November 01, 2013

【12/10 川口名人となみぞうさんの年忘れ大生誕祭(仮)】

来月12/10はカワグチの誕生日な訳ですが、
折々でお仕事でご一緒させていただいている
スタイルキューブの"なみぞう"さんこと原田奈美さんも
同じ誕生日ということで、何か面白いことやりたいですね…
と以前より話していたのですが、
時期的に忘年会的な気分も込み込みで
オフ会ノリなイベントにしちゃいましょう!ということで
新宿ロフトプラスワンでイベントすることになりました。

詳細はいろいろ企み中ですが
基本的にはカワグチとなみぞうさんの○十年を振り返ってみたり、
なんとなくプラモ作ってみたり、
参加者な人にムチャ振りしてみたり…
というような感じになるのではないかと。

昨晩のSNSでの召集令はとりあえずの前振りということで
「ぜってぇ来いよ!」というものではないのでご安心いただきつつ
忘年会なども始まりそうな12月の平日の夜に
お時間のある方は予定空けといてもらえるとありがたいかなぁ…などと。

直接・間接のご面識問わず、普段オンラインでしかご縁のない方同士で
リアルでご挨拶という目的でも構いません。
今年の忘年会の討ち入り気分でのご参加もオケーということで
参加資格は特にナシ。

具体的なことが決まってきましたら折々にご案内させていただきますが
とりあえず決まってるのは…

場所:新宿・ロフトプラスワン
日時:2013年12月10日(火曜)
   18:00開場/19:00開始
   22:00終了

という予定でござる。

| | TrackBack (0)

September 19, 2013

MS-06C改 ~ザクⅡオデッサ鉱山基地仕様~

俺呼称『ミズオザク』。
前日記でも触れたがビッグコミック スピリッツで連載されている
『プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-』の劇中で
主人公のミズオが作っているいわゆる"オラザク"なのだが、
実際に作ることにした。

Mizuo001
という訳で、早速ベースキットとなる
MG F型ザクver.2.0を確保、
コミックスの流れを踏まえ製作に入ることになる。

ただ、劇中で描かれているシーン
だけではもちろん足りないところもあり
完成させられるための情報が揃っている訳ではない。
(実際まだ劇中でも完成してないし…)
実際に使用するツールや
製作に際しての癖などは
ミズオとカワグチではかなり異なる。
ということで、
あくまでもコミックスの描写を参考に
ミズオが目指すMS-06C改を
カワグチ流で作る、ということになる。

実際には様々な作業を行っていくことになるのだが
とりあえず大きなポイントとなるであろう点(見せ場)は
■スパイク無しの左肩ショルダーアーマーの加工
■縦ロールが追加されたモノアイと頭部外装の加工
■S型準拠とされるランドセルの加工
■宇宙空間仕様型の地上配備に伴うアレンジ
■マシンガンの新造

ということになろうか。

とうことで、実際にはSNS上でオンタイムで進行している作業をおまとめして
ブログでは紹介するので、以下の画像詳細に関しては
元画像を参照いただくと良いかもしれない。

【左肩ショルダーアーマーの加工】

Mizuo002
劇中ではスパイク跡をノギスで測るシーンがあるが、確かに10mm。
径を合わせた円盤をプラ板から切り出し貼る訳だが
劇中のミズオザクには蓋の周りに縁があるので、ここは俺解釈で追加加工する。

0.5mmプラ板上でテンプレートの11mm径の円をケガキ針で描き
カッターで切り出しヤスリで整形して円盤を作る。
スパイク跡になるアーマーの開口部の周囲をヤスリで軽くやすり、
接着面となる平面を出し、円盤を溶剤系接着剤でしっかり接着する。

僅かな縁を残して内ぐりするので接着剤が完全硬化し
プラ板とパーツが同化するまで1日ほど放置。

元画像1元画像2

Mizuo003
翌日、蓋がパーツと同化したところで(多分)
センターにドリル刃で3mm位の穴を開け、デザインナイフで穴を広げていく。
ある程度広がったところでリーマーで更に穴を広げ、
縁の部分を僅かに残すところまで慎重に開口していく。
力を入れすぎると縁が割れてしまうので最後は超慎重に。

