December 27, 2013

ガンダムビルドファイターズのリアル

HG 1/144 WGフェニーチェをどんな感じで仕上げようかなぁ…
トリコローレの機体、イタリアの伊達男、ナンパの道具にガンプラを使うヤツ、
というようなキーワードを並べながらイメージしたのはピカピカに磨き上げた機体。

F1マシーンのような雰囲気だろうか…
色合い的には80年代末のベネトンのような感じ?
スポンサーロゴみたいなのは入ってるんかなぁ?
というような妄想を広げながら完成形のイメージを固めていく。

オフセットされた翼はちょっと伸ばして主張を強くしようか…
ビームマントはキット付属の成型品でもいいけど、もっとなびいた感じが欲しいから
すけるくんとか透明粘土あたりをお試しで使ってみようか…
というような工作系のプランも膨らませていく。

1/144でオッドアイを印象的に見せるにはどうしよう…
ギリの範囲で目を大きくする?
ひさしを少しえぐって露出範囲を大きくする?
とりとめもなくそんなことを考えるというのも模型的なお楽しみだ、
と俺的には思っている。

頭部の破損箇所はどんな感じで仕上げよう…と思った時に思考が止まった。

これはBFモビルスーツのMG化の際にも議論されたところではあるのだが
GBF世界のMSはあくまでもガンプラなのだから
1/144キットを組み仕上げたものが一義的にはリアルとされるんではないか。
だとするとMGのビルドストライクってあり得なくない?

ビルダーが作ったガンプラは、もしホンモノがあったとしたら
こうなっているんじゃないだろうか…というアプローチでつくられた作品だから
MG化に際してのリアルはあくまでも劇中のビルダーが想像したモビルスーツを
1/100で作ったとしたらどんなガンプラになっているだろうか、
ということで商品像を構築するのが良いのではないか等々。

フェニーチェに話を戻すと、ガンプラに於いて何を持ってリアルとするのか、
というのはカワグチの場合、実際の製作プランに大きく影響する。
そもそもどうして付いた傷なのか?
破損した部分は成型色が見えてるんだろうか?
リペアできるはずなのにそのままにしてる訳だから
傷も含めて意匠として仕上げてるのかもしれない。
だったら通常のガンプラで表現するダメージ風にわざわざ仕上げているかも?

そんな些細なことなど傍から見るとどうでもいいことかもしれない。

それでもそういうところにこだわって色々思考を巡らすのは
義務感から来る訳でも、自分にルールを課しているからでもない。
単にプラモデルというプロダクトを前にしていろんなことを考えるのが楽しいからで
それを表現した時に画像を見た人はどう反応してくれるだろうか、
といったヤマっ気によるものだったりする。

折々に完成形のイメージを具体的にしておくといいですよ、
というような話もしてきた訳だが、
それがお作法になってしまうのはやはり楽しくない訳で、
些細なことを大げさに考えるバカバカしさこそが
自分にとっての模型趣味のお楽しみの根底にあるのかもしれない…
などと思う訳ですよ。

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September 19, 2013

MS-06C改 ~ザクⅡオデッサ鉱山基地仕様~

俺呼称『ミズオザク』。
前日記でも触れたがビッグコミック スピリッツで連載されている
『プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-』の劇中で
主人公のミズオが作っているいわゆる"オラザク"なのだが、
実際に作ることにした。

Mizuo001
という訳で、早速ベースキットとなる
MG F型ザクver.2.0を確保、
コミックスの流れを踏まえ製作に入ることになる。

ただ、劇中で描かれているシーン
だけではもちろん足りないところもあり
完成させられるための情報が揃っている訳ではない。
(実際まだ劇中でも完成してないし…)
実際に使用するツールや
製作に際しての癖などは
ミズオとカワグチではかなり異なる。
ということで、
あくまでもコミックスの描写を参考に
ミズオが目指すMS-06C改を
カワグチ流で作る、ということになる。

実際には様々な作業を行っていくことになるのだが
とりあえず大きなポイントとなるであろう点(見せ場)は
■スパイク無しの左肩ショルダーアーマーの加工
■縦ロールが追加されたモノアイと頭部外装の加工
■S型準拠とされるランドセルの加工
■宇宙空間仕様型の地上配備に伴うアレンジ
■マシンガンの新造

