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December 19, 2006

"スマートキット"という考え方

ドラゴンがパンターG後期型を発売する折に打ち出した
「究極のディティーリングを最小限のパーツで再現する
 組み立てを楽しめる設計で精巧度・完成度を重視したパーツ構成を行い
 組み立て易さを追求する」
という"スマートキット"というコンセプト

商品自体がそのコンセプトを全て体現しているかどうかは別として
商品創りに対するメーカーの考え方としては非常に納得できる

それまで辿ってきたハイブリッド先鋭化を更に推し進めた印象を受ける
"プレミアムエディション"と対比することで、
コンセプトの上では消費者に対するそれぞれのブランドメッセージがはっきりしてくる

戦車模型を普通に楽しむのであれば
"スマートキット"
好きな車両を気合を入れて一品作り込みの気分で向き合うのであれば
"プレミアムエディション"

結局商品が出ればどっちも買ってしまうのでメーカーが意図するほどには
ブランドによる向き合い方のスイッチは俺的には出来ないのだが
全部が全部"プレミアムエディション"化してしまうと
「俺が死ぬまでに全部は作れんよなぁ・・・」というような後ろ向きな気分になってしまうが
"スマートキット"が登場したことで、「とりあえずつくってみるか・・・」という
気楽な気分で模型に向き合えるのは確かである

その辺の感覚は誤解を恐れずに記すなら以前に当ブログで記した
ガンプラに於ける"パチ"と"ガチ"の関係値に近いのかもしれない

折に触れ聞かれる「MGは内部フレームが面倒だからガワだけでいいよ」という言葉
実際以前MGのザクを短期間で2体同時に作らなければならなかったことがあるが
納品後に「もうしばらくザクはいいよ・・・」な気分になったこともある

製品仕様を高めていくことは前提として当然のことではあるのだが
単一指向に収斂させることはやはり危険なことで
気がついたら誰もいなくなっていた状態ということもあり得ないことではない

製品仕様を高めようとすることで煩雑化し、作ろう意識が減退する
という事実が仮にあるとすれば、それは積んどく状況を促すことになり
本来の模型趣味世界の理想のカタチとはかけ離れていくことになる

どう作ろう、どう仕上げようという思索も込み込みで楽しみ作ってこその模型趣味
自戒の念も込め、その辺の気分を意識しつつ
ドラゴンのブランドメッセージに注視していきたいもんだ

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