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January 18, 2013

伝えること、伝える方法

本ブログはTwitter、facebook、mixiを同期させている訳ですが
前回の日記に対するWeb友さんたちの反応を踏まえ
改めて読み返してみると
まぁ、あの書き方(言い方)れじゃ本意は伝わらないかなぁ…
と、一人反省会に入っていたりする訳です。

そんなことを思いながら加筆してみると

模型趣味は特別な人間の嗜みではなく、誰もが跨ぐことが出来る敷居の低いお楽しみ。

道具、時間、特別な技術が無ければ模型は楽しめないというようなことは無い訳で
自分が持っている道具で、自分が出来る範囲のことで模型趣味に臨めばいいと思う訳です。
その時に自分の出来る範囲を少し超えたところへのトライアルを加えれば
自分の出来る範囲は少しづつ広がっていく。
最初から全てを完璧にこなせる人などはいない訳で
プロモデラーと呼ばれる人たちだって初めて模型に触れた時から
スゲェ作品が作れたわけでは無い訳です。

こと、ガンプラに関しては年齢・性別・国籍に関係なく楽しめるもの。

小さな子がガンプラを作る
シニアの方がガンプラを作る
女性がガンプラを作る
外国の人がガンプラを作る

残念ながら現在は彼ら、彼女らは珍しい存在です。
かつてプラモは男児の嗜みとされてきました。
今もそう思っている人は多いでしょう。
しかし、お父さんが作る人なら小さい子も作るきっかけはあるのです。

現在カワグチは50代にありますが
否が応でも毎年齢を重ねていく訳で、確実にシニアコースに乗っている訳です。
印象として50過ぎてガンプラですか?というイメージはあるかと思いますが
カワグチよりも上の年齢の方も嗜んでらっしゃる訳で
現実は着実に高齢域までガンプラ者は及び始めており
今後その傾向は年々強まっていくはずです。

十数年前、スポーンが上陸しフィギュアブームと呼ばれた時期がありました。
その時に雑誌等では模型も含めキャラクターの立体物は全てフィギュアと総称しました。
丁度ガンダムW、エヴァがヒットした時期でもあり
キャラクタープラモはキャラクターグッズのひとつであるフィギュアのカテゴリーの一つとして
アニメファンの女性も抵抗無くキャラクタープラモを手に取るという状況がありました。
もちろん彼女らの多くは模型ファンになった訳ではありませんが
その後もSEED、タイバニ等の女性ファンが支持するキャラクターが断続的に現れ
その時々で世代替わりしながらも女性がプラモデルを手にする機会は存続しており
その中の一部はプラモ面白いかも…と思ってもらえる状況が実際にはある訳です。

現在アジア圏では情報、新製品の入荷タイミングは国内とほとんど変わりません。
ガンダムコンテンツそのものもビデオグラム、ネットを介して
海外ユーザーに届いています。
日本にいるとあまり見えてこない面はありますが
本ブログでも折々にご紹介しているように海外ユーザーのガンプラへの向き合い方は
日本人と大差は無いのです。

彼ら彼女らはそれぞれ数こそまだまだ少ないものの(少ないがために)
"模型は男児の嗜み"幻想により言葉が悪くて申し訳ありませんが"珍獣"扱いされています。
"珍獣"を"珍獣"扱いしている間は、絶対数が増えたとしても"珍獣"扱いが続く訳です。
そのような様々な"差"が平準化されなければ一般化はしない訳で
幻想に過ぎないイメージに基づく特別視こそが一般化を妨げるとカワグチは思う訳です。

上手く作ろうと思うと挫折もするし長続きしないから楽しんで作ろうよ。

やるからには上手く作りたい、失敗したくない、というのは人情です。
自分の力量は自分が一番わかっているはずなので
作っても上手くできないから…と思ったとたんに手にしていたキットは積みプラになります。

頑張ろうと思う人は上手く作るために道具を揃えます。知識を得ようとします。
そこで何となく出来るような気になってしまう人もいますが
道具や知識は使ってこそ初めてキットを形にすることが出来るのです。

そうして作り始めて上手く出来なければ模型趣味そのものを諦めてしまう人もいます。
どうすれば上手くいくのか、更に知識と道具を求めようとする人もいます。
そうしてスキルアップという修行が始まる訳ですが、
多くの人は修行が楽しいとは思わないでしょう。
修行の末に上手く出来るようになる、という見返りがあるからこそ頑張る訳です。

修行しても上手く出来ない人の中にはやはり模型趣味を諦めてしまう人もいます。
満足には際限がありませんから上手く出来るようになった人でも修行は更に続きます。
挫折に至る窪みは至るところにある訳です。