ということになろうか。

とうことで、実際にはSNS上でオンタイムで進行している作業をおまとめして
ブログでは紹介するので、以下の画像詳細に関しては
元画像を参照いただくと良いかもしれない。

【左肩ショルダーアーマーの加工】

Mizuo002
劇中ではスパイク跡をノギスで測るシーンがあるが、確かに10mm。
径を合わせた円盤をプラ板から切り出し貼る訳だが
劇中のミズオザクには蓋の周りに縁があるので、ここは俺解釈で追加加工する。

0.5mmプラ板上でテンプレートの11mm径の円をケガキ針で描き
カッターで切り出しヤスリで整形して円盤を作る。
スパイク跡になるアーマーの開口部の周囲をヤスリで軽くやすり、
接着面となる平面を出し、円盤を溶剤系接着剤でしっかり接着する。

僅かな縁を残して内ぐりするので接着剤が完全硬化し
プラ板とパーツが同化するまで1日ほど放置。

元画像1元画像2

Mizuo003
翌日、蓋がパーツと同化したところで(多分)
センターにドリル刃で3mm位の穴を開け、デザインナイフで穴を広げていく。
ある程度広がったところでリーマーで更に穴を広げ、
縁の部分を僅かに残すところまで慎重に開口していく。
力を入れすぎると縁が割れてしまうので最後は超慎重に。

縁の整形には800番くらいの紙やすりでこれまた慎重に行うが、
リーマーをお持ちでない方は縁に近いところまでデザインナイフで穴を広げ
240番くらいの粗い紙やすりで内ぐりして最後に前述のように整形する、
という方法でも可。

ミズオザクのディティールはRGザクのそれに準拠しているようなので
アーマー外周の縁と若干のスジ彫りが必要になるので
劇中では描かれていないがその辺りも加工しておこう。

アーマー表面へのスジ彫りはアーマー外周辺に平行なラインが4本入る。
平行を出すために任意の幅で切り出したプラ板をガイドに
アーマーとプラ板がズレないよう気をつけながらアタリのラインを引く。

平行に引けているのが確認できたらスジ彫りを入れる訳だが、
5枚重ねで厚みを出したマスキングテープから幅2mmくらいの帯を切り出し
アーマー上のアタリのラインに沿って貼る。
細切りテープは曲面へも確実にフィットし、
多少の曲線であればしっかりラインを出すことが出来る。
貼り重ね厚みを出したのはカッターでラインを引く時のガイドとして
確実性を高めるため…ということです。

アーマーの縁に関しては、カワグチ的には補強目的に別材が重ねて貼られている、
という解釈なので、スジ彫りではなくプラ板を使い段差を出すことにした。

縁の位置決めをするために先ほどのプラ板をあてるのと同じ効果を求め
プラ材でラインを引くための治具を作り外縁端から3.5mm、4mmの位置で線を引く。

0.3mmプラ板から1mm弱幅の帯を切り出し指先で軽くしごいてカールさせ
曲面に馴染みやすくし、3.5mm線に沿って少しづつ接着剤で貼り押さえ固着させる。

1mm幅に切った0.3mmプラ板を均等になるようアーマーから実測した長さでカットし
台形に切り出したプラ板をアーマー上のプラ線に合わせ貼っていく。
アタリ線を4mmで引いたのはクロスする箇所の台形の上辺の位置決めをし、
辺上の台形のセンターを横切るラインであれば位置決めも出来るという判断から。

プラ板の貼り合わせで縁のラインを作っているので表面は平滑ではないが
ラインをきれいに出したいということで多少手間がかかるが今回このような方法を採った。

元画像3元画像4

Mizuo004
縁を形成するプラ板が接着剤により完全に固着したあと、瞬間硬化パテを練り
プラ板のラインから外周方向に盛っていく。

パテが硬化したらカッターで大まかな形を削り出し、紙やすりで整形する。
瞬間硬化パテは切削面上に細かい気泡が残るのでサーフェイサーを吹きつけ気泡を埋める。

元画像5元画像6

Mizuo005
基本作業が終わるとこんな感じ。


Mizuo006
肩アーマーの基本的な作業が終わったところで蓋を作る。
劇中ではディバイダーでプラ板に円をけがき、サークルカッターでカットするらしいが
(実際の作業はイエナの絡みで描かれていなかったりするw)
ディバイダーの場合中心に針跡が残るのがなんとなく嫌だったので
縁を作った時と同様にテンプレートとケガキ針を使って円盤を切り出した。
よく考えてみると蓋のセンターは加工するので跡も何も関係ないのだが…。
使用したプラ板は1mmと0.5mmの貼り合わせたもの。

