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August 18, 2010

上手く作ることよりも楽しく作ることを考えようぜ!

昨日ガンダムSUPER EXPOに行ってきました。
JR水道橋駅を降りると、どうしても敵地に来た・・・という気分になるのだが
それは・・・まぁそれ、今回は純粋にお仕事な訳です。

8/10~19までの会期中、HJ誌でも活躍されている能登有沙さんが
会場内でガンプラを作ったり、いろんなゲストとガンプラ話しをされているのですが
昨日はカワグチがお招きされ1時間ほどガンプラ話をしてきた次第。

ノモケンさんやヤマザキ軍曹といったモデラーさんたちが既にお招きされている
ということで、カワグチ的にはガンプラと付き合う気分というような話しをさせていただいた。
まぁ、能登さんの場合、先述のモデラーさんたちをはじめ
周りにお師匠さんがいっぱいいらっしゃるので
テクニカルな話しは皆さんにお任せして・・・という訳ですよ。

で、ここでもコッテリと妄想話しを繰り広げた訳ですが
基本的には表題の「上手く作ることよりも楽しく作ることを考えようぜ」というのが
あくまでも主旨。

模型趣味を嗜む方はストイックな精神をお持ちの方が少なくないようで
上手く作ることを一義として修行僧のように精励されている方が多いように思えます。
それはそれで大事な事だとは思うのですが、日本人は生真面目な方が多いようで
上手く作れなかった・・・、失敗した・・・というような事態に直面すると
模型趣味を辞める、諦めるというような人も少なくない。
と言うか、失敗したり上手く作れなかったら嫌だから作らない、
と言う人も現実にいたりする。

その一方で俺がコレだけ精進してるんだからオマエも道を極める姿勢を見せろ・・・
などという大きなお世話を他人に押し付ける人も昔からよく見かける。

価値観の押し売りなどというものは迷惑以外の何モノでもないのだが
概してそういう方はカテゴリーの優劣を決めたがったり
女性が模型を手にするのは許せないなどと公言して憚らなかったりする。
"プラモは男子の趣味"というイメージは確かに昔からあるが
現実にはそんなイメージは10数年前に既に崩壊している。

模型趣味という領域に於いてモチーフに興味を持ち、作ることを厭わなければ
性別、年齢、国籍などは何の関係もないし、そこで区別する意味も無い。

俺的には別に超絶技法なんてものを持ってる訳でもないし
そもそも自分が上手く作れるなどとは思ってもいない。
キットを前にしてどういう風に作ろうか、どんな仕上げで作ろうか
などと思案し妄想を膨らませるのが楽しいのであって
それを実際にカタチにするために必要なツールやマテリアルを探し、技法を修得する。
都度都度でアプローチを変えたり作るものによって仕上げの雰囲気を変えてみたり
そうして模型を完成させるのが楽しい訳ですよ。

知識・技術の習得やツールやマテリアルを自らの手にすることが
模型趣味の目的になっている人もいるが、それらはあくまでも
自らが完成像を作り出すための文字通りツールではないんだろうか。

まぁ、そんなオサーンの繰り言もカワグチ的価値観に過ぎないので
目的の置き方云々で「そうじゃないだろう!」などと
強要するつもりも無ければそんなスジでも無いんですけどね。

昨日はそこまで細かい話しはしなかった訳だが
実際のガンプラ話の詳細に関しては能登さんのブログなどをご覧いただくと
その場の雰囲気などは感じられるかもしれませぬ。
実際に能登さんがどんなものをどんな感じで作ってるのか・・・
なんてことも過去記事などご覧いただくと宜しいかと。

さて、普段だとスチルなどを併せてUPするところでもありますが
それも能登さんのサイトの方でご覧いただければ幸いでありまする。

能登有沙のガンプラLife style
のもぴ~プラスティックラジオBLOG

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Comments

スケールモデルの場合は実物が存在する(した)ことによって実物を再現するために資料集めたり…などの指針があったりするのですが、キャラクターモデルの場合それこそ作り手の志向、解釈によって千差万別のモデルが出てくる。
実物が存在しないが故の面白いポイントだと思います。
表面処理、マーキング、造形の修正…皆それぞれの拘りがあればこそ同じキットでも作り手の色が見えてくる。
やはりガンプラ(というかキャラクターモデル)って面白いよなぁ…。

