April 18, 2014

ガイペロン級多層航宙母艦ランベア 眼環付け終了

【プラモ作ればツミ消えるってマジっすか!?】

20140418a

あぁ~、終わった、終わった。穴ッぽこ開け全部終わった~。

  先輩、"アイボルト"開け作業終わったんスね。

多層空母の甲板4枚あるからさぁ、結構しんどいべ。

  この後、バルグレイで同じ作業するんスね。

……プチ達成感にひたってんのに、なんでそこで水差すようなこと言うかなぁ。

  でも、もう一回おんなじ作業するんスよね。

……そりゃ、ランベアに穴ッぽこ開けちゃったから
バルグレイにも開けなきゃバランスってもんがよぅ…。

  で、静岡HSまでに両方とも完成させるんスよね。

……桜えび食いたくね?桜えびのかき揚げ。

  えっ? 桜えび…っスか?

静岡ったら桜えびじゃん、美味いべ、桜えび。

  そうっスね~…桜えびもいいスけど、自分、鰻の方がいいス。

桜えびったらやっぱさ、駿河湾の恩恵って気がしねぇ?

  駿河湾っスか…生シラスも駿河湾の恵みっスね。

静岡の立ち食い蕎麦屋さぁ、かき揚げ天うどん頼むとするじゃん。

  あ、先輩、うどん派っすねwww

まぁな、ちっちぇ頃からうどんばっかりだったからな。
で、かき揚げ天うどん頼むとすんじゃんよ。

  えぇ。

普通はタマネギとかニンジンとか野菜ばっかじゃん。

  そうっスね。

静岡の立ち食い蕎麦屋のかき揚げ天、桜えび入ってんだよ。

  マジっすか!

それがさぁ、こないだ静岡駅の立ち食いでかき揚げ天うどん頼んだら
入ってねぇんだよ、桜えび。

  マジっすか!

桜えび天、別メニューになってやんの。マジかよ!
悔しいからさ、おにぎり一個追加しちゃったよwww www

  www www

www しゃけにぎり www

  www www

バルグレイの穴ッぽこも開けるかな…

  そうっスね。

ちょっとさぁ、飲み物買って来てくんね?

  いっスよ。

浅草駅の階段上がったとこ、ファミマあんじゃん、
朝のシフトのおねぇちゃんもういないと思うけど。
ポッカサッポロの"ゴールデンキウイ&レモン"な、頼むわ…。
あ、袋いらねぇからwww www

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April 16, 2014

海賊版と海賊盤

海賊版キットというと以前はキャストキットがほとんどで
自作原型を商品化許諾を得ることなく複製し販売するもの、
若しくは正規品をリキャストして販売するいわゆるコピー品が主だった。
インジェクションキットでも正規キットをならい金型を起こし成形した
コピーキットと呼ばれるものは以前からある。

それらコピーキットの多くは寸法精度が曖昧であるため
組み立てにくい、或いは組み立てられないというキットも少なくない。

近年では設計から金型、成形を独力で行った海賊版キットが増えてきている。
寸法管理も行われているため、クオリティも確かに上がってきている。
しかし、版権元より商品化許諾を得ずに生産販売を行っている訳だから
クオリティがいかに高くてもそれらは海賊版であることに変わりはない。

国内にいるとあまり目にする機会のないそれら海賊版キットだが
"ガンプラ"として海外で流通している種類、量は思いのほか多い。

海賊版と知らずにガンプラとして買っている人も勿論いる訳だが
海賊版であることを認識して買っている人も多いらしい。
彼らの言い分は、正規品は高いから安価な海賊版を買っている、
正規品には無いMSが商品化されているから買っている、
という2点にほぼ集約される。
ネットコミュニティの中には海賊版を積極的に応援するものすらあるという。

海賊版をありがたがるという嗜好は確かにあるかもしれない。
海賊盤レコードを手にしたことのある同年輩は少なくなかろう。
レコードの場合、海賊盤の多くは隠し録りしたライブ音源だったりする訳で
スタジオで作られたアルバムとは異なる、
ということから珍重する向きも確かにあった。
「パープル三期のベストはやっぱり"Live in London"だろぅ…」
なんてことを言って悦に入る、今でいう中二病的な小僧は数十年前からいた。

ただ、海賊版キットをありがたがるマインドというのは
海賊盤レコードをありがたがっていた中二病的小僧のマインドとは些か異なる。
どちらも非合法であることには変わらないので
どっちが良い悪いというような話ではなく目糞鼻糞であるのは間違いないのだが
海賊盤レコードの場合、そのバリューである演奏、アーティストは本物ではある。
海賊版キットの場合、どれほど高いクオリティで作られたものでも
商品化許諾を受けていない以上、それはガンプラではない。
海賊盤の例に当てはめるならば、
コピーバンドの演奏を「やっぱ本物最高!」と、ありがたがっているようなもので
見ようによっては甚だ滑稽とも言えるかもしれない。

