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January 24, 2013

"たかが"模型にややこしい話を持ち込むようになった訳

模型製作に関する話にややこしい能書きをつける傾向は
ここ数年で顕著になってきている。

年齢に拠るものか…などと思っていたのだが
偏屈になってきているであろうことは否定しないが
イベントなどで行う製作実演に一因があることに思い至った。

海外ガンプラEXPOなどのイベントでは
デモンストレーション的に模型製作テクニックの断片を披露している訳だが
そこで披露している製作技術をマスターすれば
同時開催のコンテストで入賞出来るかというとそういうものでもない。

その場に集まる人たちが全員が全員模型の国の住人という訳ではなく
通りすがりの模型未経験者も含まれるので
初歩的な技も外す訳にはいかないが、
コンテスト参加者もいたりするのでスゴ技を求める空気もある。
両者の満足をそれなりに満たすためには
見せ方の工夫とフォローが必要になる。

そのあたりに忸怩たるものを常に抱いていたりする訳で
深層では多分かなりの負い目を感じ続けていたはず。

作業の一部を見せる、と言ってもトークショーではないので
実際に実演を行う時には工程あたりそれなりの時間を要する。

基本的に沈黙とか緊張感に耐えられない小心者なので
いつのタイミングか記憶は定かではないが、
作業をしている間に何でそんなことをするのか…とか
他にもこんな方法がある…といった話しをしながら作業するようになり
時間に余裕のある時は
同じ目的を異なるアプローチで表現するなどということをするようになった。
そういうことを繰り返すうちに小理屈が形成されてきたんだろう。

質問を受けて答えられない訳にはいかないし
嘘を教えるなどもっての外な訳で
自分の知識に対しても猜疑的になり、とにかく調べるようになった。

以前BHCでやった塗装講座の時には
終始座学で来られた方には申し訳なかったが
塗料の組成や特性、使用方法を残念な子のような気分で見直してみた。
案の定、思い違いや誤認識がゾロゾロ出てきて正直冷や汗ものだった。

多分そんな綱渡りなんかも"めんどくさいこと言い"を加速させているのだろう。
今ではすっかり鬱陶しいオサーンになってしまった訳だw

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Comments

なんとなく…ですが、人前で模型を作るという作業はテレビのお料理コーナーに似てるなと思いました(笑)。

まあ模型は3分で終わるようなものではないし、必要な説明を詰め込んでも間はもたなくなってしまいますよね。

案外"めんどくさいこと言い"でも、聞いてる人はその中から要点だけを自分なりにまとめるものです。言葉が多ければ良いというものでもないとは思いますが、聞く人達の知的好奇心は刺激しているはずです。

Posted by: TOS | January 27, 2013 01:20 PM

料理にしても実際3分で終わるものではないですから基本的には同じだと思います。
興味関心を持ってもらうためにはある程度の共通認識なり共感の下地が必要になりますから、そのあたりを意識するのも結構大事かなぁ…などと。

Posted by: 川口 克己 | January 29, 2013 06:33 PM

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