一方、パチ組みでもいいからとにかく作る…という人は
実作業を介して少なくともニッパー捌きのスキルは上がります。
ゲート跡処理のスキルも上がるでしょう。
シール貼りのスキルも上がるはずです。

そうしたルーチンの中にスミ入れくらいはしてみよう…
部分塗りくらいはしてみよう…
たまには全塗装に挑んでみよう…というトライアルが加わると
新たなスキルも手に入れることが出来る訳です。
作ることにより完成させるための思考トレーニングが行われ
スキルを応用する、スキルを組み合わせることで新たなスキルを得ることが出来ます。
考える~実践するを繰り返すことで
強迫観念による修行とは異なる意識に基づくスキルアップが可能となるのではないか、
などと思う訳です。

というようはことは口頭で話す際には多少端折りながらも触れる訳ですが
前日記のような項目だけを羅列した書き様では伝わらないですわなぁ。

書いていること自体は折々で断片的に記して(言って)きたことばかりなので
取り立てて新しいことを言ってる訳ではないんですけどね。

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Comments

ガンプラ以外のプラモデルでしたことはないのですが、私は子供の頃に返った気持ちでぺちぱち組んで楽しんである程度遊んでから、この辺色を足したいなあとかでっぱりけずるべーとか、水性塗料って今はどんなかなって遊んでます。
ほんとは失敗してもリカバリー方法はあると思うんですが、HGUCやBB戦士の中でも比較的安めの商品で遊んでると、大人ののりでつい気分リフレッシュのため買いなおしちゃう、ちと悪い癖が出てくる時もあります(苦笑)。
けどすかっとあきらめても、気持ちが落ち着いたらリベンジしても、どっちも私は楽しいです。
個人的なスタイルの話ですが、少しでも気楽に楽しむ一例になれば幸いです。

Posted by: にあ | January 19, 2013 08:53 PM

一定の年齢以上の方には子供の頃に模型体験を経てきているのですが
今の30代以下の年代の方には全く模型経験なしという方もいて
年齢が下がるにつれて増加してくる訳ですから
何にもしないと模型の国の住人は絶滅してしまうという危機感があるんですよね。

Posted by: 川口 克己 | January 19, 2013 09:16 PM

はじめまして。
仰っていることはよくわかります。読んでいて私もそうだな〜と考えさせられました。
ただ自分が模型趣味を再開出来ない理由の一つに家族の協力を得るのが難しい、というのがあります。具体的に言いますと、接着剤や塗料の臭いがあります。しかし書いていて気が付きましたが、これはパチ組みするだけならクリアーできますね。あとはニッパーを使う時に、ランナーの破片を飛び散らないように出来ればノープロブレムですね。
どうも数十年前の記憶が邪魔をして自分に「枷」を嵌めていたようです。早速、スナップキットとニッパーを買ってみようかと思います。
ありがとうございました。

Posted by: ねんたん | January 20, 2013 12:23 AM

ご来場ありがとうございます。

「出来る範囲」というのはそういう意味も含むと思っていただいて良いです。

実際に体質的に身体が溶剤を受け付けないという方や、
サンディングする際の粉塵がダメという方もいらっしゃいます。
そういう人の中にはパチ組みでガンプラを楽しんでいる方もいらっしゃいますし、+αにシャープペンでスミ入れされたりという方もいらっしゃいます。
市販の様々なシールでご自分なりのマーキングをされている方もいらっしゃいます。

「出来ない…」と思うと何も出来なくなりますから
「出来る方法を考える」という方向に目を向けてもらえると案外いろんなことが出来ると思いますよ。

Posted by: 川口 克己 | January 20, 2013 08:43 AM

コメントありがとうございました。
今はTVゲームやカードゲームなど色々他にもあって、模型を作って楽しむ機会が子供たちにどの程度あるのか心配になりました。
親から子へも少子化の話もあるでしょうし、私の近くのお店のプラモのコーナーには作成例があっても、ガンダム系なら玩具とプラモはコーナーがかなり切り離されている状態で、販売方法でもカテゴリとして工夫できないかな、って思いました。
結局「作ってみたい」「作りたい」「楽しみたい」の喚起って、対象は大人も子供も色々なので難しい所もあるかもしれませんが、やり応えありそうですね。
私はAGEのAGが少ない部品で立ちポーズが決まるので、びっくりしました。失礼ながら、安くなってから買いましたが…(^_^;)
とりとめの無い話ですいません。 m(_ _)m

Posted by: にあ | January 20, 2013 09:59 AM

子供たちに伝えて欲しい親の世代でも既にプラモ未経験者が増えてきているご時勢ですので…。

Posted by: 川口 克己 | January 20, 2013 10:10 AM

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