詭弁っちゃぁ詭弁だけどねw

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March 20, 2014

初めましてな方にお薦めすべきもの

初めてガンプラを作る人にどのキットをお薦めすればよいのか…。
35年ほどの間にガンプラの種類は増殖を続け
ほとんどのガンプラが頻度は別として生産可能な状態に保たれている。
品揃えの良いお店でガンプラ棚の前に立つと
確かに模型の国新入生諸氏は何を買って良いのか判断に迷うことだろう。

カワグチ的には好きなMS、キャラクターがあるのであれば、
それにまつわるキットを手にしていただくのがベストとお答えしている。

世間的には安価でパーツの少ないキットをお薦めするべきという空気がある。
パーツを組み立てて完成させるプラモデルという商材の性質上
慣れない方にとってパーツが少なければ
確かに必要以上の労力を要することもなく完成には至る。
初めてガンプラを手にする人にとって高価なキットは手控えてしまうだろうし
ちゃんと完成しないかもしれないという危惧があれば
確かに安価なキットの方が手軽に感じられるかもしれない。

だが、完成した時の満足度という点ではどうだろうか。

とにかくひとつガンプラを作ってみて飾っておきたいという指向であれば
組み上がりのサイズ的には1/144<1/100<1/60<1/48という具合に
満足度は並べられるのではなかろうか。

変形するものは変形する、合体するものは合体するといった
MS固有のバリューは再現されていて当たり前だと思われるだろう。

組み上がったものと自分が知っているMS像、或いは箱絵と比較して
デザインが異なる、配色が異なる(省略されている)ものはガッカリさんだと思う。
シールで再現された配色よりも部品段階で色分けされていて欲しい…等々、
初めて作る人の満足度のハードルは実はかなり高い。

安かろう悪かろうは初めて作る人にとっては
ガンプラに対し期待外れなものになってしまうのではなかろうか。
そうなるとその人は2つ目のキットを手にすることなく
模型の国を去ってしまうかもしれない。

ガンプラの場合、説明書に従いパーツをランナーから切り出し、
ゲート跡を成形して組み立てるという作業単位を繰り返していくことで
ほとんどの方は完成品を手にすることが出来るような仕様になっている。
それはHGでもMGでもPGでも基本的には変わらない。
完成に至るプロセスに関してはパーツ数と繰り返す作業数は比例する。
そこには特殊な加工やテクニカルな組み立てといったものは基本的には無い。
初めての人にPGをお薦めするのはさすがにどうかとは思うが、
ある程度のパーツ・工程数はそのキットに対する思い入れが強ければ
モチベーションを維持することはある程度までは可能だと思う。

逆に何となく買ってみた…的な気分でガンプラを手にされた方は
HGあたりでも作っている途中で辟易とされるかもしれない。


プラモ製作ツールにしても
安かろう悪かろうはお薦めするべきではないと思っている。
キットよりも高いツールに躊躇する人は多いと思うし
初めましてな人は自分に使いこなせるだろうか…と不安になるかもしれない。
特殊な工具は確かに使うのにそれなりの技量を必要とするかもしれないが
ニッパーやヤスリといったベーシックツールに関しては
お財布事情が許すのであれば多少値が張っても良いものをお薦めしたい。

ニッパーなどは顕著なのだが、ゲートカット~跡処理を行う場合
切れ味の良いニッパーを使うとゲート跡の処理を楽に済ますことが出来る。
お安いニッパーの場合、ニッパーでカットしてカッターで整えヤスリで仕上げる。
切れ味の良いニッパーであれば
カッターでゲート跡を整える作業を省くことも可能だったりする。

ガンプラの場合1パーツあたり、だいたい3箇所のゲートがある。
HGクラスで平均100パーツくらいある訳で×3、
素組みで丁寧に仕上げようと思ったら
300のゲートカット、跡処理を行う必要がある。
MGで300弱のパーツ数なので900の処理を要す。
ゲート跡の処理を楽に済ますことが出来れば
完成までの時間、労力を劇的に減らすことが出来てストレスも軽減される。

箱を開けて成形品の束に尻込みする人は
実際に作業を始めてゲート処理をする段階で嫌になるかもしれない。

先行投資で多少お高いツールを揃えたとしても
継続的に作る意思のある人であればきっと償却できるはず。

お試しで買って作ってみた…という方には無理にお薦めしないが
模型趣味…いいかも、と思っていただける方には
ツールも良いものを揃えていただきたいとかなりマジに思っている。

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March 05, 2014

積みに至る経緯

積み≒罪と称される模型の国。
それなりの模型歴を重ねている人であれば積みプラが皆無という人は少なかろう。
齢を重ねていくと、果たして現在積んであるものを消化できるのだろうか…
という危惧も生まれてくるのだが、
一言で"積み"と言ってもその形成過程は人によって異なる。