円盤の外周を整形し、アーマーの開口部に収まるかどうか確認しながら調整する。
蓋の表面は軽くアールが付き曲面になっているので外形を粗目のヤスリで削り出す。
その後、卓面に両面テープで円盤を固定し、600番くらいの紙やすりで整形する。
この時に均一な曲面に整形するため、指の腹の弾力を使って
軽くやすりながら全体形を整えていく。

蓋表面の整形が終了した後、両面テープで固定されたままの状態で
再度テンプレートをあててセンターを決め中心線を引きカッターでアタリを引く。

蓋面上の線は劇中ではスジ彫りのように見えるカットもあるが
ある程度の幅を持った段落ち面のように見えるカットもある。
ここではやや幅のあるスジ彫りと解釈し、カッターで引いたアタリ線に沿って
レザーソーで軽く溝を切っていった。
溝の深さと溝の形を整えるため、目立てヤスリで整形し、
800番くらいの紙やすりで全体を再度整形し、アーマー開口部にあてる。

納まりに問題が無いようであれば溶剤系流し込み用接着剤で固定する。

元画像7元画像8

Mizuo007
ということで、左肩ショルダーアーマーの加工は終了。


現状、作業としてはここまでということで、ミズオには全然追いついていないが
ここはまぁ、基本に忠実に(愚直に?)作業段取りを考えながら
あくまでもカワグチ流で作っていきたいと思う訳です。

目標としては11月に秋葉で行われるガンプラEXPOで昨年同様に
ガンプラ製作実演を行うことになると思うので、
その時に完成させる…というのが美しいかなw

その近辺で単行本の3巻も多分出ると思うし。

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September 12, 2013

ミズオザクをコミックスを見ながら実際に作ってみよう企画

ビッグコミック スピリッツで連載されている
『プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-』
のコミックス2巻が先月末に出た。

編集の方々や作者さんたちとお会いする機会などもあり
連載スタート時よりご縁浅からぬ作品ということで見守っていたりする。

どんなお話しなのかは下記小学館さんとこのURLから飛んでいただき
ご確認いただければとは思うのだが、
先日Twitter上で、本編中で描かれている主人公ミズオが作っている
MGザクの改造機を劇中のレシピで作れるんだろうか…
と呟いたところ、「無理!」というリプをいただいた。

ドラマを追いながらプラモ製作レシピを上げていくというのは
人によっては中途半端感を感じるのかもしれない。
それでも、カワグチ的にはこのコミックスに
かつてのコミックボンボンの記事ページを見ているような既視感を感じていたりする。
伝説となっている腕時計のバンドを使ったパーフェクトガンダムなどは
多くの読者が夢にみながら「無理!」と思ったんではなかろうか。
初めて見聞きするツールやマテリアルに戸惑いながら
いつかは作ってみたいという憧れがあったのではなかろうか。

確かにボンボンの記事は実際に製作された作例の解説ということで
説得力ありまくり、というのがミズオザクとの決定的な違いなのだが
ポイントになるところはコミックスの描写に可能な限り倣い
レシピをベースに自分流のアプローチも込み込みで臨めば
「全く無理!」ということはさすがに無いだろう。

ということで、改めて
『プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-』のミズオザクを
コミックスを見ながら実際に作ってみよう企画
を個人的にやってみようと思う。

合コンで知り合ったお嬢ちゃんが家に転がり込んでくる
というようなハプニングを望んでいる訳ではないし、
ミズオほどの情熱を持ち合わせている訳ではないのだが
作るきっかけ(ネタ?)としては面白い題材だとは感じている。
模型の国の「妄想力」の楽しさ、大事さを普段から口にしている身としては
ミズオの妄想をただの妄想で終わらせるのはもったいないと思うし
模型の国の住人さんであれば100%とは言わないまでも
ミズオの妄想を我が事に置き換えて楽しんでいただける余地はあると思う。

もっとも、ミズオが完成させてくれないとこのネタは未完で終わってしまう訳だが
塗色も含めた完成形のイメージはコミックス1巻の表紙にあったりするので
そのあたりのイメージも踏まえながら、とりあえずはこれから始めて
現状に追いつければ…というのが最初のステップだと思っていたりする。