Posted by: コタ-2 | August 18, 2010 09:57 AM

■ コタ-2 様
自由度というのは難しいもので、想像力を総動員しないと
なかなか自分なりの感覚での完成品像は描けなかったりします。

「コレは脚を5mm伸ばすのがデフォ」とか
「この機体はパーツが大造りだからディティールを加えて情報量を上げるべし」
というような指針を声の大きな人が打ち出せばその方向多くの人は倣う・・・
というようなことも現実にありますから
結局は自分で本当にそう思うのか、自分で納得してやってるのか
それが自分なりのオリジナリティということになるのではないかと思う次第です。

実車、実機が存在するものであっても
考証を積み上げていった最後は作り手の想像力や価値観に拠るところは大きい訳で
それが模型的なお楽しみのひとつではないかと思う訳です。

Posted by: 川口克己 | August 18, 2010 02:00 PM

「○○しなきゃいけない」と思ってしまうので、ある時期から模型雑誌を買わなくなりました。

今は合わせ目すら消さずに、自分の好きな色に塗ったものや、つや消しのクリアを吹いて、すみ入れしただけのものとかが、机に並ぶようになりました。

今のMG・HGUCは合わせ目も目立たないし、せっかくの色プラなんだから、それを活かして作るいわゆる簡単フィニッシュでもオイラは満足してます。

#個人的には自分の好きな色で塗るときに、成型色が1色な方が良かったりするのですが、
#「エコプラ」はイベントのみならず、一般販売アイテムに出来ないものでしょうか?

Posted by: Yaskun74 | August 18, 2010 10:18 PM

私は結構その時々の何かの影響から、気分上がっちゃって作り始めてます。
最近(?)はポケ戦TVで観てHGUC部分塗りでだぁーと並べて喜んだり。
この間、はやぶさ帰還をなぞらえて帰ってくるスターゲイザーと大気圏突入エピソードが泣かせるSガンダムを作り始めたり。
どちらも途中で頓挫してますが(苦笑)。
ガンプラがありがたいのは、作りたい時に比較的入手しやすい所です。
模型は色々ジャンルがありますが、今はネットで楽な作りで楽しさが伝わるサイトを目にすることもあり、新鮮に写ったりします。
といいつつ最近頭でっかちで手が動いてないので、そろそろみかん山から何か取り出して、完成第一で気分転換予定です。

Posted by: にあ | August 18, 2010 11:28 PM

こんばんは(^o^)/

私の場合はまだガンプラを14年振りに復帰してから、まもなく2年と言うところなんで、上手く作ろうとアレコレチャレンジする事も、今は楽しいですね(笑)

先日、友人から10年分の電撃ホビーマガジンと、ホビージャパンを貰ったんですけど、プロの方がやっている改造を試してみて、結果『これ意味無いんじゃ?(汗』とか色々勉強になってますね(笑)

プロの方が上手いのは当たり前なんですけど、どうも負けず嫌いでして、最近はセイラマスオさんの独創的なキットを見て、『くっ!ま、負けない!』とか、一人もがいてます(笑)

今は色々楽しい時期ですね(⌒~⌒)

Posted by: ファングいけお | August 18, 2010 11:30 PM

自分の周りのモデラーさんと話しをしていると、『自由につくる』と言うより、『自由と言うタイトルでつくれ』と言われている気がする事が多いと思われます。

Posted by: GG | August 18, 2010 11:31 PM

海外からだとはじかれることがあるので・・・これは載るかな・・・?
模型に限らず、趣味って、そこにどんな楽しみを見つけるか・・ですから、綺麗に作るのを目標にするも良し、コレクションするのも良しと思っています。私は、年に1個作って、友人達とそれを見せ合い、肴にするのが楽しいですね。なので、友人を驚かすべくネタを考えて作成したりしています。
模型誌やいろいろな人の作例は、ネタの参考になるし、そこまで作れなくても夢をいただけますね。毎回楽しみにしています。(模型誌の入手は困難ですが・・・)

