« 娘TYPE(ニャンタイプ) | Main | 艦船模型バブルは続く »

April 13, 2010

ターンAになれなかったガンダム・・・のようなもの

新年度になり10日余になるが
年度替わりに際しホビー事業部的にも異動する人などもあり
年度末にフロアのレイアウト変更があった。

その折にガンダム20周年企画として放映された
"ターンAガンダム"のデザイン検討段階の試作が発掘された。

ガンダムファンの間に物議をかもした髭ガンダム。
ミードさんの描いたガンダム像は我々の想像の範囲を遥かに超えるものだった。
デザイン検討段階で企画に加わらせていただき
デザインのコンセプトも理解していたつもりだったが
それでも髭への不安感は拭えず髭コンセプトを残しつつ模索した案が下のようなものだった。

100413a
結果的には新しいガンダム像を・・・ということで
ミードさんの原案通りのデザインとなった訳だが
10年を経て改めて1/60で製作した試作を眺めてみると
髭云々というよりも顔のパーツ個々のレイアウトに不安を感じていたことが解る。

先日雑誌企画の対談で大河原さんとお話しする機会があったが
その折に偶然にもこの試作の話しになった。
ミード案の劣化コピーに過ぎない程度の試作に対し
「川口君の作った頭の方が良かったんじゃない」
と大河原さんに仰っていただけただけでも冥利に尽きる気分ではある。

その辺の話しは記事の主旨とは異なるので掲載時にはスルーになるけどね。

100413b
そしてそんな経緯の後に決まったターンAガンダム。
独特なフォルムを自分なりに把握するため
ミードさんの画稿をトレースしながら三面図を描き立体を起こしてみた。
それが下画像なのだが、作っては直しを繰り返す途中で
俺的にオケーな部分は複製して作業をしていたため
見た目は微妙なハイブリッドになっている。
当時のゴム型などは散逸してしまっているが
こちらの試作は1/100で作っているので今度MGターンAの頭と挿げ替えてみようか・・・
などとも思ったり。

|

« 娘TYPE(ニャンタイプ) | Main | 艦船模型バブルは続く »

Comments

懐かしいですねー。
最初、ミード稿を目にしたとき目眩したの思い出します。
でも富野監督なんだって思って、
彼女と毎週一緒に観てたら、カッコイイ!…ていうか、
デザインに納得しちゃいました。
(異世界の中で、また異物であることがターンAの宿命かな…と)

あれから10年。
当時の思い入れ(思い出補正?)で
ターンAが今では大好きになっちゃってます。
あの活き活きした物語も。
デザインと物語の両輪がよかったんだなー。きっと。
MGも我慢できず組んじゃいました。
他のMG群から浮きまくりで、隔離して飾ってますが。。

失礼しました。。

Posted by: ミノル | April 14, 2010 12:31 AM

お久しぶりです。
検討用の頭部モデル、興味深く拝見させていただきました。
やはり頭部バルカンらしきディテール、フェイス部など「日本人の描くガンダム像」が色濃く出ているラインになってますね。
10年前の今頃は…って今日は丁度フジテレビで∀の最終回が放送された日じゃないですか!
因みに自分は当時福岡在住で東京在住の方よりも早く最終回見た人なんですけど(笑)。

なんでこのような事態になったのか知りたい人はWikipediaの「∀ガンダム」の項を見ていただければわかるかと。

Posted by: コタ-2 | April 14, 2010 08:23 PM

ターンAのデザインを初めて見た時は「これが割れて中からカトキ製ガンダムが出てくるに違いない!」と思っていました。
それで番組もほとんど見ていませんでした。ターンAの良さを理解したのは放送終了の数年後にDVDで劇場版を見てからです。もちろんMGターンAも楽しく作りました。となりに兄弟機を置きたいのですがそれは200作目まで待つのかもしれないですね。

ところでまたフジミが艦船で面白い事をやるみたいですね。

Posted by: バンキッシュ | April 15, 2010 03:22 AM

ブレードランナーを見て、シド・ミードファンになりましたが、ターンAはちょっとびっくりでした。映画版パワーレンジャーのCGのメガゾードを見たときにも感じたのですが、日本的なかっこいいロボって日本人にしかできないのだと痛感しました(あたりまえですが・・・)放送当時だと、商品的には名人が作成されたコンセプトモデルが正解のような気がします。いや今もかな・・・ミードデザインを否定する訳じゃないですが。嫌いじゃないですし。でも放送当時、ターンAのガンプラは買ってないんですよね~。
そういえば、ようやくこちらでガンプラを購入しました。塗装道具とか無いので、素組ですが・・やっぱり楽しいですね。