さて、まずはMG ザクF型 ver.2.0を買って来るところから…だなw


プラモ男子とプリチー女子-ミズオとイエナの一年戦争-/小学館

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April 18, 2013

とりあえず作ってみようや

先日YS秋葉原スケールショップで店長さんと話をしていてガルパン特需の話になった。

キットを買われた方が箱絵と違う…と悲嘆にくれるケースが続出してるということだが
確かに"P虎"などは初プラモの人にとっては途方にくれるだろうなぁ・・・とも思うが
そこで○mmプラ板を切り出して・・・などと改修点を示されても
多分不安は払拭されないのではなかろうか。

だったら厚手のケント紙でもキットの箱紙でもいいから箱絵を見ながら
ハサミで丸を切り出して両面テープで車体側面に貼り付ける、
同じように紙で砲塔上面の張り出しを作って貼り付けて塗装する・・・
ってことならまだ工作面での不安は軽くないかい?

塗装した後の質感が違っちゃうじゃん・・・と言われると思うけど
そんなことはあったり前のことで
実際やってみないとどれくらい違うかもわからなくないですか?

模型の国の人たちが使っているエポパテでもポリパテでも
スチロールとは質感違うんだから。
それを均すためにサフ吹いてるんでしょ?

技術論とか厳密な考証はその後でいいじゃん。

とにかく作らないとスキルは永遠に上がらない訳で
大洗戦車隊を並べたくて買ってるんだろうから
そこでいきなり高いハードルを前にして足踏みするより
"なんちゃって"でもなんでも作った方がいいと思うんだねぇ。

劇中で38(t)にヘッツァー改修キット・・・などという台詞が出てくるから
考証的なところに縛られる気分もあるとは思うけど(罪作りだとも思うけどw)
ディティールに目をつぶってとにかく作って
車体前面装甲板にマウスの履帯でガリガリ削られた跡を付けるだけでも
それはそれで良い作品になる思う訳ですよ。

それでもやっぱり気になる人は2台目ということで
他キットからパーツを持ってきて、ミリ精度の工作施して仕上げる。

徹底改修した大洗版ヘッツァーの前面装甲ガリガリにするの、嫌でしょう。
だったら最初っから割り切って作っちゃった方がスキルも上がるし
満足も得られるのでないかと思うんだけどなぁ・・・。

毎度の繰り返しで申し訳ないですが
模型はこう作らなければならない…なんてことは無い訳で、
自分が楽しめればそれはそれで良いでしょう。

コンテストに出すというような場合は
それ用に気持ちも切り替えて臨めばいい訳で
普段から"なんちゃって"で作り倒している経験を集大成して臨めば
誰からも文句言われる筋合いのない、自分でも納得できる作品が出来ると思うですよ。

ストイックに模型道を歩んでらっしゃる方からは
こんなことを言うこと自体が害悪を垂れ流してると思われるんだろうなぁw

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February 26, 2012

昔、模型誌の編集さんから聞いた話

今日のAGEではゼイドラが出撃した訳だが
赤くて3倍速のMSの中の仮面の人・・・にあちこちでツッコミが入っている様子。
そんなログを見ながら十数年前に模型誌の編集氏から聞いた
ちょっとしたコスプレイベントの話を思い出した。

時期的には"ガンダムW"絶頂期。
5人のガンダム乗りやゼクス姿の人が多く見られた時代。
もちろん他タイトルガンダムのレイヤーさんもいる中で
赤い彗星に扮した人もいたそうだ。

赤い彗星ならそんなイベントには普通にいて当たり前だと思うのだが
一部のレイヤーさんのグループからは
「ゼクスのパチもの」「ツノ付き」などと呼称されていたらしい。

血中ガンダム濃度が一般値レベルな人にとっては耳を疑うような話だが
"ガンダムW"が好きな彼女たちにとっては
15年も昔のガンダムなんて知ったこっちゃ無いわけで
そこで彼女たちの首根っこを捕まえて
"赤い彗星"についてどんなに熱く語ったところで全く響かないに違いない。