Posted by: ブリタニア帝国住人 | August 20, 2010 11:36 PM

海外からだとはじかれることがあるので・・・これは載るかな・・・?
模型に限らず、趣味って、そこにどんな楽しみを見つけるか・・ですから、綺麗に作るのを目標にするも良し、コレクションするのも良しと思っています。私は、年に1個作って、友人達とそれを見せ合い、肴にするのが楽しいですね。なので、友人を驚かすべくネタを考えて作成したりしています。
模型誌やいろいろな人の作例は、ネタの参考になるし、そこまで作れなくても夢をいただけますね。毎回楽しみにしています。(模型誌の入手は困難ですが・・・)

Posted by: ブリタニア帝国住人 | August 20, 2010 11:37 PM

■ Yaskun74 様
最終的には自分が満足できるかどうか・・・
というのが模型趣味の到達点だと思います。

簡単フィニッシュで満足できるのであればそれも良いと思います。
塗装して仕上げなければ作った気がしないというのもそれはそれ。
ガチでやりたいけど作る環境が許さないという方もいらっしゃいます。
「○○しなきゃいけない」というのは他人が決めることではなく
自分が決めることだと思いますよ。

その自分の判断の中で必要であれば模型誌の作例を見て刺激を受けるも良し、
ネットでテクニックを知るも良し。

満足度のハードルも気分やモチーフによっても変わる得るものですから
高みを望むのであればそれも模型道。
模型の国の住人としては自分の価値観を大事にしていただければ
それがその人なりの模型道だと思う次第です。

エコプラについては
現在は複数色による混色で黒に近い色でしか成型出来ず
塗装を前提とした単色整形という面では難易度の高いものになってしまうため
一般商品としての販売は難しいと判断しています。


■ にあ様
作る時のきっかけというのはやはりある訳で
それが映像を見て・・・ということもあれば
新製品だからとりあえず買ってみた・・・というようなこともあるとおもいます。

作ろうと思った時の気分を維持できるかどうか、
というのもその時に感じた思いの大きさも影響すると思いますが
逆に作りたいものがいっぱいあると
気持ちが移ろいだりして手が止まる・・・ということもあります。

もちろん完成に至ることがベターではありますが
プラモに向き合う時に作りたい気分を感じていただくことが大事
などとも思います。


■ ファングいけお様
プロモデラーというのもまた微妙なもので
キットを手にして納品するまでの時間という制約があるため
最小の労力で最大の効果を求める方向に向きがちだったりします。

その一方で試行錯誤しながら自分のイメージをどう表現するかと
苦慮されている方も多く
そうして作られた作品を観るだけでも色々な刺激があると思います。

本当はゲンブツを観るのが一番刺激にもなるし楽しいんですけどね・・・。


■ GG様
"自由"というのも曖昧な言葉で定義付けるのもなかなか難しいものです。
あえて言うならカワグチ的な"自由"は
「自分はこう作りたいと思ったからこう作った」という結果・・・だと思ってます。

自分なりの完成品像なり到達点のイメージに向かって作り近付けていくこと、
それがカワグチなりの「作りたいものを作りたいように作る」ではありますが。


■ ブリタニア帝国住人様
"楽しさ"の中には上手く作るというのも勿論含まれていると思いますし
お楽しみのベクトルも様々あって当たり前だと思ってます。
人によってプラモ趣味のプライオリティも違うはずですから
結局は自分が楽しめる対象としてプラモ趣味がそこにある・・・というのが
模型の国の住人のカワグチなりの定義なのかなぁ、などと思ったり。

Posted by: 川口克己 | August 27, 2010 12:56 PM

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