December 30, 2011

1978年のデヴィッド・ボウイ

香港からの帰路のクイーンから始まった昔語りは後編に入るのです。
クイーン蔑視をしながらもグラムロックは良し…などという
訳の分からない論理を振りかざしていた厨房時代。

デヴィッド・ボウイとロキシー・ミュージックは俺的にはアリだった訳です。
で、その頃の音楽に関する情報源は
書籍ではミュージックライフとロッキングオン
ラジオはNHK横浜放送局のFM放送、通称"ヨコエフ"だったりした。
TVではNHK"ヤングミュージックショー"で
海外アーティストのライブが放映されるのが大変貴重で
ストーンズやキッスなどのライブも放映されたのだが
俺的にはデヴィッド・ボウイのライブの記憶がずっと残っていた。

で、今回クイーン巡りをしているうちに
クイーンとボウイの"UNDER PRESSER"に行き当たり
脇道を行くようにボウイの動画巡りも始めた次第。

ヤングミュージックショーのボウイのライブが
1978年12月のNHKホールのライブだったことを確認し
検索していくと出るわ出るわ(笑

更にネット検索してみるとそのライブが海賊版DVDになっているという。
曲目も全部わかったので順番に聞いていくと
この頃のボウイ、カッチョイイんだよ、やっぱり。
"THE LOW AND HEROES TOUR"の日本公演だったのだが
俺的にはベスト版を聞いてるようでまさに感動モノ

ちなみにその時の曲目は
01.Warszawa
02."Heroes"
03.Fame
04.Beauty And The Beast
05.Five Years
06.Soul Love
07.Star
08.Hang Onto Yourself
09.Ziggy Stardust
10.Suffragette City
11.Station To Station
12.TVC15

これで"Space Oddity"が奏じられていたら俺的には言うこと無しだったのだが…。
しかも、後にキング・クリムゾンにも参加する
エイドリアン・ブリューがツアーメンバーとしてギター弾いてたりと…。

まぁ、とりあえずは有名どころで"HEROES"でもご覧くださいまし。



プログレ耐性の無い人にはお薦めしないけど
"Station To Station"では汽車の汽笛を模したギターに
エイドリアン・ブリューの「エレファント奏法」の片鱗が見られてなかなか良いのです。

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December 29, 2011

デーモン閣下のボヘミアン・ラプソディ

先日のExpo香港からの帰り。
普段なら機内で映画などを見て過ごす訳だが
今回は集中力を欠いていたためかモニターをずっと眺めている気になれず
オーディオ・チャンネルから音楽を流しながらぼ~っとしていた。

よくある系の年代別POPSなんかで80年代の洋楽番組を流し聞きした後
特集チャンネルで"QUEEN"のベストヒットなんてのをやっていたので
結構マヂで聞き入っていた。

中学の頃、キッス、エアロスミスと並び「ロック御三家」などと称された時代。
当時の厨房的には男はエアロ、女はクイーン、キッスは子供用・・・
などという色分けなんぞをしていて今思い出すと幼稚な限りではあるのだが
その後、パープルに行きツェッペリンへ行く・・・
というような共通体験を持っている人は同年代には少なくないのではなかろうか。

その後、俺的にはプログレへと嗜好が向いていく訳だが
その近辺で「あれ?クイーン、食わず嫌いしてたかもしれない・・・」
と思い至り、その後、アルバムこそ買ってはいなかったが
俺的には再評価の機運が高まったりした。

そんなことを止め処も無く思い出しながら帰国し
その延長戦ということで帰宅後YouTubeでクイーンの動画を見て回っていたら
デーモン小暮閣下が歌うボヘミアン・ラプソディーの動画に行き当たった。