カワグチ的には大別すると3つの類型に分かれるのではないかと思う。


ひとつは、作る気満々ながら手が追い付かず山が出来てしまうケース。
自分などは完全にコレなのだが、
ある程度の模型歴のある人なら
キットを前にして完成に至る工程はある程度想像出来てしまう。
箱を開けてから完成するまでには楽しい作業ばかりではなく、
自分が苦手とする作業、手間ひまばかりかかりストレスが溜まる作業といったものも
慣れている人ほど容易に想像できてしまう。

例えば戦車模型で履帯を1ピースづつ繋いでいく…
例えば航空機模型で凸モールドを全て彫り直す…
例えば艦船模型で複雑な形状の船体にエッチングの手すりを張り込んでいく…
例えばガンプラで片腕、片脚を仕上げた後、同じ作業をもう一度繰り返す…

人によってストレスを感じるシーンは異なるだろうが
ドラクエ序盤のひたすらスライムを叩いて僅かな経験値とゴールドを貯めていくような
必ず通らなければならない試練というのはやはり気力が削がれる。
それがわかっているから手を付けられなかったり
試練の前で手が止まっていたりする。

また、知識・情報・道具・環境が整っていても
まとまった時間が取れないから作れないという方もいらっしゃる
一気に仕上げたいという欲求はわかるが、
ガチで仕上げようと思えばそれなりに時間は要する。
スキル維持の観点からも1~2時間ほどでも構わないので
模型を手にする時間を捻出してもらえればやがては完成には至るのだが、
そこにもやがて訪れる試練を思うと手が動かなくなってしまう。
作る気満々だったはずのものが珊瑚礁を形成する要素になってしまう…
という例は昔からある。


次にありがちなのが、コレクションとして模型を買い集めるケース。
絶版品やレアキットなどはコレクター垂涎の的ということになるのだが
輸入品などで今買っとかないと次にいつ入荷するかわからない…
という危機感から買い求めてしまうのもこの類型だろう。
コレクションが主眼だから基本的には作る気が無い。
ひたすら積まれ、消化されることは無い、というのが難しいところで
収納スペースにも限りがあるだろうし、人間には寿命もある。

どこかのタイミングですっぱりやめてしまうか墓場まで持っていくかの二択になる訳だが、
高価だったり貴重なものは手放すのが躊躇われるだろうから概ね後者となる。

秋月型12隻を作りたいから…ということでピットの秋月型を12隻ぶん買い、
アオシマから新型が出たから12隻ぶん買い、
フジミの2隻入りキット6箱が積まれた段階で
先の24隻ぶんは最早作られることのない積みとなる。
もしかしたらパーツ取りに使うかもしれないから…ということで
これも珊瑚礁の一角を形成することになる。
この場合はケース1と2の中間くらいに位置すると言えるだろうか。


そして最後のケースがガンプラを買われている人に見られるのだが
新製品だからとにかく買っちゃったけど、
次のが出るので作っている暇が無くて積みに回るというもの。
総体的にはこのケースの人が多いのではないかと思う。

ガンプラというブランドに対しての購買行動の場合、
個々のMSへの思い入れはそれほどでもない、という方も少なくない。
個人的には思い入れの度合いは製作意欲に直結すると思っているので
すぐに従来品と化してしまう自室の積みはやはり顧みられることが無くなってしまう。

以下はあくまでも個人的な仮説。、

実際の販売に於ける流通のシェアでも明白なのだが
購買シーンにおけるネット通販の存在は年々高まってきている。

新製品の情報に関しては3カ月前くらいから模型誌で扱われ始め
ネットを媒介として情報は拡散する。
新製品に関する情報をあらゆるところにアクセスして収集する。
SNSなどでも来たるべき新製品の話題が飛び交う。いわゆる"祭り"の状態。
この"祭り"のタイミングがおそらく購買欲求が最も高まっている状態ではなかろうか。
間もなく通販サイトで予約受付が始まる。
祭りの熱気そのままにポチる。
購入したというアクションとは別に、
ネット上では既に次の新製品の話題で別の祭りが始まっている。

情報収集~祭り~購入という1サイクルに要する期間は
新製品のリリーススピードに比例して早くなる。
やがて発売日となり商品が手元に届くころには
既に気持ちは別の祭りの方に行っていたりする。
商品を手にした後、レビューをすることで祭りが再燃されることはあるが、
誰かのレビューを見ることで疑似プラモ体験が出来た多くの人は
自分で作ることなくキットは積みに向かう。

商品発売前に購買欲求がピークに達し、
ポチった時に自分の中の祭り=エンターテインメントが終了。
そういう人にとってはポチるまでが楽しいのであって、
商品そのものは余禄ということになってるのではないか。
その時の積みはその人にとって残念な山になってるんではなかろうか…
などと思ったりする訳です。

