December 12, 2013

スランプ的な時

このところイベントとそれに伴う作りモノに追われるように
ひたすらガンプラと向き合っていた。

先日の誕生日イベントの折にアカデミーのマガフ6Bをいただいたので
昨晩作業机に向かった際に気分転換で手を付けてみようと思ったのだが
なんとなく手が進まない。
連投の反動が来たな…と思いながら取説を箱に戻し
他のキットでスランプ的な気分をリハビリしようと積み棚の前でしばし。

先日海底で発見された伊400いってみようか…ということで
作りかけのピットの箱を引っ張り出した。
積み本中から学研の「伊号潜水艦」、MAのバックナンバーも引っ張り出し
机に戻り手を加える箇所を確認する。
伊400作るんなら401、402も一緒に作った方が効率的だし
並べた時の仕上がり感も揃ってた方がいいよなぁ…
などと考えているとだんだん面倒な気持ちが支配的になってきた。

他のネタの方がいいかも…ということで
作業が止まっている積み箱の山に目を移してみるが
作業が止まっているのにはそれなりの理由がある。

ある程度の模型歴を持つ人はキットを前にして完成に至る工程が
顕在・潜在は別としてほぼ認識できている。
自分が楽しく思える作業と面倒に思える作業は最初から判っている訳で
作業休止中のキットなどは、ほぼ面倒に思える作業の手前で止まっていたりする。
それを再開するにはかなりのモチベーションを要する訳で
スランプ的な気分に陥っている時はまして…ではある。

こんな時はとっとと寝るに限る、ということで
"怒り新党"を見終えた後に布団に潜り込んだ。

布団の中でいろんなことを考える中で
作業効率とか完成後の見栄えとかを意識することで
結局はモチベーションを削ってたんじゃなかろうか…というところに至った。

模型趣味に於いて100%の満足なんてものは得られんよ、
というのが持論ではあるのだが、
効率や仕上がり感の揃いを気にして3艦並んだとしても
「ココはこうしておけばよかった」
「あそこはこうすべきだった」という点は絶対に出て来る訳で、
場合によっては新たに作り直すことだってあるかもしれない。
絶対の満足が得られないのが判ってるんなら
とりあえず納得できる完成品が仕上がればいい訳で
それで後から失敗した!と思ってもテヘペロでまた作ればいい訳だし。

模型スランプに嵌ってる時は効率とか見映えという"邪念"は一度切り捨てるに限る。
その時に作りたいと思ったキットを前にして、
それを完成させることだけを考えれば多分手は動くはず。
そもそもが模型趣味というのは時間と労力を浪費するためのものなんだからねぇw

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November 25, 2013

模型コンテストとジュニア部門

昨日GBWC2013日本代表が決まった。
オープン部門、ジュニア部門それぞれの優勝者が日本代表として
年末12/22にお台場GFTで行われる世界決勝に臨むことになる。

過去2回のGBWCでの日本勢は第1回のオープン部門3位というのが最高位で
昨年は残念ながら入賞を果たすことは出来なかった。
今年こそは…という気分は多くの人が持たれていることと思う。
今から1ヶ月、何が出来る訳でもないのだが
日本代表の二人を多くの方が見守り応援していただけることを願ってやまない。

とは言え、全ての方が好意的に見ていただけている訳でもなく
今回も「本当に子供が作ったの?」という声も無いではない。
これはGBWCに限らず、HJのオラザク、DHMのガンプラ王など
ジュニア部門を設けているコンテストにはついてまわる話しではある。

コンテストの審査をやらせていただくことが多い私の立場からすると
確かに「これは親の手が入ってるんじゃないか…」と思える作品を目にすることもある。
ただ、それを確認・立証する手立ては無い訳で、基本的には余程のものではない限り
申請された情報を踏まえ審査を行っているというのが実際ではある。
入賞作品などは直接連絡を取る事もあるし、周囲から漏れ聞こえる噂的な話など
疑念ある作品に関しては注意を払い、場合によっては入賞を取り消す場合もある。

ただ、それはそれとして、審査を行う際には
子供がこんな作品を作れるはずが無い、というような先入観は一切持たないことにしている。
自分が子供の頃と今の子供では、こと模型趣味に関しては環境は全く異なる。

10歳くらいの子供であればその親は30代後半から40代くらいであろうか。
自分の親の世代でプラモデルを趣味とする人というのは稀であったが
今のお父さん達は普通にプラモも作るしゲームもするといった人は少なくなかろう。

