April 27, 2011

昭和が終わり20余年

このところ子供の頃からの馴染みの深い方の訃報が多く聞かれるようになった。
昭和の中ごろに生まれ、昭和と平成で過ごしてきた人生が
ほぼ半々に近くなって来ている訳だから
時期的には来るべくして来るタイミングではあるのだろう。

以前は著名な方の訃報に接し、
お名前は存じ上げてはいても個人的な想いは然程でもなく…
ということも少なくなかった。

しかし、最近は故人の映像や音声と共に訃報に接すると
その時々の記憶がかなり鮮明に甦り
個人的な想いとして気持ち的に凹むことも多くなってきた。
想いが多く、大きくなるにつれ、
以前のようにはブログなりミクシなりに日記的に通り一遍な書き様で
訃報に関する想いを書き込むことが出来なくなってきている。

昔からからのカワグチを知る人であれば不思議に思われたかもしれないが
昨秋に亡くなられた野沢那智さんの訃報に接した時には
書きたい事、書くべき事があまりにも多すぎて何も書けなかった。
通常の日記は書いてはいたが、実は無理やり搾り出すような気分で書いていた。

中学~高校~大学という特別な時期、深夜という特別な時間に
勝手な一方通行ではあるが、週に一度、濃密な時間を一緒に過ごしたという記憶は
商業モデラー時代という自分史的に最もやんちゃだった時代にも掛かる訳で
時代の記憶は決して色褪せるものではなく、
むしろ、その後のカワグチの形成にも少なからず影響を残しているように思える。

先週キャンディーズのスーちゃんが亡くなられた。
キャンディーズとピンクレディ、どっち?
と問われれば、俺的には躊躇無くキャンディーズに手を挙げる。
キャンディーズの3人の中で誰?
と問われると、ヘソ曲がりなカワグチはミキちゃん派だったりする。
それはそれとしても中学~高校時代、
俺的にはキャンディーズは木之内みどりに次ぐアイドルだった訳で
今回の訃報で思い起こされる記憶も相応にハンパない。

告別式では病床からの肉声での最後のメッセージが伝えられた。
ひと言ひと言を刻みつけるように丁寧に置くように語られた言葉は
自らの最後の時に臨む人の言葉とは思えぬほどに静謐だった。

"タレント"という言葉の本来的な意味を思うなら
スーちゃんは最後の瞬間までキャンディーズであり女優であり
"アイドル"ではなく天性の素晴らしい"タレント"を持った女性だったのだと思う。

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November 10, 2010

哀愁探偵1756

TBSの深夜枠で10月より放送が始まった「哀愁探偵1756」
稲垣吾郎さんと山田親太朗さんがレギュラーで
ゲストを迎えて懐かしモノなどを求めていろんなところに取材する…という番組なのだが
先週末にガンプラをテーマにバンダイに取材に来られるという話しがあった。

初期のガンプラを見せてください…ということで
吾郎さん、親太朗さんとゲストとして片瀬那奈さんがいらっしゃるとのこと。

当時のお話をちょぴっと聞かせてください、ということで
カワグチが応対することになったのだが
スタッフさんと打ち合わせをしていると
どうもカワグチがアテンドする感じの進行になっているらしい。

ということで、昨日撮影がありました。

御一行さんがホビー事業部にカワグチを尋ねて来る、というところから絡ませていただき
昔のガンプラの話、30年でガンプラこんなに変わりましたというような話
カワグチ作品を見ていただいて…というような感じで約2時間ほどご案内させていただきました。

SMAPの人たちがガンダム好きというのは聞き及んでおりましたが
吾郎さんもブームの時に作ってらっしゃったようで
ファースト、Zガンダムあたりは一過言ありという感じ。

片瀬那奈さんもガンダムがお好きというのは公言されてらっしゃるのだが
実際にガンプラも作るとのことでカワグチ作品をご覧いただいている時も
模型用語が普通に出てくる感じ。
ちなみにZ系MSがお好きとのことでキュベレイには格別な思いがあるらしい。

3人ともTVで拝見するまんまな感じだったが
きれいなおねいさんの片瀬さん、綺麗というのはもちろんなのだが
背が高くてカッコイイおねいさんという感じでもある。

放送は12月の中旬くらいになるそうなので詳細は是非番組をご覧いただきたい。

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August 18, 2010

上手く作ることよりも楽しく作ることを考えようぜ!