GBFのような過去作品のMSに陽の目を当てる、というようなよっぽどのことでもない限り
残念な山から従来品がサルベージされる機会は無いのかもしれない。


一言で積みと言ってもその山が出来るプロセスはみな同じではないだろう。
永遠に積みを維持し続けることは出来ないのだから、
好むと好まざるとに関わらず
どこかのタイミングで積みと向き合わなければならない時は必ずやって来る。

積みの山をその人の嗜好を具現化した姿と見るならば、
完成させた作品の数々はその人の成し遂げたモノの履歴と言えるかもしれない。

いずれ消さねばならない山を前にすると
出来るならば履歴を重ねる方向で解消したいものだ。
積みの山は業の山でもある。

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January 31, 2014

徒花の果たした役割

去年の12月に自主誕生日イベント的な催しを
同じ誕生日のスタイルキューブのなみぞうさんと一緒にやった訳だが
その折に自分年表を作ることになり、改めてこれまでを振り返ってみた。
年度ごとにトピックを埋めていくと微妙な記憶違いなどもあり
併せてその折々の記憶を更新させることが出来た。

今年ガンダム35周年、そして来年ガンプラ35周年ということもあり
昨年末あたりから生き証人的な形で様々な媒体からのインタビューを
お受けする機会が増えている。
記憶を更新させていたのが功を奏して
部分的ながら確かな記憶に基づくお話をさせていただいている。

ガンプラ35年を振り返る的な企画は
各社各ご担当者によりその切り口や解釈が微妙に異なる訳だが
それは担当された方の経験や価値観に拠るもので
商品個々への思い入れなども人によって違うことがリアルに感じられて
取材を受ける側としてもそれはそれで面白かったりする。

本放送終了後に商品が発売され、再放送と劇場版三部作という映像コンテンツ、
HJとボンボンという異なる読者層を持つ出版メディアを通じた情報発信を背景に
ガンプラブームと呼ばれるムーブメントがあり、
劇中MSの商品化に次ぎMSVそしてTV続編のZガンダムに至る過程というのは
概ね誰しもが思い起こすことが出来るガンプラのメインストリームではある。

その流れの合間にリリーフ的に現れた
リアルタイプモデル、メカニックモデル、情景セットといった商品は
商品化の進展に伴いやり尽くした上でのメーカーの試行錯誤として認識され
徒花として記録にとどめられているに過ぎない感がある。

自分も実際にそういうことだとは思うのだが、
あのタイミングであれらの商品が存在したことには意味があったんじゃないか…
などと最近は思ったりもする。

同スケールでコレクションする、更に設定や劇中のイメージに近づけるために改造する、
というのはガンプラが世に出た時から今に至る代表的なガンプラとの向き合い方だが
シーンを再現・表現するディオラマ、内部メカの作り込み見せるカットモデルといった
それまでの模型シーンで培われてきた手法も
ガンプラの楽しみ方の選択肢として用いられた。

しかし、プラモデル初体験がガンプラであった子供たちにとって
そうした模型の国の様々な楽しみ方の手法は毛頭知る由もなく
雑誌を飾る作例で初めて接する選択肢であったという子も少なくなかろう。

TVと違う好きな色で塗っていいんだ…
小さなマークをいっぱい入れるとカッコよくなる…
弾が当たればガンダムでも壊れるんだ…
対決してるところを作ってみたい…

様々な思いを抱きながら作例を見て真似した子も多かったはずだが
もとより初めての子が最初から上手くできるはずはない。
リアルタイプモデル、メカニックモデル、情景セットに
コレがあれば出来るかもしれないという気持ちを抱いた子もいたかもしれない。
雑誌情報とは縁があまり無かった子はそれら商品に接して初めて
塗装、マーキング、ディオラマ、カットモデルといった
模型的選択肢を認識した子もいたかもしれない。

メーカーの窮余の上での商品ラインナップであったかもしれないそれら徒花は
ガンプラの模型としての選択肢を提示するものでもあり、
ガンプラの持つバリューを商品として広める役割を結果的に担っていたように思える。

翻って現在のガンプラシーンに於いて我々はガンプラの持つバリュー、
楽しみ方の選択肢をお客様に発信できているだろうか。

「ガンプラは自由に作っていいんだ!」というGBFのメッセージは
優れたビルダーであるセイくんの行き詰まりを越えたところで至った境地な訳だが、
"自由"というのも存外難しいもので、
GBF16話で初めてガンプラを作ったレイジに「自由に作っていいんだよ」と言っても
その"自由"というモノがどういうものか多分見当がつかないんじゃないだろうか。

GBF5話の冒頭でラルさんはレイジに対し
ガンプラのバリューはガンプラファイトだけではないことを諭した。

意識的に"自由"なものを作ろうとするとそこにはある程度の知識や経験が求められる。
自分が子供の頃に壊れた模型を集めて多砲塔超戦車や双胴超戦艦をでっちあげたり
委員長ちゃんがベアッガイさんの中に綿を入れるような
無邪気な"自由"とは若干趣が異なる。
それはそれで大事な資質なのだが、いろんなことを知ってしまっている今の自分らには
なかなかそうした無邪気な"自由"を求めることは難しい。