模型趣味を持つ親のいる家庭であればエアブラシのセットもあるかもしれない。
高額なツールもあるかもしれない。塗料、マテリアルなども揃っているかもしれない。
親が積んどく人ではなく展示会などにも作品を持ち込むような作る人であれば
門前の小僧習わぬ経を読む、ではないがそのお子さんも見よう見まねで
小さい頃から模型に慣れ親しみ実際に作っているかもしれない。
普段親と一緒に作っている子ならいろいろな知識、情報、技術を与えられ
使いこないしている子もいるかもしれない。

そんな子達は既に幼くしてベテランモデラー並みの知識、技術を有していても不思議ではない。
そんな環境で3年、5年…と親のストックをオモチャがわりに作り続けている子と
昔はボンボン見ながら作ってたけど最近は作ってないなぁ…という大人を比較した時に
どちらが高いスキルを有しているかは語るまでも無かろう。

自分の経験だけで物事を判断し結論を出すのは甚だ危険であり、滑稽なことでもある。
そもそも、模型趣味に訪れる新人さんが絶えれば模型の国が滅ぶのも時間の問題な訳で、
狭量な経験則だけで新入生をディスるのは勘弁していただきたいと常々思う次第ではある。

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September 10, 2013

"艦これ"とシンクロニシティ

かなり前に当ブログで"シンクロニシティ"に触れたことがあった。
日本語では"共時性"とも言われるが、
因果関係のない複数の事象が時をほぼ同じくして生起する状況を指すが、
平たく言えば"偶然の一致"が連続的に生じている状況ということになるのだろうか。

カワグチ的にはブームと呼ばれる現象を促す力として
シンクロニシティの作用は大きな影響を持つと思っている。
もちろん全てのブームに作用しているとは思わないが
事象に関連した言葉なり現象なりを普通に生活している中で見聞きする機会が多くなれば
顕在・潜在問わず、当然意識に刷り込まれる訳で、
それが何かのきっかけで積極的な認知に向かうことは必然だと思う。

今日はTwitterのタイムラインに「コンプティーク」という言葉がずっと流れていた。
多くの方はご存知の通り、「コンプティーク」は角川さんのゲーム・漫画月刊誌だが、
今日発売号に84頁の"艦これ"別冊付録が付くということで
多くのフォロワーさんが書店を巡り難民化していたらしい。

カワグチ的にも"艦これ"は嗜んでいる。
6月下旬頃にWeb上でちらほら耳にするようになり登録しようとしたら
「今は登録できないよ~ん」ということで登録予約だけ入れ、しばらく待て状態で過ごし、
新規登録再開なってめでたく呉鎮守府に着任した。

その後もサーバー増強と新規登録者の追いかけっこが続き
アクセス集中によるダウンも数知れずな中で艦隊整備を行っている。

軍艦はもちろん戦争のための兵器なので積極的に肯定するというものではないが
模型の国の住人的には個艦それぞれに名前が付けられ、起工から除籍まで
それぞれの歴史とドラマを背負っている軍艦は
いわばキャラが立っているので感情移入し易いという面がある。
戦車、飛行機で言うなら機体個々というよりは
ヴィットマンやハルトマンといったエースと呼ばれる人たちに感情移入するのに近い。
しかも、かつて自国が保有していた軍隊なのだから
行為・行動の良し悪しとは別の次元で親近感を覚える人も少なくなかろう。
"艦これ"需要の下地としてはそうした感情がある。
それだけだと模型の国やミリオタさんの領域内で流行る…くらいのものだったろう。

"艦これ"ブームの直前にはガルパンブームがある。
ミリタリー+萌えは昔からあったが
ガルパンはTVメディアの影響もあり一気に萌え広がった。

ロシアから未完の空母を買取った中国が完成させ艦隊配備を行った、
というニュースは尖閣問題と共に大きく取り上げられた。

関連してアオシマさんのWLシリーズ"ひゅうが 離島防衛作戦"の箱絵が
ニュースに取り上げられたのを見聞きした人も少なくなかろう。

8月には旧軍の正規空母並みの大型護衛艦"いずも"が進水した。

地上波でヤマト2199の放映が始まって以来、幅広い年齢層のお客様が
ヤマトプラモを求めて販売店様にいらっしゃっているという。

というような具合で"艦これ"ブーム化を促す燃料が
ここ数ヶ月の間に立て続けに投下されている。
もちろんそれらの事象と"艦これ"は直接的な因果関係は無い。

そこに"艦これ"本家の角川さんが積極的に動き出した訳だから
この後も暫くはブーム状態は続くだろう。

目端の利く販売店さんは兆しが見えていた段階で
艦娘の絵を使って艦船模型棚を賑わしていたらしいし
アオシマさんはグッズの展開を早々に始めている。
タカラトミーアーツも参戦ということで市場は"艦これ"で賑わっている。

