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February 12, 2006

「Tommy」と「The Wall」

普段の土曜深夜は新日本プロレスTV観戦ということになるのだが
新聞の番組欄を見ずに習慣でチャンネルを合わせると
記憶に刻み込まれている音楽が流れてきた

TV朝日で頻繁にスポットCMが流されているブロードウェイミュージカル
『Tommy』の特番(と言うほど大層なものでもないが)だったのだが、これが不思議な番組で
ムッシュかまやつ、ローリー、山田五郎、安めぐみという4人が
居酒屋のテーブルを囲み飲みながら『Tommy談義』『The Who談義』に花を咲かせるという
出演者のギャラと居酒屋での飲食代くらいしか番組制作費かかってないんちゃうん?
というタモリ倶楽部並の低予算特番(多分)

The Whoのヒストリー、出演各人の思い入れ、Tommyの概要といった
比較的あたり障りの無い番組内容だったが結局最後まで見てしまった

スポットCMを見ながら「ミュージカルの日本公演やるんだ~」
くらいにしか思っていなかったのだが
番組が終わった後、映画版Tommyが無性に見たくなりビデオを引っ張り出してきた

当時のケン・ラッセル特有のチープさと猥雑さは嫌いではないし
今は亡きキース・ムーンを含むThe Whoの4人の姿が拝めるうえに
クラプトン、エルトン・ジョン、ティナ・ターナー、ジャック・ニコルソンといった
今に名を残している大物の若き日の姿に接することが出来る
まさに贅沢この上ないフィルムであるのは間違いなく
俺的にはThe Whoの楽曲を愛する30年間のスタートになった記念碑的作品でもある

最高峰のロックオペラという形容がされることも少なくないが
俺的には1982年以降の最高峰のロックオペラは映画版『The Wall』だったりする
難解な展開とボブ・ゲルドフ演じる主人公が精神的に病んでいく姿に終始し
救いが見出せないエンディングに失敗作と評する人も多いが
俺的にはフロイドの、と言うよりもシニカルなロジャー・ウォータース的世界が体現された
カルトな名作だと思っている
(原作となるアルバムTommyとThe Wallは勿論優劣を評じ得ないのだが)

そんなこんなでTommyを見終わったあとに余勢をかって映画版The Wallまで見てしまった
土曜の夜中にロックオペラ三昧という俺的には非常に充実した時間を過ごせた訳だが
The Wallについてはもっと書きたいことが山盛りなので改めて本棚行きにさせてもらおう

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