昨日ガンダムSUPER EXPOに行ってきました。
JR水道橋駅を降りると、どうしても敵地に来た・・・という気分になるのだが
それは・・・まぁそれ、今回は純粋にお仕事な訳です。

8/10~19までの会期中、HJ誌でも活躍されている能登有沙さんが
会場内でガンプラを作ったり、いろんなゲストとガンプラ話しをされているのですが
昨日はカワグチがお招きされ1時間ほどガンプラ話をしてきた次第。

ノモケンさんやヤマザキ軍曹といったモデラーさんたちが既にお招きされている
ということで、カワグチ的にはガンプラと付き合う気分というような話しをさせていただいた。
まぁ、能登さんの場合、先述のモデラーさんたちをはじめ
周りにお師匠さんがいっぱいいらっしゃるので
テクニカルな話しは皆さんにお任せして・・・という訳ですよ。

で、ここでもコッテリと妄想話しを繰り広げた訳ですが
基本的には表題の「上手く作ることよりも楽しく作ることを考えようぜ」というのが
あくまでも主旨。

模型趣味を嗜む方はストイックな精神をお持ちの方が少なくないようで
上手く作ることを一義として修行僧のように精励されている方が多いように思えます。
それはそれで大事な事だとは思うのですが、日本人は生真面目な方が多いようで
上手く作れなかった・・・、失敗した・・・というような事態に直面すると
模型趣味を辞める、諦めるというような人も少なくない。
と言うか、失敗したり上手く作れなかったら嫌だから作らない、
と言う人も現実にいたりする。

その一方で俺がコレだけ精進してるんだからオマエも道を極める姿勢を見せろ・・・
などという大きなお世話を他人に押し付ける人も昔からよく見かける。

価値観の押し売りなどというものは迷惑以外の何モノでもないのだが
概してそういう方はカテゴリーの優劣を決めたがったり
女性が模型を手にするのは許せないなどと公言して憚らなかったりする。
"プラモは男子の趣味"というイメージは確かに昔からあるが
現実にはそんなイメージは10数年前に既に崩壊している。

模型趣味という領域に於いてモチーフに興味を持ち、作ることを厭わなければ
性別、年齢、国籍などは何の関係もないし、そこで区別する意味も無い。

俺的には別に超絶技法なんてものを持ってる訳でもないし
そもそも自分が上手く作れるなどとは思ってもいない。
キットを前にしてどういう風に作ろうか、どんな仕上げで作ろうか
などと思案し妄想を膨らませるのが楽しいのであって
それを実際にカタチにするために必要なツールやマテリアルを探し、技法を修得する。
都度都度でアプローチを変えたり作るものによって仕上げの雰囲気を変えてみたり
そうして模型を完成させるのが楽しい訳ですよ。

知識・技術の習得やツールやマテリアルを自らの手にすることが
模型趣味の目的になっている人もいるが、それらはあくまでも
自らが完成像を作り出すための文字通りツールではないんだろうか。

まぁ、そんなオサーンの繰り言もカワグチ的価値観に過ぎないので
目的の置き方云々で「そうじゃないだろう!」などと
強要するつもりも無ければそんなスジでも無いんですけどね。

昨日はそこまで細かい話しはしなかった訳だが
実際のガンプラ話の詳細に関しては能登さんのブログなどをご覧いただくと
その場の雰囲気などは感じられるかもしれませぬ。
実際に能登さんがどんなものをどんな感じで作ってるのか・・・
なんてことも過去記事などご覧いただくと宜しいかと。

さて、普段だとスチルなどを併せてUPするところでもありますが
それも能登さんのサイトの方でご覧いただければ幸いでありまする。

能登有沙のガンプラLife style
のもぴ~プラスティックラジオBLOG

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December 14, 2009

今回の中華アイドル

091214b_2 アジア圏に出張に行った際には"Channel[V]"という
音楽チャンネルを滞在中のホテルでつけっ放しにしている・・・
というのは折々に当ブログでも記してきた。

今更という気分も正直否めなのだが
"Channel[V]"で放映されているバラエティで
"我愛黑澀會"という番組がある。

簡単に言ってしまうと夕ニャン、アサヤンの系統の番組で
オーディションで選ばれたお嬢さんたちが
学校形式で番組を進める・・・というスタイルらしい。

今までは言葉の障壁もあったため特に気にしてはいなかったのだが
今回たまたま番組内のコーナーで
視聴者の部屋を訪問する的な企画があり、
レポーター役のお嬢さんが可愛くてついつい言葉もわからず
雰囲気だけで見てしまった。