ブームを仕掛ける側のメーカーの中の人としては
"偶然"を待ってる訳にもいかないのでマーケティングと称する様々な施策を行う。
同時多発的に生じる偶然により
人々に認知を刷り込むのがシンクロニシティの作用であるなら
様々な商品戦略、メディア戦略、流通戦略を通じて人々の認知を得ることで
同様のブーム化を促す作用を引き起こそうとする訳ですよ。

ただ、シンクロニシティということを考えていて、今カワグチ的に気になっているのが
鎧武者

来年のNHK大河ドラマは
秀吉が竹中半兵衛とともに最も信頼し、後に最も恐れた稀代の軍師 黒田官兵衛。
その秀吉はかつて大河で秀吉として主役を張った竹中直人が再び演じる
ということで話題性は高い。

脚本に虚淵玄氏が名前を連ねる仮面ライダーの新シリーズも
モチーフはフルーツと鎧武者。

異色アレンジながらアニメ、ソーシャルゲームで戦国武将モノはテッパン。

もうひとつふたつ偶然が重なると来年あたり『鎧武者』は来そうな気がする。

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August 07, 2013

学習と学問の違い

ホビー事業部では毎朝5分ほどの朝礼の際に
日替わり当番が1分ほどの話をするという風習がある。
最近見たこと聞いたこと、感じたこと、ネタ等々…
内容・テーマは特に決められている訳ではないのだが、
今日はセールス担当の若い衆が問屋様の担当の方との
世間話的な話の中で交わされた話をもってきた。

彼曰く、その問屋担当様は以前出版社に勤めておられ
哲学書などの担当をされていたとのことだが、
「学習と学問の違い、わかりますか?」
というのがその時の会話の主旨だったらしい。

既成の知識や事象などを学び習得するのが「学習」で
未知の領域の探求を学びとすることを「学問」とする…的なことは
教育問題などが語られる際によく引き合いに出される言葉ではある。

念のためにグーグル先生に確認してみたら
「学習」から「学問」へ。日本教育変革の時代
という日本の教育に関するトピックで我が意を得たりなページに出合った。

些か我田引水的ではあるが、この論旨を模型の国に持ってくる。

やはり模型の国にも勤勉で優秀な"学習者"は多くいらっしゃる。
でも俺的にはヤンチャな"学問"探求者でありたいと思うなぁ。

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January 18, 2013

伝えること、伝える方法

本ブログはTwitter、facebook、mixiを同期させている訳ですが
前回の日記に対するWeb友さんたちの反応を踏まえ
改めて読み返してみると
まぁ、あの書き方(言い方)れじゃ本意は伝わらないかなぁ…
と、一人反省会に入っていたりする訳です。

そんなことを思いながら加筆してみると

模型趣味は特別な人間の嗜みではなく、誰もが跨ぐことが出来る敷居の低いお楽しみ。

道具、時間、特別な技術が無ければ模型は楽しめないというようなことは無い訳で
自分が持っている道具で、自分が出来る範囲のことで模型趣味に臨めばいいと思う訳です。
その時に自分の出来る範囲を少し超えたところへのトライアルを加えれば
自分の出来る範囲は少しづつ広がっていく。
最初から全てを完璧にこなせる人などはいない訳で
プロモデラーと呼ばれる人たちだって初めて模型に触れた時から
スゲェ作品が作れたわけでは無い訳です。

こと、ガンプラに関しては年齢・性別・国籍に関係なく楽しめるもの。

小さな子がガンプラを作る
シニアの方がガンプラを作る
女性がガンプラを作る
外国の人がガンプラを作る

残念ながら現在は彼ら、彼女らは珍しい存在です。
かつてプラモは男児の嗜みとされてきました。
今もそう思っている人は多いでしょう。
しかし、お父さんが作る人なら小さい子も作るきっかけはあるのです。

現在カワグチは50代にありますが
否が応でも毎年齢を重ねていく訳で、確実にシニアコースに乗っている訳です。
印象として50過ぎてガンプラですか?というイメージはあるかと思いますが
カワグチよりも上の年齢の方も嗜んでらっしゃる訳で
現実は着実に高齢域までガンプラ者は及び始めており
今後その傾向は年々強まっていくはずです。