縁の整形には800番くらいの紙やすりでこれまた慎重に行うが、
リーマーをお持ちでない方は縁に近いところまでデザインナイフで穴を広げ
240番くらいの粗い紙やすりで内ぐりして最後に前述のように整形する、
という方法でも可。

ミズオザクのディティールはRGザクのそれに準拠しているようなので
アーマー外周の縁と若干のスジ彫りが必要になるので
劇中では描かれていないがその辺りも加工しておこう。

アーマー表面へのスジ彫りはアーマー外周辺に平行なラインが4本入る。
平行を出すために任意の幅で切り出したプラ板をガイドに
アーマーとプラ板がズレないよう気をつけながらアタリのラインを引く。

平行に引けているのが確認できたらスジ彫りを入れる訳だが、
5枚重ねで厚みを出したマスキングテープから幅2mmくらいの帯を切り出し
アーマー上のアタリのラインに沿って貼る。
細切りテープは曲面へも確実にフィットし、
多少の曲線であればしっかりラインを出すことが出来る。
貼り重ね厚みを出したのはカッターでラインを引く時のガイドとして
確実性を高めるため…ということです。

アーマーの縁に関しては、カワグチ的には補強目的に別材が重ねて貼られている、
という解釈なので、スジ彫りではなくプラ板を使い段差を出すことにした。

縁の位置決めをするために先ほどのプラ板をあてるのと同じ効果を求め
プラ材でラインを引くための治具を作り外縁端から3.5mm、4mmの位置で線を引く。

0.3mmプラ板から1mm弱幅の帯を切り出し指先で軽くしごいてカールさせ
曲面に馴染みやすくし、3.5mm線に沿って少しづつ接着剤で貼り押さえ固着させる。

1mm幅に切った0.3mmプラ板を均等になるようアーマーから実測した長さでカットし
台形に切り出したプラ板をアーマー上のプラ線に合わせ貼っていく。
アタリ線を4mmで引いたのはクロスする箇所の台形の上辺の位置決めをし、
辺上の台形のセンターを横切るラインであれば位置決めも出来るという判断から。

プラ板の貼り合わせで縁のラインを作っているので表面は平滑ではないが
ラインをきれいに出したいということで多少手間がかかるが今回このような方法を採った。

元画像3元画像4

Mizuo004
縁を形成するプラ板が接着剤により完全に固着したあと、瞬間硬化パテを練り
プラ板のラインから外周方向に盛っていく。

パテが硬化したらカッターで大まかな形を削り出し、紙やすりで整形する。
瞬間硬化パテは切削面上に細かい気泡が残るのでサーフェイサーを吹きつけ気泡を埋める。

元画像5元画像6

Mizuo005
基本作業が終わるとこんな感じ。


Mizuo006
肩アーマーの基本的な作業が終わったところで蓋を作る。
劇中ではディバイダーでプラ板に円をけがき、サークルカッターでカットするらしいが
(実際の作業はイエナの絡みで描かれていなかったりするw)
ディバイダーの場合中心に針跡が残るのがなんとなく嫌だったので
縁を作った時と同様にテンプレートとケガキ針を使って円盤を切り出した。
よく考えてみると蓋のセンターは加工するので跡も何も関係ないのだが…。
使用したプラ板は1mmと0.5mmの貼り合わせたもの。

円盤の外周を整形し、アーマーの開口部に収まるかどうか確認しながら調整する。
蓋の表面は軽くアールが付き曲面になっているので外形を粗目のヤスリで削り出す。
その後、卓面に両面テープで円盤を固定し、600番くらいの紙やすりで整形する。
この時に均一な曲面に整形するため、指の腹の弾力を使って
軽くやすりながら全体形を整えていく。

蓋表面の整形が終了した後、両面テープで固定されたままの状態で
再度テンプレートをあててセンターを決め中心線を引きカッターでアタリを引く。

蓋面上の線は劇中ではスジ彫りのように見えるカットもあるが
ある程度の幅を持った段落ち面のように見えるカットもある。
ここではやや幅のあるスジ彫りと解釈し、カッターで引いたアタリ線に沿って
レザーソーで軽く溝を切っていった。
溝の深さと溝の形を整えるため、目立てヤスリで整形し、
800番くらいの紙やすりで全体を再度整形し、アーマー開口部にあてる。