で、そのお嬢さんが「黒Girl(黑澀會美眉)」と呼ばれる
番組のお嬢さんグループのひとりだった訳で
MeiMeiというおねいさんなのだそうだ。
(上の画像はとりあえずネットで拾ってきたけど"らしさ"が足りないのでそのうち差し替え予定)
その後なんとなく見てると結構可愛いお嬢さんが揃っている。
091214a_2

4年も気づかなかったとは・・・俺的には、かな~り不覚だったよ。

「我愛黑澀會」番組公式サイト

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April 22, 2009

DDDという雑誌

広報経由での雑誌取材の依頼があり
今日の午後ほとんどまるっと応対させていただいた。

カワグチのブログをご覧いただいている方で
ご存知の方は・・・いないのではないかと思われる「DDD」という雑誌なのだが
何の雑誌かと言うと
「ダンスのある日常を提案するダンス・ライフスタイル雑誌」であるとのこと。

その雑誌の中で勝山康晴さんという方がコラムのページを持ってらっしゃるのだが
コンドルズというダンスカンパニーのダンサーでありプロデューサーである勝山さんが
実は筋金入りのガノタ・・・ということで、
ダンス誌ではあるのだが何故かガンプラ・・・という組み合わせが実現したらしい。

冒頭からかなり濃い目のお話しでスタートし
ガンプラにまつわる諸々の話をやりとりしながら
普段の広報系取材ではあまり話さない「妄想論」までお話させていただいた。

静岡出身で子供の頃にガンプラブームを体験されたという勝山さんには
カワグチの模型に対する気分を十分に汲んでいただけたようで
編集者置いてきぼり状態でかなり盛り上がった。

先日は音楽誌でビジュアル系ミュージシャン氏とご一緒させていただき
今回はダンス誌でパフォーマーさんとご一緒させていただく
というご縁をいただいている訳だが、
世の中にはいろんな方がガンダム・ガンプラに特別な思いを抱いてらっしゃる・・・
という証左であろう。

模型誌、アニメ誌といった普段お付き合いのある方々とはまた違って
いろんな方にお会いし、お話させていただけるというのは実に刺激的で
そういう意味ではスリリングと言うか面白い時代になったもんではある。

DDD web
コンドルズ Official web-site

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April 12, 2009

黒いガンダム

先日ソニー・マガジンズから刊行されている『PATi PATi』という音楽雑誌から
取材協力の依頼があり、撮影に行ってきた。

企画の内容は
ロックバンド"ナイトメア"のボーカルであるYOMIさんが
誌上でいろんなことに挑戦する・・・という連載企画で
今回「ガンプラ製作に挑戦!」というのがお題。
で、カワグチが指導するということでのお声がかりとなった。

諸々の準備・道具関係を用意し、撮影場所である
ナイトメアが所属するバップの会議室へ向かう。

会議室ではYOMIさんとスタッフ諸氏は既に入られていて
早速段取りを確認し用意した諸々を広げる。

今回はガンダム30周年ということもあり
HGUCの78ガンダムを作っていただくことになっている。

用意したお手本と言うかサンプルは
パチ組み完成品/簡単なスミ入れ+トップコート仕上げの完成品/全塗装した完成品
という3種類のパターンで、実際に作ってもらうにあたり
簡単なスミ入れ+トップコート仕上げを目指していただくことになった。

カワグチが時折テクニカルなアドバイスを入れながら
YOMIさんがひたすら作っているところをカメラマンが随時おさえていく・・・
という流れで始まったが、パーツの切り出し~整形~組み立てという作業は
客観的に見ると実に地味な作業。
しかもYOMIさんがかなり集中して作業しているということで
ほとんど目線は下を向いているという状況。
絵的な押さえどころが難しい中、カメラマン氏は適宜シャッターを切っていく。

YOMIさん自身は最近は作る機会はないものの
ガンダムに関してはやはり思い入れも強く、昔はガンプラも作っていたとのことで
丁寧に楽しみながら作られている様子。

ひととおりの作業と撮影が終了したところで
今回の取材協力のお話をいただいた時点で目論んでいた
オリジナルカラーのHGダブルオー完成品をお贈りした。

090412
バンド名の"ナイトメア"というイメージで
黒を基調にシルバーを配したカラーリングで製作した
"ダブルオーガンダム・ナイトメアver."