改めて聞く閣下の歌声は圧巻でありましたよ。
有名な動画なのかもしれませんが俺的には初めて見た映像でありました。

森久美子さんと熱唱している訳ですが・・・これは"お気に入り"直行です。

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April 12, 2009

黒いガンダム

先日ソニー・マガジンズから刊行されている『PATi PATi』という音楽雑誌から
取材協力の依頼があり、撮影に行ってきた。

企画の内容は
ロックバンド"ナイトメア"のボーカルであるYOMIさんが
誌上でいろんなことに挑戦する・・・という連載企画で
今回「ガンプラ製作に挑戦!」というのがお題。
で、カワグチが指導するということでのお声がかりとなった。

諸々の準備・道具関係を用意し、撮影場所である
ナイトメアが所属するバップの会議室へ向かう。

会議室ではYOMIさんとスタッフ諸氏は既に入られていて
早速段取りを確認し用意した諸々を広げる。

今回はガンダム30周年ということもあり
HGUCの78ガンダムを作っていただくことになっている。

用意したお手本と言うかサンプルは
パチ組み完成品/簡単なスミ入れ+トップコート仕上げの完成品/全塗装した完成品
という3種類のパターンで、実際に作ってもらうにあたり
簡単なスミ入れ+トップコート仕上げを目指していただくことになった。

カワグチが時折テクニカルなアドバイスを入れながら
YOMIさんがひたすら作っているところをカメラマンが随時おさえていく・・・
という流れで始まったが、パーツの切り出し~整形~組み立てという作業は
客観的に見ると実に地味な作業。
しかもYOMIさんがかなり集中して作業しているということで
ほとんど目線は下を向いているという状況。
絵的な押さえどころが難しい中、カメラマン氏は適宜シャッターを切っていく。

YOMIさん自身は最近は作る機会はないものの
ガンダムに関してはやはり思い入れも強く、昔はガンプラも作っていたとのことで
丁寧に楽しみながら作られている様子。

ひととおりの作業と撮影が終了したところで
今回の取材協力のお話をいただいた時点で目論んでいた
オリジナルカラーのHGダブルオー完成品をお贈りした。

090412
バンド名の"ナイトメア"というイメージで
黒を基調にシルバーを配したカラーリングで製作した
"ダブルオーガンダム・ナイトメアver."

ガンプラのお楽しみは
自分ルールで改造したり塗装したりといったこともアリ・・・
という見本の意味も込めてお贈りさせていただいた。

これがきっかけで
「ガンプラ、やっぱ面白れぇじゃん・・・」と思っていただけるとありがたい。

PATi PATi WEB
"ナイトメア"公式サイト

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November 08, 2008

ピンボールの魔術師

The Whoの来日公演を間近に控え、TVでもスポットでCMが流れたりしているが
スカパの音楽チャンネルあたりではThe Whoの特集なんかも組まれたりしている。
昨晩は1970年のワイト島のライブと1981年のライブが放映されてたのだが
40年近く前の作品である"TOMMY"はやっぱり死ぬほどカッコエェ。

オイラ的には1975年にケン・ラッセルが監督した
映画"TOMMY"が最初のWho体験だった訳だが
エルトン・ジョンの"ピンボールの魔術師"に「おぉ!」っとなり
その後オリジナル版を聞いて帰って来れなくなってしまったクチではある。
幾多の名曲と呼ばれる楽曲とともに演奏される"ピンボールの魔術師"は
あのイントロが聞こえてきただけで何をしていても手が止まってしまう。

1978年にキース・ムーンが鬼籍に入り、
2002年にジョン・エントウィッスルもこの世を去った。

現在1/2になってしまったThe Whoだが
ピート・タウンゼントは難聴となり、
児童ポルノサイトにアクセスしたとして逮捕されるなどという
些かカッチョ悪いニュースが目立つ最近だったりする。

今回の来日公演に行けないのが甚だ残念ではあるが
齢60歳を越えた二人の永遠の不良青年にはいつまでも頑張っていただきたいものだ。
カッコイイとはこういうものだ・・・というのを体現し続けて欲しい。