十数年前、スポーンが上陸しフィギュアブームと呼ばれた時期がありました。
その時に雑誌等では模型も含めキャラクターの立体物は全てフィギュアと総称しました。
丁度ガンダムW、エヴァがヒットした時期でもあり
キャラクタープラモはキャラクターグッズのひとつであるフィギュアのカテゴリーの一つとして
アニメファンの女性も抵抗無くキャラクタープラモを手に取るという状況がありました。
もちろん彼女らの多くは模型ファンになった訳ではありませんが
その後もSEED、タイバニ等の女性ファンが支持するキャラクターが断続的に現れ
その時々で世代替わりしながらも女性がプラモデルを手にする機会は存続しており
その中の一部はプラモ面白いかも…と思ってもらえる状況が実際にはある訳です。

現在アジア圏では情報、新製品の入荷タイミングは国内とほとんど変わりません。
ガンダムコンテンツそのものもビデオグラム、ネットを介して
海外ユーザーに届いています。
日本にいるとあまり見えてこない面はありますが
本ブログでも折々にご紹介しているように海外ユーザーのガンプラへの向き合い方は
日本人と大差は無いのです。

彼ら彼女らはそれぞれ数こそまだまだ少ないものの(少ないがために)
"模型は男児の嗜み"幻想により言葉が悪くて申し訳ありませんが"珍獣"扱いされています。
"珍獣"を"珍獣"扱いしている間は、絶対数が増えたとしても"珍獣"扱いが続く訳です。
そのような様々な"差"が平準化されなければ一般化はしない訳で
幻想に過ぎないイメージに基づく特別視こそが一般化を妨げるとカワグチは思う訳です。

上手く作ろうと思うと挫折もするし長続きしないから楽しんで作ろうよ。

やるからには上手く作りたい、失敗したくない、というのは人情です。
自分の力量は自分が一番わかっているはずなので
作っても上手くできないから…と思ったとたんに手にしていたキットは積みプラになります。

頑張ろうと思う人は上手く作るために道具を揃えます。知識を得ようとします。
そこで何となく出来るような気になってしまう人もいますが
道具や知識は使ってこそ初めてキットを形にすることが出来るのです。

そうして作り始めて上手く出来なければ模型趣味そのものを諦めてしまう人もいます。
どうすれば上手くいくのか、更に知識と道具を求めようとする人もいます。
そうしてスキルアップという修行が始まる訳ですが、
多くの人は修行が楽しいとは思わないでしょう。
修行の末に上手く出来るようになる、という見返りがあるからこそ頑張る訳です。

修行しても上手く出来ない人の中にはやはり模型趣味を諦めてしまう人もいます。
満足には際限がありませんから上手く出来るようになった人でも修行は更に続きます。
挫折に至る窪みは至るところにある訳です。

一方、パチ組みでもいいからとにかく作る…という人は
実作業を介して少なくともニッパー捌きのスキルは上がります。
ゲート跡処理のスキルも上がるでしょう。
シール貼りのスキルも上がるはずです。

そうしたルーチンの中にスミ入れくらいはしてみよう…
部分塗りくらいはしてみよう…
たまには全塗装に挑んでみよう…というトライアルが加わると
新たなスキルも手に入れることが出来る訳です。
作ることにより完成させるための思考トレーニングが行われ
スキルを応用する、スキルを組み合わせることで新たなスキルを得ることが出来ます。
考える~実践するを繰り返すことで
強迫観念による修行とは異なる意識に基づくスキルアップが可能となるのではないか、
などと思う訳です。

というようはことは口頭で話す際には多少端折りながらも触れる訳ですが
前日記のような項目だけを羅列した書き様では伝わらないですわなぁ。

書いていること自体は折々で断片的に記して(言って)きたことばかりなので
取り立てて新しいことを言ってる訳ではないんですけどね。

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July 11, 2012

上海なう

GBWCの海外大会も始まり
中国予選ということで今日上海入りした。

EXPOイベント内でコンテストは開催される訳だが
会場へは明日入ることになる。
そのEXPOもキャラクターコンベンションの中で行われる訳だが
今回のそのイベントのメダマは6mのガンダム立像であるとのこと。
そのガンダム像にはこちらの漫画家さんがデザインした龍の模様が描かれている
とのことで、興味津々だったりする。
その漫画家氏はこちらの角川さんの雑誌でガンダムコミックスを描かれている方
ということで、版元監修も行われた決してぁゃιぃガンダムではない。

そんなこんなの上海イベントの詳細は明日以降ということになるのだが
毎度お馴染みのネット環境で少々気持ち的に不自由さを禁じ得ない。
SNS系はぐぐたす、FB、Twitterいずれもアウトで
Youtubeもダメ、ニコ動もダメ…orz
ミクシのみがアクティブだったりする訳だが、
改めてネット依存度の高さを思い知らされているような気分だったりする。

