人を越える反日行動が行われているらしい
上海では軽傷とのことだが邦人留学生が被害を受けた
中国当局は反日デモ参加者に対し冷静さと分別を求めているという
中国外務省のエライ人は北京での大規模な反日行動について
「歴史問題における最近の誤った日本の態度と行為に不満を抱いている
 北京の人々が自発的に行ったデモだった」
というコメントを発したという

冷静さと分別ねぇ・・・
戦車を投入して天安門の民衆運動を踏み潰した当局の対応とは思えんなぁ
要は黙認、或いは消極的警備ということでしょう

日本の外務省は陳謝と賠償を要求したそうだが・・・
ぬるいんじゃないっすかねぇ
学校で反日教育を行い、領海を原潜で侵犯する
製品のボイコットを唱え国旗を燃やし大使館に投石する群集に対し
明確な対処を行わない政府に、何かある毎に「遺憾の意を表す」でいいんですかね
もしデモに巻き込まれて邦人が命を落とすというような事態になっても
「遺憾の意」を表して「謝罪と賠償」を求めるということなんでしょうね
相手国当局は
「デモへの警戒は呼びかけており不用意にデモに接した邦人の行動に責任がある」
ということで正式な謝罪なんてしないんでしょうなぁ

戦争被害に対する謝罪と賠償を要求汁!
って言うんなら謝罪と賠償して対等の立場に立てよ、日本国
一国に謝罪と賠償すると他国にも膨大な賠償をしなければならない
という事情もあるかもしれないが
じゃぁ、いつまで現状の吹っかけられ外交をするつもりなんだよ、日本国
賠償費用が無いと言うのなら円借款で貸与している融資金を全て引き揚げて
援助の必要の無い大国様への経済援助も停止しろよ
そんときゃ戦後処理の段階で行った賠償も試算に入れとけよ
竹島、尖閣、北方4島に代表される国境線の確定にしても
当事国同士で解決出来ないんなら国際司法裁判所に提訴して全部明確化しろよ

「遺憾の意」なんて何度表されたって相手は屁とも思っちゃいない
それどころか「遺憾の意」が繰り返されれば何をやったって日本は何も出来ない
と嵩にかかってくるだけじゃないんすか?
国際協調結構、国家間の友好関係結構
でもそれって相思相愛でなきゃ無理ってもんでしょう

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April 07, 2005

昭和20年4月7日

60年前の今日は太平洋戦争で巨艦大和がその短い生涯を終えた日として報じられている
年末には角川春樹氏の久し振りの映画復帰作(?)
「男たちの大和/YAMATO」が東映系で公開される
敗色濃厚という言葉すら陳腐と思える大戦の終局で
母港に係留されたまま空襲で没するくらいなら最後の死に花を咲かせてやりたい
というおおよそ戦略・戦術とはかけ離れた感情論的判断から実施された菊水一号作戦は
浪花節的感情からすれば悲劇のドラマではある

しかし「大和沖縄特攻」「戦艦大和の最期」といった言葉から連想されるのは
武勲艦「雪風」の名くらいのもので
大和と共に出撃し帰ることのなかった
「矢矧」「磯風」「濱風」「霞」「朝霜」の名に思いを馳せる人は少ない
まして同時に行われた第一次航空総攻撃で散った
230機の特攻機に思いを馳せる人はいるのだろうか

個人的な思いとしては悲劇に酔う的な感覚はどうも嫌だ

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January 20, 2005

新旧国盗り物語

正月10時間ドラマの感想は以前記したが
先日ヤフオクでNHK大河の国盗り物語総集編ビデオが出品されているのを見かけ
勢いで落札し、約3時間の前後編を一気に見た
さすがに30年前のドラマだけに今の目で見ると難が無いではない
とは言ってもやはりNHK大河
実に豪華なキャスティングでそれぞれがかなりのはまり役

