April 18, 2013

とりあえず作ってみようや

先日YS秋葉原スケールショップで店長さんと話をしていてガルパン特需の話になった。

キットを買われた方が箱絵と違う…と悲嘆にくれるケースが続出してるということだが
確かに"P虎"などは初プラモの人にとっては途方にくれるだろうなぁ・・・とも思うが
そこで○mmプラ板を切り出して・・・などと改修点を示されても
多分不安は払拭されないのではなかろうか。

だったら厚手のケント紙でもキットの箱紙でもいいから箱絵を見ながら
ハサミで丸を切り出して両面テープで車体側面に貼り付ける、
同じように紙で砲塔上面の張り出しを作って貼り付けて塗装する・・・
ってことならまだ工作面での不安は軽くないかい?

塗装した後の質感が違っちゃうじゃん・・・と言われると思うけど
そんなことはあったり前のことで
実際やってみないとどれくらい違うかもわからなくないですか?

模型の国の人たちが使っているエポパテでもポリパテでも
スチロールとは質感違うんだから。
それを均すためにサフ吹いてるんでしょ?

技術論とか厳密な考証はその後でいいじゃん。

とにかく作らないとスキルは永遠に上がらない訳で
大洗戦車隊を並べたくて買ってるんだろうから
そこでいきなり高いハードルを前にして足踏みするより
"なんちゃって"でもなんでも作った方がいいと思うんだねぇ。

劇中で38(t)にヘッツァー改修キット・・・などという台詞が出てくるから
考証的なところに縛られる気分もあるとは思うけど(罪作りだとも思うけどw)
ディティールに目をつぶってとにかく作って
車体前面装甲板にマウスの履帯でガリガリ削られた跡を付けるだけでも
それはそれで良い作品になる思う訳ですよ。

それでもやっぱり気になる人は2台目ということで
他キットからパーツを持ってきて、ミリ精度の工作施して仕上げる。

徹底改修した大洗版ヘッツァーの前面装甲ガリガリにするの、嫌でしょう。
だったら最初っから割り切って作っちゃった方がスキルも上がるし
満足も得られるのでないかと思うんだけどなぁ・・・。

毎度の繰り返しで申し訳ないですが
模型はこう作らなければならない…なんてことは無い訳で、
自分が楽しめればそれはそれで良いでしょう。

コンテストに出すというような場合は
それ用に気持ちも切り替えて臨めばいい訳で
普段から"なんちゃって"で作り倒している経験を集大成して臨めば
誰からも文句言われる筋合いのない、自分でも納得できる作品が出来ると思うですよ。

ストイックに模型道を歩んでらっしゃる方からは
こんなことを言うこと自体が害悪を垂れ流してると思われるんだろうなぁw

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July 07, 2012

WildRiver’s World 円形劇場

7/5から秋葉原のコトブキヤ秋葉原館5Fのイベントスペースで
WildRiver荒川さんこと荒川直人さんの個展が開催されている。

WR荒川さんはスケール、キャラクターを問わず
様々なモチーフを情景模型作品として製作されるマルチモデラーであり
今回の個展はこれまで各種模型誌にて発表されてきた「円形劇場」という、
どの角度から見ても発見があり、ドラマが秘められた
全周囲からの鑑賞を前提としたコンセプトの作品群を直に拝見することが出来る
貴重な機会であると言える。

5月の静岡HSの合展をはじめ、
様々なイベントにもその作品とともに積極的に参加されているので
WR荒川さんの作品をご覧になったことのある人は少なくないとは思う。
しかし、数十点に及ぶ作品が一堂に会するというのはおそらく稀だろう。

改めてWR荒川さんの作品を拝見していて思ったのは
もちろんその精緻な作り込み、「円形劇場」に込められた様々なドラマと
荒川流とも言える遊び心だったりするのだが、
模型歴の多寡を問わず見る人の気分に訴えかけてくるものは
「本来あるべきものが、あるべき所に抜かりなく配されている」
という点にあるのではないかとカワグチ的には思ったりする。

情景模型に限らず、模型趣味には
作ろうとする時間なり空間をスケールダウンして再構成するという面がある。
再構成を行う際の省略とディフォルメの按配が作品の説得力を左右する。
フィギュアを配した情景作品では全てのフィギュアがその空間の中で
仕事なり役割を担っている。
艦船のドックであれば注排水孔があり、桟橋には手摺りがあるべき。

必要なものが愚直なまでに過不足なく備わっているからこそ
見たことがない世界でもリアルに感じられる。

カワグチ的には折々に「妄想力」という言葉を使うが
模型に向き合う気分ということでは非常にシンパシーを感じるところではある。

模型製作に関するテクニカルな技術の高さはもちろんだが
情景模型をカタチにする上ではディレクター的な目線が求められる。

WR荒川さんは円形劇場の名ディレクターである、と、今回の個展を拝見して
カワグチ的には強く感じた次第ではある。

ちなみに今宵は18時からMAX渡辺氏や天神英貴氏、
ヤマザキ軍曹といった方々とともにトークライブが行われるとのこと。
かなりの混雑が予想されるが、その様子はUstreamで配信されるそうなので
会場へ行けない方はそちらで雰囲気を感じていただくとよろしいのではないかと。