ガンプラのお楽しみは
自分ルールで改造したり塗装したりといったこともアリ・・・
という見本の意味も込めてお贈りさせていただいた。

これがきっかけで
「ガンプラ、やっぱ面白れぇじゃん・・・」と思っていただけるとありがたい。

PATi PATi WEB
"ナイトメア"公式サイト

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June 20, 2008

どうでもいい話

ちょっと前に当ブログでも触れた"髭男爵"
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右の"山田ルイ53世"が誰かに似てるとずっと思ってたんだが・・・

カウボーイビバップ #20「道化師の鎮魂歌」に出てきた
"東風(Tongpu)"に似てるんだよw
080620b
ぱっと見の外観とか・・・笑うキャラとか・・・
まんま同じという訳ではないけど、共通要素が多いのね。
銀河万丈さんに「ルネッサ~~ンス!」って言ってもらいたいなぁw

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June 02, 2008

朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからずや。

今日香港のテレビTVBの「好友移城」という番組の撮影隊がバンダイ本社にやって来た。

アニメ・トイ特集ということで
サンライズに富野監督を訪ね、BHCでガンプラが出来るまでを見学したり・・・
という内容らしいのだが
今回、番組のレポーター(?)として来日されたのが梁榮忠[Joey Leung]さん。
電撃ガンプラ王香港大会で審査員として、また香港ガンプライベントでMCとして
年に1,2回ではあるがご一緒させていただいている
本館イベントレポでもお馴染みのジョーイ・リョーンさんだった。

で、彼のご希望ということでバンダイ本社にカワグチを訪ねて来られた
というような流れだったりする。
番組という彼の本職の絡みで日本でお会いすることが出来る
というのは今まで夢にも思わなかった。
まさに、「有朋自遠方来 不亦楽」である。

記念に・・・と言うか、或る意味長いお付き合いの感謝を込めて
拙作をお贈りさせていただいた。

余談ながら今回の拙作に付けたプレートは
静岡HSでエーワンさんから頂いた"メタリックシルバーフィルム"という
インクジェット対応シールで作ったもので、地にヘアラインが入っていて
プレート等を自作するとかなりそれらしく見える。
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ということで、収録後に今夏、ガンプラ王香港大会で再びお会いすることを約束し
ちょっとオイラ的にはメモリアルな一日は終わった。

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May 30, 2008

ルネッサ~ンス!

面白いか?
と、問われると微妙な感じの"髭男爵"。

レギュラー以前のレッドカーペットで初めて見た時から
「ルネッサ~ンス!」
が脳髄の端っこの方に引っ掛かっているのだが、
最近SEGAさんのCMで見かけるようになり、
脳髄の端っこから真ん中に移動してきているように
口にこそ出さないが、時折心の声が
「ルネッサ~ンス!」と叫んでいるのに気付く。

そこでまた冒頭に戻る訳だが
少なくとも存在感だけは間違いなくある。

でも幼稚園なんかで子供達が声を揃えて
「ルネッサ~ンス!」と叫び笑っていたら…それはかなり嫌だw

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May 26, 2008

週刊 真木よう子

4月新番でオイラ的に"めっけもの"だったのが
「週刊真木よう子」だったりする。

TX系、1クールの深夜ドラマなのだが
1話完結のオムニバスで「主演:真木よう子」という共通項があるのみ、
各話の関連は全く無しという実験的な番組だったりする。
真木よう子本人と彼女のファンのためだけの番組と言っても過言ではない。

それまで真木よう子という女優さんに関しては全くのノーマークだったのだが
キャリア的には東京フレンズの藤木涼子とかSPの笹本絵里等
映画やTVドラマにも結構出ているし
写真集はオークションで高値取引されていたりもするらしい。

チョイエロ、シュールな演出等々、深夜ドラマならでは・・・という雰囲気が
真木よう子のちょっとアンニュイな雰囲気にピタッと合っていて
何となく毎週楽しみになってしまっている。
残り話数も数えるほどになってきたがもう少しの間お楽しみは続く。

何かの間違いでカウボーイビバップが実写化・・・なんて話になったら
フェイ・バレンタインは絶対に真木よう子にやって欲しいw

週刊真木よう子 公式サイト

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