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January 04, 2006

歴史は繰り返す・・・と言うが

TBSの深夜に「緊急特番 関口宏の歴史は繰り返す」という番組が放送されていた
正月番組としてここ数年新年に放映されている番組で今年で4年目になるらしく
番組の雰囲気は以前に日テレでやっていた「知ってるつもり?!」のような感じで
毎日新聞論説委員の岸井成格氏の変わりに加山雄三が座っていても全く違和感が無い

今回の内容的にはポスト小泉がニュースを賑わす中
先の衆院選で圧勝した小泉自民党政権の行く末を
歴史上の出来事に照らし推察する、ということだった
歴史モノがストライクゾーンど真ん中ということもあり
個人的には歴史モノに並び興味津々だった「オーラの泉」を切り上げて見ていた

元々関口宏の司会番組が好きではないということもあるのだが
マスコミを賑わす表層的なキーワードを無理やりつなげて論旨を導こう
とする流れがハナについて仕方がない

「常識破り」というキーワードで語られる桶狭間の戦いに関するエピソードでは
上洛を目指し尾張に押し寄せる今川の大群に対し
在地民から得られた情報から奇襲を決断し寡兵をもって田楽狭間へ・・・
という江戸時代に流布され旧陸軍参謀本部が迂回奇襲戦を強調するために用いたとされる
"定説"に従い論旨は進められるのだが
その"定説"に従うと桶狭間戦の論功行賞で一位とされた梁田政綱の出番もなくなるし
近年有力視されている今川陣営から丸見えの正面攻撃で本陣を突いたとする論拠となった
"信長公記"への信頼性も吹き飛んでしまう

「刺客」というキーワードでは
"人切り以蔵"こと岡田以蔵、"東洋のマタハリ"こと川島房子が例として挙げられ
刺客というものは利用されるだけ利用された後は非情な最期を遂げる
として小泉チルドレンの行く末を案じているが
「刺客」という言葉を使っているのは対立候補を立てられた候補者と
面白おかしく伝えるマスコミくらいじゃないのかなぁ

他にも「独裁」「安政の大獄」といったキーワードは出てくるが
ヒトラーや毛沢東、井伊直弼を引き合いに出しながらも
どうにも上っ面を撫でているような印象しか残らず
だからどうする、何をすべき、といったような提言らしきものも特に無い中で
いやぁ、困りましたねぇ・・・という結論を持ってこられてもこちらも困ります

まぁ、正月からカリカリするのが嫌なら見なきゃいいんですけどね

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