■ WildRiver荒川直人 ジオラマ作品展 - WildRiver’s World 円形劇場 -
  2012年7月5日(木)~12日(木)
  10:00~20:00  金・土のみ21:00まで
  コトブキヤ 秋葉原館 5F <コトブキヤベース・アキバ>

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December 19, 2011

模型の国のサイズ感覚

ジェノアスが完成したので久しぶりにAFVキットの箱を開け
ちょぴっと作業を進めよう…と思ったのだが、1/35がでっかく感じられかなり戸惑った。
ちなみにブツはトラペのE-25。

最近1/100よりも1/144のガンプラばかりを手にしていて
作業空間感覚がこじんまりしてきているのかもしれない。

1/72しか作れない身体になっちまったんじゃないか…
という危機感を何気に感じてしまう今日この頃。

ちなみに1/700艦船模型は全く違和感がなかったりする。

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August 19, 2010

何もこんなモンまで競作せんでも・・・

老舗、新興メーカー入り乱れてのモチーフの喰い合いは今に始まったことではないが
既に発売されているGWホビーのK44に続きトラペからもPak44が発売される。
商品名的に"野砲"と記すか"対戦車砲"と記すか、
という違いこそあれ要は128mm砲な訳で、MBTならいざ知らず・・・

まぁ、ネタ的に一巡した感のある旧独軍ミリタリーモデルではあるが
これからもGKネタのようなアイテムがターゲットになってくんだろうか。

選択肢として考えればそれはそれで歓迎すべきことではあるんですけどね。
100819左:グレートウォールホビー 12.8cm K44 L/55 / 右:トランペッター 128mm Pak44      

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February 01, 2010

"真打ち"登場

ドラゴン×トランペッター×トライスターという
AFV中華三つ巴抗争が勃発してから既に久しいが
その間に一時期トライスターが市場から姿を消し
ハセガワとドラゴンの代理店契約が終了するという激動とも言える状況にある訳だが
数年前にE-10、25という計画車両を発売し
その後、リリース間隔は開きながらも
E-100、グリレ17といった車両を発売しているトランペッター。

数あるドイツ計画車両の中でもトップクラスの知名度を誇る
E-50、E-75がいよいよ3月に発売になるとのこと。

ついでに・・・と言っては申し訳ないが、グリレ21も3月に発売になるということで
トラペの計画車両群はにわかに充実の様相を呈してきた。

E-50、75は既に一部販売店さんの店頭でテストショットなども公開されているが
昨年くらいから艦船分高めな俺的にもこれはやっぱり注目しない訳には行かないだろう。
ボックスアート(多分)を眺めていると作りたい気分が湧き上がってくる。

発売まではまだしばらく時間を要するようなので
仕事プラモの合間を縫って作りかけ放置状態のE-25を仕上げてみようかねぇ・・・。

100201a
100201b
100201c

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April 02, 2009

うへぇ、やっぱガチかぁ・・・8tハーフ20mm対空四連装

フライクーゲル続報というのが舞い込んできた。

やたら重たいメールに何事???
と思ったら発売日変更のお知らせ。
ありゃりゃ、遅れるのかなぁ、と思い内容を確認してみると・・・?!

5月予定改め4月中旬発売予定

なんとぉ!
思いっきりドラ・サイバーにぶつけて来たかぁ!

なんかもう、こうなると意地の張り合い再び・・・という感じだねぇ。
どっちがどっちとは言わないけど、潰しあいは勘弁してくれないかなぁ。

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March 25, 2009

フライクーゲル対決

88mm砲の牽引車両としてMM世代的にはあまりにも有名な8tハーフトラック。
ちょっと前に前期型としてトランペッターから商品化がなされていた訳だが
ここ数日、トラペの国内取り扱いをされているインターアライドさんから
20mm対空四連装機関砲搭載型"フライクーゲル"のご案内をいただいている。
090325

そう言えばドラゴン(緑箱サイバー)からも出るんだよねぇ・・・。
8tハーフ対決という話が出てから既にしばらく経つが
結局ドラゴンの8tハーフの話はその後、聞こえてこなくなり
姿を変えてのトラペ×ドラ・サイバー対決ということになるらしい。

ドラ・サイバーが4月、トラペが5月の発売予定ということだが
2両作り比べるというほど思い入れのある車両ではない。

どっちかは37mm砲にしといてくれれば救われるんだけどなぁ・・・。

え?T社の8トンハーフ4連高射砲?
いやぁ、アレには確かにお世話になったけど・・・もういいでしょう。

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