納まりに問題が無いようであれば溶剤系流し込み用接着剤で固定する。

元画像7元画像8

Mizuo007
ということで、左肩ショルダーアーマーの加工は終了。


現状、作業としてはここまでということで、ミズオには全然追いついていないが
ここはまぁ、基本に忠実に(愚直に?)作業段取りを考えながら
あくまでもカワグチ流で作っていきたいと思う訳です。

目標としては11月に秋葉で行われるガンプラEXPOで昨年同様に
ガンプラ製作実演を行うことになると思うので、
その時に完成させる…というのが美しいかなw

その近辺で単行本の3巻も多分出ると思うし。

| | Comments (5) | TrackBack (0)

September 12, 2013

ミズオザクをコミックスを見ながら実際に作ってみよう企画

ビッグコミック スピリッツで連載されている
『プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-』
のコミックス2巻が先月末に出た。

編集の方々や作者さんたちとお会いする機会などもあり
連載スタート時よりご縁浅からぬ作品ということで見守っていたりする。

どんなお話しなのかは下記小学館さんとこのURLから飛んでいただき
ご確認いただければとは思うのだが、
先日Twitter上で、本編中で描かれている主人公ミズオが作っている
MGザクの改造機を劇中のレシピで作れるんだろうか…
と呟いたところ、「無理!」というリプをいただいた。

ドラマを追いながらプラモ製作レシピを上げていくというのは
人によっては中途半端感を感じるのかもしれない。
それでも、カワグチ的にはこのコミックスに
かつてのコミックボンボンの記事ページを見ているような既視感を感じていたりする。
伝説となっている腕時計のバンドを使ったパーフェクトガンダムなどは
多くの読者が夢にみながら「無理!」と思ったんではなかろうか。
初めて見聞きするツールやマテリアルに戸惑いながら
いつかは作ってみたいという憧れがあったのではなかろうか。

確かにボンボンの記事は実際に製作された作例の解説ということで
説得力ありまくり、というのがミズオザクとの決定的な違いなのだが
ポイントになるところはコミックスの描写に可能な限り倣い
レシピをベースに自分流のアプローチも込み込みで臨めば
「全く無理!」ということはさすがに無いだろう。

ということで、改めて
『プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-』のミズオザクを
コミックスを見ながら実際に作ってみよう企画
を個人的にやってみようと思う。

合コンで知り合ったお嬢ちゃんが家に転がり込んでくる
というようなハプニングを望んでいる訳ではないし、
ミズオほどの情熱を持ち合わせている訳ではないのだが
作るきっかけ(ネタ?)としては面白い題材だとは感じている。
模型の国の「妄想力」の楽しさ、大事さを普段から口にしている身としては
ミズオの妄想をただの妄想で終わらせるのはもったいないと思うし
模型の国の住人さんであれば100%とは言わないまでも
ミズオの妄想を我が事に置き換えて楽しんでいただける余地はあると思う。

もっとも、ミズオが完成させてくれないとこのネタは未完で終わってしまう訳だが
塗色も含めた完成形のイメージはコミックス1巻の表紙にあったりするので
そのあたりのイメージも踏まえながら、とりあえずはこれから始めて
現状に追いつければ…というのが最初のステップだと思っていたりする。

さて、まずはMG ザクF型 ver.2.0を買って来るところから…だなw


プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-/小学館

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 29, 2013

【告知】 この夏一番長い日

今日ではなく明日8/30なんですけどね。

東海エリア限定になるんですが
明日の朝ZIP-FMの"Morning Charge"という番組に
電話出演させていただくことになってるんですよ。
数分ですけどw

で、7:30までに出社してフロアで待機、
先方から回線確認の電話をいただいた後に本番という次第。
時間的には朝7:45~
ということになってたりします。

その後、通常通りの業務が始まった後に
土日のキャラホビに備えて幕張メッセに行き
ブース設営に加わり飾り付け。

ブース飾り付け終了後に初日のビルドファイターズステージのリハ。
メインステージのリハ順的には一番最後ということで
スタートは20時以降に始まるらしく
終了後は近隣のホテル泊ということになってる訳です。

