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February 11, 2006

西欧的価値観

デンマーク誌に掲載された風刺画が大きな宗教的な問題に発展している
フランスメディアでは「表現の自由」を錦の御旗に
イスラムの抗議行動に対し批判的な論調を崩さない

風刺画は歴史と伝統あるものでイギリスではその対象は王室にも及ぶ
などと、もっともらしい解説を交えたニュースも流れているが
それってかなり違うくないですか?

偶像崇拝を厳しく禁じているイスラム教で預言者ムハンマドの姿を描き
紙面に掲載した時点で既にイスラム教に対する罪を犯している訳だし
風刺画の対象として比較すべきは英国王室などではなく
キリスト教聖者を風刺画の題材として使うのか?という点だろう
イスラム国家の中には
イスラム教に対する侮辱は極刑を以って処断する旨の刑法を掲げている国もある

風刺画の作家氏はそこまで思いを巡らせることなく記したのであろうが
現実は宗教問題に至っている
異教徒のアイデンティティなんぞ知らん!
と言い捨てるようなフランスメディアの論調は
1000年前に聖戦を唱えてエルサレム奪還に参じた十字軍の戦士のようで薄気味悪い

精神的支柱を持たなくなった日本人にはその辺の感覚は理解し難いが
異なる価値観が対立した時には譲歩という解決策は見出しにくい
今のところデモによる死傷者も出ているようだが
仮に国政を預かる指導者が旗色を鮮明にする発言などしたらテロを呼び
宗教戦争的な大事に発展するということも可能性も十分に考えられる

世の中俺らが思っている以上に火種は転がっているということか・・・

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