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May 08, 2008

歌姫

明日第6話が放映されるマクロスF。
原作(?)に魂を奪われた身としては
設定、エピソードに見られる適度なお楽しみが結構楽しかったりする。

マクロスシリーズの根幹を成す"歌"は本作でももちろん継承され・・・
と言うか、最大限に表現されている訳だが、本作には2人の歌姫が登場する。

で、若き歌姫"ランカ・リー"なのだが
声質がオイラの永遠の歌姫、飯島真理さんに結構似ているのである。
だから全肯定・・・という訳ではないのだが
それはそれで継続して見る動機付けになっていることは否定できない。

先日作業部屋の片付けをしながら古いビデオなんかを見返していたのだが
気がつくと飯島真理ナイトになっていた。

やっぱりいいなぁ・・・
オイラの歌姫はやっぱり飯島真理さんなのだよ。

マクロスF オフィシャルサイト
飯島真理 オフィシャルサイト

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May 31, 2007

ユージン、斧に気をつけろ

某巨大SNSの"ピンク・フロイド"コミュニティに参加しているのだが
その中で、「あなたの好きな1曲は?」というトピがある。

好きなグループの楽曲から1曲を選ぶというのは実に難しい。

散々悩んだ挙句
Careful With That Axe, Eugine (邦題:ユージン、斧に気をつけろ)」
を選ぶことにした。

書き込む際に「~気を付けろ」だったか「~気をつけろ」だったか
記憶が曖昧だったので、間違えるとカッチョ悪いので検索して確認することにした。

検索結果を辿っていく中で宮台真司氏のブログに行き当たった。

そこには、
中2の折にNHKFMの「渋谷陽一のサウンドストリート」で聴いた
フロイドのユージンがきっかけでプログレに入門し
YES、クリムゾンを経てタンジェリンドリームを、
そしてドイツのロックを聴くようになった・・・という記述があった。

え?え?え?・・・それ、オイラとおんなじコース。

宮台氏は1959年3月生まれとの事
オイラは3学年下になるので、残念ながら同じ番組の同じ曲・・・
ということではないようだが、
オイラも中2くらいの時にNHKFMの渋谷陽一氏の放送でユージンを聴いて
プログレ道を歩み始め、YESやクリムゾン、EL&Pなんかを聴くようになって
タンジェリンドリーム、クラウス・シュルツといった
ドイツプログレに走ったんだよ・・・。

なんだかちょっと不思議な気分になってしまったので
とりあえず日記に記すことにしました。

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January 08, 2007

THE DARK SIDE OF THE MOON

夜中に以前NHK-BS2で放送された洋楽ライブ番組の再放送があり
1994年のロンドン/アールズ・コートでのライブが放送された
メダマは『狂気』の全曲演奏ということになるのだが
夜中に誰もいない部屋で聞くフロイドというのはやはり良い

学生時代、まだ暗い冬の夜明け直前に窓を開け放しヘッドホン+大音響でエコーズを聴き始め
東の空が明るくなっていくのを何をするでもなくただ聴きながら眺める・・・
というのが至高の贅沢に思えた時期があった

まぁ、俺気分的にはフロイドは真昼間の陽光の下で聴くような健康的な音楽ではない
友人とノリノリで聴く音楽でもない
ひとり自分の世界に籠もって鬱々と聴き入るというのがやはりヨロシイ

そんな気分を思い起こさせてくれたライブだったのだが
惜しむらくはやっぱりそこにはロジャー・ウォータースの姿は無い訳で
その1点に於いては俺的には残念でならない

近年の月を覆う影が消えたフロイドも嫌いじゃないんだけど
ファイナルカットまでの楽曲に関しては
R.ウォータースの鼻にかかったボーカルが聞こえてこないと落ち着かない

そういう意味ではLIVE8のステージというのはやっぱり貴重な演奏シーンなんだねぇ

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November 26, 2006

THE BEATLES "LOVE"