文字通り朝から晩までコースな訳ですが
作りモノ仕事をしてる時はもっと時間を要している訳ですが
心構えと自分のペースが全く別モノなので
なんとなく決戦前夜な気分ではあったりしますw

で、キャラホビでは8/31の午前中にビルドファイターズステージに
ちょぴっとではありますが登壇させていただき、
翌9/1は午後からキャラホビ主催ブース「リアルロボット博物館」で
クリエイターズトークサミットというトークライブで
MC的な役割を仰せつかっていたりする訳です。

世間的には夏休み最終イベントということで
気持ち的には夏の総決算な感じだったりします。

ZIP-FM Morning Charge
キャラホビ2013 C3×HOBBY

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 17, 2013

GBWC2012 優勝作品評

海外版GUNDAM.INFOで昨年のGBWCで世界チャンピオンとなった
オープン、ジュニア部門の作品に対するコメントをアップロードしていただいた。

日本語版インフォではフォローしていないので
勝手に原文を載せてみたりなど・・・

【ジュニア部門】

インドネシア

20130417a
20130417b
機体を大きく見せる特徴的な翼や隈取を連想させる配色により
"カブキ"というタイトルが上手く表現されています。

単純な塗り分けに終わらず、
アクセントとなるワンポイントの赤やマーキングとの組み合わせのバランスは
作者のセンスの高さが感じられます。

ベースに関しては、MS本体と似たテイストで仕上げられていますが、
MS本体をより際立たせる効果を狙うのであれば
歌舞伎に対する知識にもよりますが、
"舞台"をイメージさせる配色、意匠などを盛り込み
MS本体とは異なるテイストでまとめると良いかもしれません。

【オープン部門】

香港

20130417c
20130417d
MSの機能拡大をイメージしながら様々なパーツを付けてMA化的な造形表現を行う、
というアプローチはコンテストでは時折見られる題材です。

今回優勝した作品はMS本体を埋め尽くす個々の装備の
工作精度の高さと緻密な塗装を評価しました。

このようなテーマで作られる作品の中には
ボリュームと見栄えの雰囲気を優先したものも少なくありませんが
仕上がりの粗さが目に付くものが多いという面もあり、
ガンダム世界のイメージとはかけ離れた作品も時折目にします。

また、素材としてリゼルを用いている点も評価しました。
宇宙世紀というガンダムの世界で、リゼルであれば、
このような装備が検討されたかもしれない、
と感じさせる設定的な説得力も
見る者へのアピールとしては有効だと思われます。

ということで、GBWCは今年も開催される。

海外版インフォ該当ページ
■英文版
 http://en.gundam.info/topics/white/21501?region=all&cat
■中文版(簡体)
 http://cn.gundam.info/topics/white/21500?region=all&cat
■中文版(繁体・香港)
 http://hk.gundam.info/topics/white/21498?region=all&cat
■中文版(繁体・台湾)
 http://tw.gundam.info/topics/white/21499?region=all&cat

| | TrackBack (0)

January 21, 2013

SNSに寄せられる商品化リクエストにコメントしない訳

Twitterやfacebook等で時折商品化のリクエストを受ける。
その際には「申し訳ないけれどコメントは出来ません」と回答している。
「そういう紋切り型の回答はどうよ?」と、周りから言われることもあるのだが、
伝言ゲーム的に伝わっていく情報はキーワードが独り歩きすることが往々にしてある。

例えば、
「○○を商品化してください」というメッセージに対し
「商品化したいですね。」「検討します。」と回答すると
カワグチは○○の商品化に前向きらしい、○○が企画検討されているらしい。
→○○が商品化されるらしい。
→○○商品化!
という具合に本人が預かり知らぬうちに約束したことになっている場合がある。

ホビーショーなどのイベントも同様で
直接聞いた本人以外の周りで聞いている人たちを介して
キーワードが独り歩きを始めることがある。
特にそのような場合の伝聞は言ったことの履歴が残らないだけに
予想外の変化を見せることがある。