とりあえずブログの管理ページもアクティブなので
可能な範囲で情報発信させていただきたいとは思う。

20120711


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July 09, 2012

モデラーのサガ

会社での喫煙は分煙により給湯兼喫煙ルームに限られるのだが、
そこに数脚のスツールがある。

煙草をくわえ、何となく眺めていて
スツールに刻まれた使用感にちょぴっと模型心が騒いだ訳だが
身近なところに案外良いサンプルが転がっているものだ。

20120709

毎日多くの人が腰を掛ける座面は縁がこすれて塗色が落ち、光沢になっている。
座の直下は当たるものも無くきれいな表面が維持されているが
足掛け部分はこすれて金属の地肌が露出している。
多くの人が足を掛けるであろう部分は座面同様に磨かれ輝いていたりする。
稀に足が当たる部分は細かな傷が付き
4脚の2本は滑り止めが失われている。
足掛けに次いで靴が当たるであろう接地面に近い脚の先端よりも多くの剥げが見られる。
上に目を戻して手を掛ける背の部分は案外傷が少ない。

スツールに刻まれた傷や擦れを見ていると
人が座る状態が想像できる。
逆に、状況を想像しながらこれらの記号を盛り込んでいけば
模型的には見る人が納得出来るだけの情報を持つことになる。

とりあえず1本吸いながらそんなことを考え写真に撮ってみた訳だが
とりとめも無くそんなことを考えている自分に苦笑を禁じ得ない。

それと同時に模型の国の住人的には満足感もあったりするのだがw

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March 13, 2012

スマイル0円

ちょっと前にマクドナルドで"スマイル0円"を注文してみる・・・
という話をよく聞いたことがあった。

面と向かってマクドナルドのおねいさんに注文できるか?
と自問するとどう考えてもできそうにない。

Twitterでタイムラインと呼ばれるフォロワーさんの"つぶやき"を見ていると
時々"スマイル0円"ネタが流れてくることがある。
今もやっぱり"スマイル0円"伝説は健在なのだなぁ・・・
などと思いながらついつい目をとめてしまうが、ほとんどはネタな訳で
例えば・・・

 いつも無表情な友人がマクドナルドでアルバイトを始めた時、
 レジに立っているところを狙い撃ちして友人に
 「スマイルください」って注文したら、
 「そちらの商品はかなり前から生産中止です」って
 やっぱり無表情で言われてキャラ設定のブレの無さに感心した。

この辺は実際にありそうな気もしないではないが
シニカルなところでは

 マックで注文中の親子の会話
 子 「ねぇ、パパ?このスマイル0円ってどうして0円なの?」
 親 「それはね、店員の単なる義務感によって作り出された
    相手に対してなんの感情も抱いていない
    上っ面だけの1円の価値も無い笑顔だからだよ」
 店員「」

なんてのもある。

 マクドナルドで「スマイルのテイクアウトできますか?」って聞いたら
 「18時まで待っててください…」と言われて→お付き合い→結婚した人がいるそうです。
 おためしあれ。

なんてのは上手いなぁ…とちょぴっと感心してみたり。
なんだ、みんな"スマイル0円"好きなんじゃん、などと思ってしまう訳です。

ちなみに、"スマイル0円"エピソードを検索してみたらこんなサイトもありましたよ。
            ▼
【スマイルください】マクドナルドのスマイルエピソード集

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February 29, 2012

需要予測

13時頃に社食に行ったら
「申し訳ありません、ご飯が切れてしまって少々お時間がかかります…」
ということで麺系にでもしようか…とも思ったのだが
積極的に食べたいメニューでもなく、
なんとなく興が削がれた感もあってそのまま社食を後にした。

人気メニューで早々に売り切れ…というのは日頃から多々経験しているが
ご飯切れというのは初めて遭遇したよ。

昼時に近隣の飲食店で昼食を済ますという社員も少なくないのだが
今日は朝から都内は雪、ということで
外に出るよりは、たまには社食で…という人が多かったのだろう。

要は需要予測を誤った、ということか?

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January 12, 2012

紅き雲

昨日は午後からBHCでの会議に出ていた。
休憩の時間に外に出ようとしたら
普段の夕方の陽射しとなんとなく違う感じがしてそのまま外に出てみると…
20120111
バルンガでも居そうな何とも怪しい感じの巨大な雲があった訳です。
夕日の照り返しなんだろうけど、雲自体が発光しているような感じ。

詳しくないのでわからないが、地震雲の類ではないよなぁ…

今年は年明け早々の元日に関東圏では地震があり
先日静岡の海岸ではクジラが打ち上げられ
お台場でもクジラの死骸があがったという。

なんて書いてたらフロアで一斉に携帯の警報がカエルの大合唱…ヲイヲイ!

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