Posted by: ブリタニア帝国住人 | April 15, 2010 02:28 PM

これは、かなりカッコイイですね。
シド・ミードのお髭さんも好きですが
ガンダム!
って感じがします。
作ってみたい病が…(苦笑)
ターンエーとファーストでニコイチしたら
出来ないかなぁ…。

Posted by: Zハナモリ | April 16, 2010 10:16 PM

■ ミノル様
MGのターンAはデザインはともかく
プラモとしてはかなりの野心作だと思ってます。

プラモを作る時のモチベーションは感情移入だ、
と思っているカワグチ的には「デザインと物語の両輪」というのは
かなり大事なポイントだと思ってます。

他のMSと並べた時の親和性という点では微妙ですが
間違いない存在感は"MS"という呼称よりも
"ホワイトドール"と呼んだ方がやはりシックリくるような気がします。


■ コタ-2様
試行錯誤の過程的にはミード稿にガンダム的な記号をとにかく盛り込む・・・
ということで作ってはみましたが、やはりヒーローロボ像には至らず。
というのが正直なところです。
20周年、30周年と折々の節目に立ち会うことが出来るというのは
実にありがたいことではありますが、
肌感覚的には時間の経過の早さを突きつけられているようで
これからの5年10年を想像すると少々複雑な気分でもあります。


■ バンキッシュ様
「これが割れて~」というのは結構多くの方が想像(希望?)した展開ではありますが
結局最後までヒゲでした・・・ということで、
その気持ちの向かった受け皿が兄弟機ということになるのかもしれません。

フジミさんの面白いこと・・・ネタ系のアレでしょうか?ガチのアレでしょうか?
いずれにしても近年のフジミさんのアグレッシブなラインナップは
個人的に期待するところ大ではあります。


■ ブリタニア帝国住人様
20周年絡みという訳ではないのですが
実写版ガンダム風ロボ映像作品「G-SAVIOUR」をみた時に
理論・理屈・考証を積み上げた演出よりも
嘘でも子供の頃から慣れ親しんでいる見得・殺陣的なロボ演出の方が安心感がある、
というのを実感しました。
何をするにしてもやはり価値観や経験というものが持つ影響を排することは出来ない
ということなんでしょうか。

欧米圏でのガンプラ販売は微量ではありますが年次毎に増加してはいるので
お目にする機会もあるかとは思います。
基本的にはマニアショップ中心の流通ですが・・・


■ Zハナモリ様
大変恐縮であります。

ホントに作ってみます?
やってみようか・・・ということでしたら
某SNSのアルバムに部分アップと4面写真載せときますよ(笑

Posted by: 川口克己 | April 19, 2010 06:08 PM

こんにちは。
えっと、マジデ作ってもいいですか?
たぶんもろもろコンペに参加するので
つくり初め年末になっちゃうかもですが(汗)
ぜひ作ってみたいです!!

Posted by: Zハナモリ | April 22, 2010 10:11 AM

シドかっこいいですよね!!シドの画像サイトがあるので良かったら見てください♪

Posted by: シドの画像 | April 23, 2010 04:40 PM

このヒゲもいいですね。
映像の話ですが、
個人的には一番最初にシドミードさんが提案した「「スモー」がガンダム」というのも見て見たかったです。

Posted by: こんの | April 25, 2010 12:01 AM

■ Zハナモリ様
今度時間のある時に画像をあっちのアルバムに入れときますので
それこそお時間のある時にでも頑張ってみてください。
プレッシャーをかけるつもり全く無しで期待させていただきまする。


■ こんの様
個人的には"スモー"もかなり面白いMSだと思います。
MG的なメカ論に則らないMSということで
模型的表現を行う上ではかなりトンチが求められる機体だけに
いろいろお試しの出来る機体なのかなぁ・・・ということでちょっとそそられます。

Posted by: 川口克己 | April 26, 2010 07:15 PM

what type of resin or pla-plate did you use in that turnA gundam

Posted by: koji okama | April 28, 2010 06:04 PM

■ koji okama-san
"resin" which I used these days is an article called "Hei-Cast 3017"of the maker called HEISEN.

"pla-plate" uses each "pla-plate" kind of Tamiya.

I used both in Japan that acquisition was simple.

Posted by: 川口克己 | May 07, 2010 09:58 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ターンAになれなかったガンダム・・・のようなもの:

« 娘TYPE(ニャンタイプ) | Main | 艦船模型バブルは続く »