少なくとも"自由"に作るためのきっかけは
やはり我々がガンプラの可能性を考え、選択肢として発信すべきものであろう。
そうした選択肢を受け取ったお客様がどれを選び、
または敢えて選ばずガンプラを楽しんでいただくか、というのも"自由"の範疇にある。

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December 27, 2013

ガンダムビルドファイターズのリアル

HG 1/144 WGフェニーチェをどんな感じで仕上げようかなぁ…
トリコローレの機体、イタリアの伊達男、ナンパの道具にガンプラを使うヤツ、
というようなキーワードを並べながらイメージしたのはピカピカに磨き上げた機体。

F1マシーンのような雰囲気だろうか…
色合い的には80年代末のベネトンのような感じ?
スポンサーロゴみたいなのは入ってるんかなぁ?
というような妄想を広げながら完成形のイメージを固めていく。

オフセットされた翼はちょっと伸ばして主張を強くしようか…
ビームマントはキット付属の成型品でもいいけど、もっとなびいた感じが欲しいから
すけるくんとか透明粘土あたりをお試しで使ってみようか…
というような工作系のプランも膨らませていく。

1/144でオッドアイを印象的に見せるにはどうしよう…
ギリの範囲で目を大きくする?
ひさしを少しえぐって露出範囲を大きくする?
とりとめもなくそんなことを考えるというのも模型的なお楽しみだ、
と俺的には思っている。

頭部の破損箇所はどんな感じで仕上げよう…と思った時に思考が止まった。

これはBFモビルスーツのMG化の際にも議論されたところではあるのだが
GBF世界のMSはあくまでもガンプラなのだから
1/144キットを組み仕上げたものが一義的にはリアルとされるんではないか。
だとするとMGのビルドストライクってあり得なくない?

ビルダーが作ったガンプラは、もしホンモノがあったとしたら
こうなっているんじゃないだろうか…というアプローチでつくられた作品だから
MG化に際してのリアルはあくまでも劇中のビルダーが想像したモビルスーツを
1/100で作ったとしたらどんなガンプラになっているだろうか、
ということで商品像を構築するのが良いのではないか等々。

フェニーチェに話を戻すと、ガンプラに於いて何を持ってリアルとするのか、
というのはカワグチの場合、実際の製作プランに大きく影響する。
そもそもどうして付いた傷なのか?
破損した部分は成型色が見えてるんだろうか?
リペアできるはずなのにそのままにしてる訳だから
傷も含めて意匠として仕上げてるのかもしれない。
だったら通常のガンプラで表現するダメージ風にわざわざ仕上げているかも?

そんな些細なことなど傍から見るとどうでもいいことかもしれない。

それでもそういうところにこだわって色々思考を巡らすのは
義務感から来る訳でも、自分にルールを課しているからでもない。
単にプラモデルというプロダクトを前にしていろんなことを考えるのが楽しいからで
それを表現した時に画像を見た人はどう反応してくれるだろうか、
といったヤマっ気によるものだったりする。

折々に完成形のイメージを具体的にしておくといいですよ、
というような話もしてきた訳だが、
それがお作法になってしまうのはやはり楽しくない訳で、
些細なことを大げさに考えるバカバカしさこそが
自分にとっての模型趣味のお楽しみの根底にあるのかもしれない…
などと思う訳ですよ。

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December 12, 2013

スランプ的な時

このところイベントとそれに伴う作りモノに追われるように
ひたすらガンプラと向き合っていた。

先日の誕生日イベントの折にアカデミーのマガフ6Bをいただいたので
昨晩作業机に向かった際に気分転換で手を付けてみようと思ったのだが
なんとなく手が進まない。
連投の反動が来たな…と思いながら取説を箱に戻し
他のキットでスランプ的な気分をリハビリしようと積み棚の前でしばし。

先日海底で発見された伊400いってみようか…ということで
作りかけのピットの箱を引っ張り出した。
積み本中から学研の「伊号潜水艦」、MAのバックナンバーも引っ張り出し
机に戻り手を加える箇所を確認する。
伊400作るんなら401、402も一緒に作った方が効率的だし
並べた時の仕上がり感も揃ってた方がいいよなぁ…
などと考えているとだんだん面倒な気持ちが支配的になってきた。

他のネタの方がいいかも…ということで
作業が止まっている積み箱の山に目を移してみるが
作業が止まっているのにはそれなりの理由がある。

ある程度の模型歴を持つ人はキットを前にして完成に至る工程が
顕在・潜在は別としてほぼ認識できている。
自分が楽しく思える作業と面倒に思える作業は最初から判っている訳で
作業休止中のキットなどは、ほぼ面倒に思える作業の手前で止まっていたりする。
それを再開するにはかなりのモチベーションを要する訳で
スランプ的な気分に陥っている時はまして…ではある。