その前年に
TVは初めてガンダムを見る人にとっての接触機会として考えた方が良い…
と思い至ったりもしていたのだが、
そういう面では赤い彗星をゼクスのパチものと言い切って憚らない人たちが現れる
というのは必ずしも嘆くべきことではないのだなぁ・・・
というような納得をした記憶が蘇った。

SEED、SEEDデスティニーの時も似たようなことはあった訳で
ザクはまだしも、グフやドムには俺的にも抵抗感がない訳ではなかった。
だが、SEEDファンにとっては
青い巨星も黒い三連星も知識としては持っているかもしれないが、
感情移入の対象はあくまでもイグナイテッドやトルーパーであった。

"AGE"をファーストガンダムとして見ている視聴者にとって
「赤い3倍のMSの中の仮面の人、カコイイ!」
という印象が残ってくれれば、"TVガンダム"としての役割りは十分に果たしている
と言えるのかもしれない。

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January 16, 2012

AGE-1 タイタス

昨年末にTwitterで
 萌え系だろうがメカものだろうが
 基本的に感情移入できる対象がないと俺的には楽しめない訳だが、
 AGEに関してはユリン推しというスタンスをはっきりさせておこうw

などというツイートを発したが、昨日放送分でユリンは逝ってしまった訳だ。

先のツイートには「敵の中の人も描かれないと感情移入しにくいのよねぇ…」
という気分も言外には含まれていた訳で、
デシルやユリンがUEのMSに搭乗してフリットのガンダムに対する…
というのは、やはり俺的には望ましい展開だったりする。

そんなこんなも含めてAGEに対する評価は…まぁいろいろある訳だが
巷ではネタキャラ扱いされているタイタスもアンバット上陸に際し、
一瞬の登場ではあったが最期に一花咲かせたと俺的には思いたい。

デザインを拝見した段階ではあまり作りたい気分は盛り上がらなかったのだが
組み上げられたHGタイタスを見た時は意外と立体映えするなぁ…
などとも思ったりした。

手元には既にAGE-2ノーマルが届いている訳で
すぐにでも作り始めたい気分も無い訳ではないが
正直な気分的には今はタイタスの方がちょぴっと作りたい気分が上だったりする。

シャッター抉じ開けシーンを作りたい…という訳ではないが
重くて硬そうな感じで仕上げてみたいよぅ…などと、かなりマジで思っていたりする。

とりあえずは同時進行…かなぁ。

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January 08, 2012

偽物語

年が改まったご挨拶もそこそこに
通常レベルでスタートする2012年な訳です。

エリア的には既に放送が始まった「偽物語」。
MXではなく、チバテレで視聴する俺的には
今晩第1話ということになる訳ですよ。

火憐ちゃんと月火ちゃんの話…となるのだが
俺的には「恋物語」読後ということもあり
貝木泥舟氏がちょぴっと気になっていたりする。

原作を読みながらイメージしていたのは
喪黒福造氏のような雰囲気だったのだが
キャラデザインを見るとビジュアル的には真逆な感じ。

そりゃそうかぁ…ひたぎさんとのいきさつを考えれば
ビジュアル的にはこっち方向だわなぁ。

忍野メメ級の存在感を発揮していただけると
俺的には満足度がかなり高くなるのだが。


「偽物語」公式サイト

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May 18, 2011

めんまの願い

110518
春新番も中盤に差し掛かってきた今日この頃。
このシーズンは割と多くの作品に視聴習慣がついているのだが
CXのノイタミナ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
はオレ的にはイチバンのお薦めだったりする。

未見の方は置いてきぼりにしてしまうことになる訳ですが
切ない系のアニメということでは
"CLANNAD"以来の気持ち入り度という感じではある。

展開の推測をするにはまだピースが足りない訳だが
普通に考えれば"めんまの願い"は10年経ってバラバラになってしまった仲間が
もう一度笑い合えるようになって欲しい…というところなのだろう。

自分が居ることができなくなった10年後のみんなの様子が
思い描く姿とあまりに乖離してしまっていることに対する悲しさかもしれない。

自分がこの世から去ったことで仲間がみな心に深い傷を負い
その傷と負い目から目を背けることで
みんなの絆も切れてしまったことを哀しんでいるのかもしれない。

それぞれが負った傷と向き合い乗り越えて自然に笑顔で集まれる日が
最終的に"めんま"の望むことなのだと思うが
"あなる"や"ゆきあつ"は傷の深さは別として向き合う方向に視線が移り始めている。