「□□の商品化の予定は今のところありません。」と言ったことが
「□□の商品化」という言葉だけが印象に残り、そこに聞き手の願望が加わり
商品化が予定されているらしい…という真逆の話になってしまうことすらある。

それで嘘つき認定されるのも困ってしまうし
振り回されてしまうお客様にも不利益しか残らない。

そんな経験も過去あったりするので、
SNSで聞かれたことへの回答は
申し訳ないが、絶対に誤変換が生じないぶっきらぼうなものになってしまうのである。

ということで、告知としての発信を除き、先々の商品化の予定等に関しては
その時点で公表されている以上の情報はカワグチからは出てこない、
ということでご了承くださいませ。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

October 09, 2012

地球深部探査船「ちきゅう」その後

10/3に手元に成型品一式(テストショット)が着荷して以来
会社から帰ってからひたすら作り
この3連休でひたすら作った「ちきゅう」

本日無事納品となりました。

普段から接している他社さんの1/700艦船模型とは全く異なるキット内容は
作っていて実に新鮮であり、最後に特徴的なデリックを取り付ける時は
戦艦の艦橋を取り付ける時のような高揚感がありました。

「ちきゅう」に関する資料も手元には十分でない中
開発担当氏から渡された写真資料と
JAMSTECのサイトに上げられている画像から
各部の機能を確認し、状態を推測するという
リサーチ的なことも行いながら作っていくというのは
久しぶりに資料首っ引きで作る面白さを実感した気分です。
(資料に振り回される辛さでは決してなく)

公試運転の時は甲板上のリノリウム色は緑ではなく茶だったのか…
デリック・デッキ側面のJAMSTECのロゴは最近付けられたものらしい…
甲板上に積み上げられたドリルパイプは結構サビてるっぽい…
そんな些細な発見を知ること、形にしていくことというのは
実に模型趣味を反映したお楽しみなのではないかと思う。

20121009

とりあえず今回、予備と合わせて2セット支給され
結局1セット丸々手元に残っているので
そうした些細な発見を反映させながらもう一度じっくり作ってみたい気分ではある。


前方からの画像と製作途中のメモ的画像
JAMSTEC公式サイト

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 05, 2012

カワグチ流ガンプラとの付き合い方~ガンプラに於ける「リアル」~

来週の全日本模型ホビーショーで小一時間ほどガンプラ話しをする訳だが
組合のサイトの方にタイムテーブルが上がった。

著名人トークショーということで登壇する訳だが
カワグチが著名人であるか否かはこの際置いておくとして
土曜の10時から…という、ちょっと微妙な時間だったりする。

東京西部にお住まいの方は東京横断コースですからねぇ<幕張
近年、新製品の出品にのみ関心を持たれているという方も多いので
果たしてどれくらいの方がオサーンの話しに興味を持たれるのか
これまた微妙な感じではありますが…。

で、どんな話しをするかと言うと

 ■なんでプラモデルを作るの?(フィギュアじゃダメなんですか?)
 ■ガンプラの楽しみ方に「正解」はない
 ■ガンダムって本当にリアルなんですか?
 ■妄想を広げるとガンプラ製作は楽しくなる
 ■妄想を広げた実例からガンプラを模型的に楽しむ
 ■リアルという「記号」をガンプラで表現する方法
 ■「考える」というプロセスが模型の醍醐味

というような内容をコンパクトに丸めて45分でお話しする訳です。

今まで講演であるとか、
BHCでのお話しであるとか、
プロショップの講習であるとか、
いろんな所でお話ししてきたことをまとめたようなものなので
「それ聞いたし…」というような話しも含まれる訳だが
その辺りは割り引いて聞いていただけると有難い限り。

土曜の朝からお勉強的な話しをする訳で
お越しいただいた方をおいてきぼりにしてしまう可能性は大ではあるが
そのあたりはご容赦のほど…。

第52回 全日本模型ホビーショー

| | Comments (4) | TrackBack (0)

October 03, 2012

地球深部探査船「ちきゅう」

すっかりご無沙汰になってしまいました。
その間に世の中は色々慌しく動いている訳だが
気が付くと来週は幕張でホビーショーが開催されるという季節。

カワグチ的には今回のホビーショー用作りモノ仕事のひとつが
ブース展示用の「ちきゅう」な訳ですが、
本日成型品一式(T3)が届き、更に「連休明けまでに仕上げてチョ!」
という追加オーダーまでいただいた。

20121003a

純粋に作りたい…という気分で二つ返事で引き受けた訳だが
カロリー超高めであることは言うまでもない。
同時期に2つモビルスーツの作り物を抱えているということで
ロボ以外のものに逃避したい気持ちも無いではなかった…かな?