こんな時はとっとと寝るに限る、ということで
"怒り新党"を見終えた後に布団に潜り込んだ。

布団の中でいろんなことを考える中で
作業効率とか完成後の見栄えとかを意識することで
結局はモチベーションを削ってたんじゃなかろうか…というところに至った。

模型趣味に於いて100%の満足なんてものは得られんよ、
というのが持論ではあるのだが、
効率や仕上がり感の揃いを気にして3艦並んだとしても
「ココはこうしておけばよかった」
「あそこはこうすべきだった」という点は絶対に出て来る訳で、
場合によっては新たに作り直すことだってあるかもしれない。
絶対の満足が得られないのが判ってるんなら
とりあえず納得できる完成品が仕上がればいい訳で
それで後から失敗した!と思ってもテヘペロでまた作ればいい訳だし。

模型スランプに嵌ってる時は効率とか見映えという"邪念"は一度切り捨てるに限る。
その時に作りたいと思ったキットを前にして、
それを完成させることだけを考えれば多分手は動くはず。
そもそもが模型趣味というのは時間と労力を浪費するためのものなんだからねぇw

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November 25, 2013

模型コンテストとジュニア部門

昨日GBWC2013日本代表が決まった。
オープン部門、ジュニア部門それぞれの優勝者が日本代表として
年末12/22にお台場GFTで行われる世界決勝に臨むことになる。

過去2回のGBWCでの日本勢は第1回のオープン部門3位というのが最高位で
昨年は残念ながら入賞を果たすことは出来なかった。
今年こそは…という気分は多くの人が持たれていることと思う。
今から1ヶ月、何が出来る訳でもないのだが
日本代表の二人を多くの方が見守り応援していただけることを願ってやまない。

とは言え、全ての方が好意的に見ていただけている訳でもなく
今回も「本当に子供が作ったの?」という声も無いではない。
これはGBWCに限らず、HJのオラザク、DHMのガンプラ王など
ジュニア部門を設けているコンテストにはついてまわる話しではある。

コンテストの審査をやらせていただくことが多い私の立場からすると
確かに「これは親の手が入ってるんじゃないか…」と思える作品を目にすることもある。
ただ、それを確認・立証する手立ては無い訳で、基本的には余程のものではない限り
申請された情報を踏まえ審査を行っているというのが実際ではある。
入賞作品などは直接連絡を取る事もあるし、周囲から漏れ聞こえる噂的な話など
疑念ある作品に関しては注意を払い、場合によっては入賞を取り消す場合もある。

ただ、それはそれとして、審査を行う際には
子供がこんな作品を作れるはずが無い、というような先入観は一切持たないことにしている。
自分が子供の頃と今の子供では、こと模型趣味に関しては環境は全く異なる。

10歳くらいの子供であればその親は30代後半から40代くらいであろうか。
自分の親の世代でプラモデルを趣味とする人というのは稀であったが
今のお父さん達は普通にプラモも作るしゲームもするといった人は少なくなかろう。

模型趣味を持つ親のいる家庭であればエアブラシのセットもあるかもしれない。
高額なツールもあるかもしれない。塗料、マテリアルなども揃っているかもしれない。
親が積んどく人ではなく展示会などにも作品を持ち込むような作る人であれば
門前の小僧習わぬ経を読む、ではないがそのお子さんも見よう見まねで
小さい頃から模型に慣れ親しみ実際に作っているかもしれない。
普段親と一緒に作っている子ならいろいろな知識、情報、技術を与えられ
使いこないしている子もいるかもしれない。

そんな子達は既に幼くしてベテランモデラー並みの知識、技術を有していても不思議ではない。
そんな環境で3年、5年…と親のストックをオモチャがわりに作り続けている子と
昔はボンボン見ながら作ってたけど最近は作ってないなぁ…という大人を比較した時に
どちらが高いスキルを有しているかは語るまでも無かろう。

自分の経験だけで物事を判断し結論を出すのは甚だ危険であり、滑稽なことでもある。
そもそも、模型趣味に訪れる新人さんが絶えれば模型の国が滅ぶのも時間の問題な訳で、
狭量な経験則だけで新入生をディスるのは勘弁していただきたいと常々思う次第ではある。

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September 19, 2013

MS-06C改 ~ザクⅡオデッサ鉱山基地仕様~

俺呼称『ミズオザク』。
前日記でも触れたがビッグコミック スピリッツで連載されている
『プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-』の劇中で
主人公のミズオが作っているいわゆる"オラザク"なのだが、
実際に作ることにした。