平幹二郎:斎藤道三 高橋英樹:織田信長 近藤正臣:明智光秀 といった
メインどころも良いが、火野正平の秀吉、宍戸錠の権六勝家、伊丹十三の義昭、
林隆三の雑賀孫一というのがかなり良い
若き日の松坂慶子も濃姫役で、杉良太郎が浅井長政役で出演していたりと
なかなか豪勢ではある

しかし、改めて見比べてみるとよく似てるんだなぁ、両作品
10時間ドラマを作る時にビデオ見て予習したんじゃないか?
と思うくらいよく似ている
そういう意味では原作通りということなんだろうか

高橋信長のポイントが高いので脳内新旧対決は・・・旧作の勝ち

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January 02, 2005

国盗り物語

うぅ~ん、10時間でも足りないのかなぁ・・・
何かもうひとつ食い足りない感じがする

かつてNHK大河では1年間かけて描いたドラマだけに
濃密に描こうとすると大河コースでもなければ
道三~信長~光秀という3人を描くのは難しいのかもしれない
そう考えるとしょうがないのか、やっぱり

渡部篤郎の光秀が予想以上にはまっていたように思えたのが儲けモノ
強くありたいと念じながらも脆さが見え隠れする
陰方向の繊細さのような雰囲気を漂よわせる暗く哀しい目がなかなか良ろしい

伊藤信長はやっぱり辛いなぁ
見た感じは結構雰囲気かな・・・とも思ったけど
敦盛を舞う姿はやっぱり美しくあって欲しい
ていうか、迫力(貫禄?)不足で英傑のオーラが感じられない
光秀を打擲していても無理が見えてしまうんだねぇ

贔屓の引き倒しのようにも見えるが
俺的にはかなり前に柴田恭平が秀吉を演じた「太閤記」で信長を演じた
松方弘樹の姿が今でも記憶に深く染み込んでいるためか
他の役者さんでは色褪せて見えるのかもしれませんなぁ

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December 28, 2004

イヌと呼ばれた男

帰国し、冬休みの宿題を始める前にまったりしながら
年末の番組をだら~と見る

基本的に歴史ヲタクでもある俺的には
草なぎ君演じる徳川綱吉のドラマに興味があり
とりあえず9時にチャンネルを合わせ見始めた・・・

今に伝わる歴史というものは勝者が作り上げた歴史であり
敗者・弱者の側面というのは伝えられておらず、
第一級の資料とされるものであっても、
それが100%の真実を伝えているものではない
という井沢元彦の言のような意識を強く持っている俺的には
いわゆる歴史書の類を丸呑みにするつもりはない

丸呑みするつもりはないんだけど
それでも見ていていくらなんでも・・・な何とも消化不良のような気分で
結局途中でチャンネルを変えてしまった

草なぎ君のドラマは割りと好きだし娯楽として見れば良かったんだろうけど
悪の大老・堀田正俊の傀儡として祀り上げられた世間知らずの将軍様、というのは
徹底した信賞必罰による綱紀粛正を行い文治政治を基に天和の治を成した
少なくとも初期に関しては有能であったと言われる将軍像とは
あまりにもかけ離れているような気がする

生類憐みの令という悪法を定めた暗愚な将軍という一般的なイメージに対し
「いや、彼は『いい人』なんです
『いい人』過ぎて他人からは理解されない可哀相な人なんです」
と、捻じ曲がった方向に暴走しているようにしか見えないんだよなぁ

草なぎ君のドラマだから彼の色に綱吉を合わせました
草なぎ君のドラマは視聴率が取れるからそれでいいんです
というような制作側の空気が強く見えてしまうのはやっぱり興醒め

もしかしたら俺がチャンネルを変えた後に単なる『いい人』ではない
草なぎ綱吉が見れたのかもしれないが・・・どうなんだろう???

さて、新年のお楽しみはTXの10時間ドラマ『国盗り物語』
伊藤信長にはちょっと疑問はあるものの
北大路道三、渡部光秀というあたりは結構キャスティング的にも
俺好みなんだけどドラマの方は期待して・・・いいんだよね?

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