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July 07, 2012

WildRiver’s World 円形劇場

7/5から秋葉原のコトブキヤ秋葉原館5Fのイベントスペースで
WildRiver荒川さんこと荒川直人さんの個展が開催されている。

WR荒川さんはスケール、キャラクターを問わず
様々なモチーフを情景模型作品として製作されるマルチモデラーであり
今回の個展はこれまで各種模型誌にて発表されてきた「円形劇場」という、
どの角度から見ても発見があり、ドラマが秘められた
全周囲からの鑑賞を前提としたコンセプトの作品群を直に拝見することが出来る
貴重な機会であると言える。

5月の静岡HSの合展をはじめ、
様々なイベントにもその作品とともに積極的に参加されているので
WR荒川さんの作品をご覧になったことのある人は少なくないとは思う。
しかし、数十点に及ぶ作品が一堂に会するというのはおそらく稀だろう。

改めてWR荒川さんの作品を拝見していて思ったのは
もちろんその精緻な作り込み、「円形劇場」に込められた様々なドラマと
荒川流とも言える遊び心だったりするのだが、
模型歴の多寡を問わず見る人の気分に訴えかけてくるものは
「本来あるべきものが、あるべき所に抜かりなく配されている」
という点にあるのではないかとカワグチ的には思ったりする。

情景模型に限らず、模型趣味には
作ろうとする時間なり空間をスケールダウンして再構成するという面がある。
再構成を行う際の省略とディフォルメの按配が作品の説得力を左右する。
フィギュアを配した情景作品では全てのフィギュアがその空間の中で
仕事なり役割を担っている。
艦船のドックであれば注排水孔があり、桟橋には手摺りがあるべき。

必要なものが愚直なまでに過不足なく備わっているからこそ
見たことがない世界でもリアルに感じられる。

カワグチ的には折々に「妄想力」という言葉を使うが
模型に向き合う気分ということでは非常にシンパシーを感じるところではある。

模型製作に関するテクニカルな技術の高さはもちろんだが
情景模型をカタチにする上ではディレクター的な目線が求められる。

WR荒川さんは円形劇場の名ディレクターである、と、今回の個展を拝見して
カワグチ的には強く感じた次第ではある。

ちなみに今宵は18時からMAX渡辺氏や天神英貴氏、
ヤマザキ軍曹といった方々とともにトークライブが行われるとのこと。
かなりの混雑が予想されるが、その様子はUstreamで配信されるそうなので
会場へ行けない方はそちらで雰囲気を感じていただくとよろしいのではないかと。


■ WildRiver荒川直人 ジオラマ作品展 - WildRiver’s World 円形劇場 -
  2012年7月5日(木)~12日(木)
  10:00~20:00  金・土のみ21:00まで
  コトブキヤ 秋葉原館 5F <コトブキヤベース・アキバ>

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