Mizuo001
という訳で、早速ベースキットとなる
MG F型ザクver.2.0を確保、
コミックスの流れを踏まえ製作に入ることになる。

ただ、劇中で描かれているシーン
だけではもちろん足りないところもあり
完成させられるための情報が揃っている訳ではない。
(実際まだ劇中でも完成してないし…)
実際に使用するツールや
製作に際しての癖などは
ミズオとカワグチではかなり異なる。
ということで、
あくまでもコミックスの描写を参考に
ミズオが目指すMS-06C改を
カワグチ流で作る、ということになる。

実際には様々な作業を行っていくことになるのだが
とりあえず大きなポイントとなるであろう点(見せ場)は
■スパイク無しの左肩ショルダーアーマーの加工
■縦ロールが追加されたモノアイと頭部外装の加工
■S型準拠とされるランドセルの加工
■宇宙空間仕様型の地上配備に伴うアレンジ
■マシンガンの新造

ということになろうか。

とうことで、実際にはSNS上でオンタイムで進行している作業をおまとめして
ブログでは紹介するので、以下の画像詳細に関しては
元画像を参照いただくと良いかもしれない。

【左肩ショルダーアーマーの加工】

Mizuo002
劇中ではスパイク跡をノギスで測るシーンがあるが、確かに10mm。
径を合わせた円盤をプラ板から切り出し貼る訳だが
劇中のミズオザクには蓋の周りに縁があるので、ここは俺解釈で追加加工する。

0.5mmプラ板上でテンプレートの11mm径の円をケガキ針で描き
カッターで切り出しヤスリで整形して円盤を作る。
スパイク跡になるアーマーの開口部の周囲をヤスリで軽くやすり、
接着面となる平面を出し、円盤を溶剤系接着剤でしっかり接着する。

僅かな縁を残して内ぐりするので接着剤が完全硬化し
プラ板とパーツが同化するまで1日ほど放置。

元画像1元画像2

Mizuo003
翌日、蓋がパーツと同化したところで(多分)
センターにドリル刃で3mm位の穴を開け、デザインナイフで穴を広げていく。
ある程度広がったところでリーマーで更に穴を広げ、
縁の部分を僅かに残すところまで慎重に開口していく。
力を入れすぎると縁が割れてしまうので最後は超慎重に。

縁の整形には800番くらいの紙やすりでこれまた慎重に行うが、
リーマーをお持ちでない方は縁に近いところまでデザインナイフで穴を広げ
240番くらいの粗い紙やすりで内ぐりして最後に前述のように整形する、
という方法でも可。

ミズオザクのディティールはRGザクのそれに準拠しているようなので
アーマー外周の縁と若干のスジ彫りが必要になるので
劇中では描かれていないがその辺りも加工しておこう。

アーマー表面へのスジ彫りはアーマー外周辺に平行なラインが4本入る。
平行を出すために任意の幅で切り出したプラ板をガイドに
アーマーとプラ板がズレないよう気をつけながらアタリのラインを引く。

平行に引けているのが確認できたらスジ彫りを入れる訳だが、
5枚重ねで厚みを出したマスキングテープから幅2mmくらいの帯を切り出し
アーマー上のアタリのラインに沿って貼る。
細切りテープは曲面へも確実にフィットし、
多少の曲線であればしっかりラインを出すことが出来る。
貼り重ね厚みを出したのはカッターでラインを引く時のガイドとして
確実性を高めるため…ということです。

アーマーの縁に関しては、カワグチ的には補強目的に別材が重ねて貼られている、
という解釈なので、スジ彫りではなくプラ板を使い段差を出すことにした。

縁の位置決めをするために先ほどのプラ板をあてるのと同じ効果を求め
プラ材でラインを引くための治具を作り外縁端から3.5mm、4mmの位置で線を引く。

0.3mmプラ板から1mm弱幅の帯を切り出し指先で軽くしごいてカールさせ
曲面に馴染みやすくし、3.5mm線に沿って少しづつ接着剤で貼り押さえ固着させる。

1mm幅に切った0.3mmプラ板を均等になるようアーマーから実測した長さでカットし
台形に切り出したプラ板をアーマー上のプラ線に合わせ貼っていく。
アタリ線を4mmで引いたのはクロスする箇所の台形の上辺の位置決めをし、
辺上の台形のセンターを横切るラインであれば位置決めも出来るという判断から。

プラ板の貼り合わせで縁のラインを作っているので表面は平滑ではないが
ラインをきれいに出したいということで多少手間がかかるが今回このような方法を採った。

元画像3元画像4

Mizuo004
縁を形成するプラ板が接着剤により完全に固着したあと、瞬間硬化パテを練り
プラ板のラインから外周方向に盛っていく。

パテが硬化したらカッターで大まかな形を削り出し、紙やすりで整形する。
瞬間硬化パテは切削面上に細かい気泡が残るのでサーフェイサーを吹きつけ気泡を埋める。

元画像5元画像6

Mizuo005
基本作業が終わるとこんな感じ。


Mizuo006
肩アーマーの基本的な作業が終わったところで蓋を作る。
劇中ではディバイダーでプラ板に円をけがき、サークルカッターでカットするらしいが
(実際の作業はイエナの絡みで描かれていなかったりするw)
ディバイダーの場合中心に針跡が残るのがなんとなく嫌だったので
縁を作った時と同様にテンプレートとケガキ針を使って円盤を切り出した。
よく考えてみると蓋のセンターは加工するので跡も何も関係ないのだが…。
使用したプラ板は1mmと0.5mmの貼り合わせたもの。