普段1/700艦船モデルも嗜んではいるのだが
いやぁ、でかいねぇ、四角いねぇ。

でっかいトラスを載せてる割に喫水下が意外に浅く感じられ
船体断面形の四角さは戦闘艦とも客船とも異なる不思議な感慨を受ける。
タンカーなどはこんな感じかもしれないが模型として作る機会はないからねぇ。

"しんかい"の時に「まぁ、おもちゃ屋にしては頑張ったんじゃね?」
的な評価をよく目にしたが、まぁ、殊更に「プラモデル作ってんだよ」
などと顔真っ赤にする気もサラサラ無い訳で、
楽しんで作っていただける方に手にとって戴くというのが本意な訳です。

それでも1/700スケールということで
他社さんの艦船模型と比較される方も少なくはないでしょう。
とりあえずパーツのディティールに関してはこんな感じ…と言うことで。

20121003b

東日本大震災後の海底調査やメタンハイドレードの試掘など
その特異な船型をニュース映像などでも目にする機会が増えてきた。
清水港での一般公開で間近でご覧になった方もいらっしゃるかもしれない。
東海道新幹線で移動中に停泊しているちきゅうをチラ見した、という方もいらっしゃる。

作り込み始めればキリが無い艦船模型の世界。
掘削に関わる配管やトラスへのディティールの追加など
その辺りは手にされた方の
思い入れと気力とスキルに合わせて料理していただければ幸いかと。

20121003c

まずはハイエンドな物と言うよりは、
誰もが及第点を付けていただけるようなキットに仕上がってくれれば
開発担当者も本望なのではないかと思う次第です。

とりあえずは納期に間に合わせるのが優先だけど
時間に余裕のある時(何時よ?)にじっくり作りたいと
個人的には思う訳です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 29, 2012

夏のイベント2012(やや告知 兼 備忘録)

週が開けると世の中的には7月になっていて
今年も半分が終わっている頃合いになるのだが
"夏休み"は基本的にイベント月間でもあり、
この週末は幕張メッセで次世代WHFが行われ
カワグチ的にも出展社章をぶら下げて参加することになる。

次世代WHFを皮切りに同僚諸氏の多くは
コロコロさんのイベントやダンボール戦機のイベント対応で
キャラバンの様相を呈する訳だが
カワグチ的にはGBWC2012の各国大会への参加が始まる。

翻訳サイトを通じてこのブログをご覧になる海外モデラーさんもいらっしゃるので
確定しているイベントを記しておくと…

■GBWC上海:7/11~14
■GBWC台湾:7/19~21
■GBWC韓国:7/21~23
■GBWC香港:7/28~7/31
■GBWC北京:7/31~8/3

ちなみに上記日程はカワグチの出張旅程であり
GBWC各国大会が開催されるEXPO等のイベントの期間ではありません。

1ヶ月に5エリアというのは俺的には記録的ではあるのだが
台湾~韓国、香港~北京はそれぞれ直接移動なので或る意味楽かもしれない。
都度都度帰国して出直すのは案外しんどい訳で…。

海外に出かけると日本食が恋しくなるという方もいらっしゃるが
カワグチ的には3食中華だろうが、全編パン食だろうが
食事事情に対しては全く気にならないタイプの食志向なので
こういう時はかなり便利だったりする。

基本的に日本語でしかコミュニケーションが出来ない、という障壁はあるが
各地イベント会場でお見かけの際にはお気軽にお声掛けいただければ幸いです。

8月はそれほどの密度はないが
先日締め切らせていただいたマーカーキャンペーンの塗装講座や
キャラホビなどのイベントもある訳で
とりあえずは身体が資本ということで夏場を乗り切ろう!

などと、梅雨も明けない今から心に誓う今日この頃ではあるのです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