"じんたん"は自らが切り離してきた世間との絆を紡ぎ直して
かつて仲間のリーダーだった頃の姿を取り戻さねばならない訳だから
ひたすらもがき苦しむしかないのかもしれない。

全てを見透かしたような立ち位置にいる"つるこ"は最も厄介かもしれない。
感情に任せることなく常に冷静な視点を持とうとする彼女は
自分の傷にも気付いているはずだけど
その傷にまつわる感情に左右されることを多分拒絶するんではないかなぁ。
彼女の殻を溶かすなり割るなりするためにはかなりのチカラが必要だと思うんだね。

"ぽっぽ"は…まぁ、いっか。

な~んてことを思いながら毎週楽しみにしている訳だが
映像も丁寧で、演出も効いていて
少なくとも今の段階ではオレ的には名作の予感。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

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April 05, 2011

キライじゃないぜ

と言っても10年くらい前のドラマのタイトルではなくてだね、
今年国内では自粛ムードの中であまりニュースにはならなかった
エイプリルフールの嘘サイトなのだが
「トトロをディスニーが実写化?!」という噂が流れたらしい。

110405ネタ元はアメリカの"Japan Cinema"というサイトから配信されたもので
"実写版トトロ"の画像と合わせて今年のクリスマスに公開予定…
などという話しだったらしい。

で、その"実写版トトロ"の凶悪な面構えに
ファンがTwitterで悲鳴を上げた…のだそうである。

確かに目つきの悪さは一級品だが
オレ的には"もしもほんとにトトロがいたら"きっとこんな感じだろうなぁ
という気分で結構納得してしまった。
そう、この凶悪な面構えのトトロ、オレ的にはキライじゃないぜ。

同じくアメリカのアニメサイトでは
「ガンダムWが実写化?!」というニュースも流れたらしい。
具体的な役者の名前も挙げて配信ということで
コレもかなり話題になったらしい。

ガンダムWとトトロ、
結局はどっちもエイプリルフールネタということでオチがついた訳だが、
ガンダムWはともかくとして、トトロはこのデザインで見てみたかったよw

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March 21, 2011

LBX "クノイチ"

女性的なフォルムということもあるのだろうか
他のLBXに比べると子供人気的にやや劣勢な感じのクノイチ。
カワグチ的には今までのLBXの中では結構好きなデザインだったりする。

アキレスを作っている時に
クノイチを作るんだったら白忍者で…という結構具体的なイメージもあり
今回は迷いも無く一気に作ってみた。

ネット上では可動範囲の拡大等の工作面でのアプローチも見られるが
今回は手っ取り早く自分のイメージを形にしたいという欲求のみで作ったため
基本的に改造等は無しで塗装でのアレンジということになった。

110321a使用色のレシピは下のURL参照…ということになるのだが
額のセンサー状の丸パーツに関してはキットのパーツがあっさりしているので
以前BB戦士で使われていたジュエルシール(宝玉シール)的な表現を加えている。

製作方法はいたって簡単で、座になるキットのパーツを
ガイアカラーのスターブライトゴールドで塗装し、
ホイルシールの余白の銀シート部分にクリアブルーで塗装する(青マジックでも可)
皮工芸用の3mm弱径のポンチでシールを丸く打ち抜きパーツの凹みに貼り込む。
その上から高粘度・高透明接着剤を盛り…硬化したら完成。
今回使用した接着剤は小西ボンドの"超強力接着剤 ウルトラ多用途SU"。
硬化後のゴム状な触感が不思議な感じだが使い勝手はかなり良い。
ガンプラのセンサー類の表現にも結構使えそうな感じではある。

110321b
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<追補>
関節部などはPEが多用されているのでフレームカラーで揃える…
という具合にはいかなかったが、塗装が乗らなくてもシール処理などで
グレイ単色にアクセントを加えることは可能。

今回はハセガワさんの曲面追従シートをポンチで抜いて貼り付けてます。
ちなみに、ヒザ裏にはチタンフィニッシュの細切り、
ヒジ、ヒザの横等には丸抜きしたミラーカッパーフィニッシュを使用。

ツヤの具合や色数も多いので使い方次第で見栄えはかなり変わる…と思う。
カーボンパターンなんかも使えそうだよね。


LBX "KUNOICHI" from "The Little Battlers"

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より以前の記事一覧