円盤の外周を整形し、アーマーの開口部に収まるかどうか確認しながら調整する。
蓋の表面は軽くアールが付き曲面になっているので外形を粗目のヤスリで削り出す。
その後、卓面に両面テープで円盤を固定し、600番くらいの紙やすりで整形する。
この時に均一な曲面に整形するため、指の腹の弾力を使って
軽くやすりながら全体形を整えていく。

蓋表面の整形が終了した後、両面テープで固定されたままの状態で
再度テンプレートをあててセンターを決め中心線を引きカッターでアタリを引く。

蓋面上の線は劇中ではスジ彫りのように見えるカットもあるが
ある程度の幅を持った段落ち面のように見えるカットもある。
ここではやや幅のあるスジ彫りと解釈し、カッターで引いたアタリ線に沿って
レザーソーで軽く溝を切っていった。
溝の深さと溝の形を整えるため、目立てヤスリで整形し、
800番くらいの紙やすりで全体を再度整形し、アーマー開口部にあてる。

納まりに問題が無いようであれば溶剤系流し込み用接着剤で固定する。

元画像7元画像8

Mizuo007
ということで、左肩ショルダーアーマーの加工は終了。


現状、作業としてはここまでということで、ミズオには全然追いついていないが
ここはまぁ、基本に忠実に(愚直に?)作業段取りを考えながら
あくまでもカワグチ流で作っていきたいと思う訳です。

目標としては11月に秋葉で行われるガンプラEXPOで昨年同様に
ガンプラ製作実演を行うことになると思うので、
その時に完成させる…というのが美しいかなw

その近辺で単行本の3巻も多分出ると思うし。

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September 12, 2013

ミズオザクをコミックスを見ながら実際に作ってみよう企画

ビッグコミック スピリッツで連載されている
『プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-』
のコミックス2巻が先月末に出た。

編集の方々や作者さんたちとお会いする機会などもあり
連載スタート時よりご縁浅からぬ作品ということで見守っていたりする。

どんなお話しなのかは下記小学館さんとこのURLから飛んでいただき
ご確認いただければとは思うのだが、
先日Twitter上で、本編中で描かれている主人公ミズオが作っている
MGザクの改造機を劇中のレシピで作れるんだろうか…
と呟いたところ、「無理!」というリプをいただいた。

ドラマを追いながらプラモ製作レシピを上げていくというのは
人によっては中途半端感を感じるのかもしれない。
それでも、カワグチ的にはこのコミックスに
かつてのコミックボンボンの記事ページを見ているような既視感を感じていたりする。
伝説となっている腕時計のバンドを使ったパーフェクトガンダムなどは
多くの読者が夢にみながら「無理!」と思ったんではなかろうか。
初めて見聞きするツールやマテリアルに戸惑いながら
いつかは作ってみたいという憧れがあったのではなかろうか。

確かにボンボンの記事は実際に製作された作例の解説ということで
説得力ありまくり、というのがミズオザクとの決定的な違いなのだが
ポイントになるところはコミックスの描写に可能な限り倣い
レシピをベースに自分流のアプローチも込み込みで臨めば
「全く無理!」ということはさすがに無いだろう。

ということで、改めて
『プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-』のミズオザクを
コミックスを見ながら実際に作ってみよう企画
を個人的にやってみようと思う。

合コンで知り合ったお嬢ちゃんが家に転がり込んでくる
というようなハプニングを望んでいる訳ではないし、
ミズオほどの情熱を持ち合わせている訳ではないのだが
作るきっかけ(ネタ?)としては面白い題材だとは感じている。
模型の国の「妄想力」の楽しさ、大事さを普段から口にしている身としては
ミズオの妄想をただの妄想で終わらせるのはもったいないと思うし
模型の国の住人さんであれば100%とは言わないまでも
ミズオの妄想を我が事に置き換えて楽しんでいただける余地はあると思う。

もっとも、ミズオが完成させてくれないとこのネタは未完で終わってしまう訳だが
塗色も含めた完成形のイメージはコミックス1巻の表紙にあったりするので
そのあたりのイメージも踏まえながら、とりあえずはこれから始めて
現状に追いつければ…というのが最初のステップだと思っていたりする。

さて、まずはMG ザクF型 ver.2.0を買って来るところから…だなw


プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-/小学館

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