シルク・ド・ソレイユがビートルズの楽曲を使ってラスベガスで公演する
という話はかなり前にめざまし芸能ニュースで聞いていた

今日ヤフー・ポータルのトップページを開くと
"エンターテインメント情報"のところに同公演のサウンドトラック盤ということで
"LOVE"と題されたCDの紹介が出ていた

オイラ的には小学生の時以来折に触れビートルズサウンドに馴染んできているだけに
スルーすることなんてことは到底出来ない

リンクを辿って行くと東芝EMIのビートルズ・オフィシャルサイトに到達した
"LOVE"の詳細を見てみるとジョージ・マーチン親子が
ビートルズの全曲をトラック毎に解体し、再構成することでアレンジを行い
完成させたものであるとの記述を見た

同サイトで4曲フルコーラス聴けるということで早速ダウンロードする
嫁さんも筋金入りのビートルズファンということもあって姫さんを横にしばし聞き入る

ほぅ、そうくるかぁ・・・というような感想をはさみながら結構満足して視聴を終えた
ネットに出回っているレビューを見ると必ずしも肯定派ばかりではないようだが
オレ的にはかなりウェルカムな気分ではある
アルバムには26曲が収録されているが・・・これは買いだな

東芝EMI ザ・ビートルズ 日本オフィシャルサイト

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November 22, 2006

エイジアが来るんだって?

大学時代にプログレの残照を感じながら聞いていたエイジア
元イエス、元クリムゾン、元EL&Pという出自を聞いただけで
魂が揺さぶられる思いを感じながらレコード盤に針を落とした日々
商業モデラーとして元気一杯でヤンチャしていた時期と重なるだけに
思いはひとしおではあるが、来年春にオリジナルメンバーでの来日が決まったらしい

時々CMに楽曲が使われたりすることもあり
耳にした事のある人も少なくないかもしれない

看板を背負った寄り合い所帯というのは
往々にしてイマイチ食い足りなかったりするものだが
看板抜きにしてもエイジアはカッコ良かったのである

その後メンバーチェンジを繰り返しながらパワーダウンしていく訳だが
件のメンバーで既にアメリカからイギリスへとツアーを行っているらしい
そこではエイジアの楽曲の他に
イエス、クリムゾン、EL&Pなんかの楽曲も演奏しているらしい
ん~、ライブ盤出てくれないかなぁ・・・欲しいよぅ

そう言えばロバート・フィリップが選曲した
クリムゾンの2枚組ベスト盤も発売になった
"濃縮キング・クリムゾン"というマヌケな邦題は如何なものかと思わんでもないが
これもやっぱり買いだよなぁ・・・

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August 17, 2006

今回のお勧め中華アイドル

"S.H.E"という3人組のおねいさんユニット
台湾出身で既に5年のキャリアを持ち、日本で紹介されたこともあるので
知っている人も多いかもしれない

カワグチ的にも以前から中華アイドルとして認識はしていた
去年の秋から年末にかけてのBAKACの旅では
モーツァルトの交響曲40番を使った「不想長大」がやたらかかっていたのだが
7月の上海出張の際にTVで見たS.H.Eの「我愛你」が実に良い
歌もいいのだがPVが(・∀・)イイ!
て言うかかなり気になる

若い頃に何らかの理由で分かれた恋人同士がそれぞれの人生を過ごし
50年経って再会して・・・というような内容で
結構意味深な内容だと思うのだが中国語に不自由な身としては詳細がわからない
あぁ、すっげぇ気になるよぅ

ちなみにカワグチ的なお気に入りさんは"S.H.E"のSさんSelinaタソ
知る人ぞ知る大阪アイドル小林千絵に似た系のHのHebeタソも良いのだが
やっぱりSelinaタソが一番だねぇ

060817
"S.H.E" Ellaさん / Hebeさん / Selinaさん

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