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November 12, 2005

心の闇

高校生の事件が続いている
静岡では女子高校生が母親に毒を盛り、町田では幼馴染を男子高校生が刺殺した
どちらも異常な事件として報じられている

比較してどうこう言う問題では全くないのだが
その生成過程は想像の範囲を遥かに超えるが静岡の女子高生の場合
タリウムを人間に投与するとどうなるのか、という
歪んだ探究心が今回の事件を引き起こす求心力であったろうことは想像に難くない
毒物を人間に投与するということ自体が異常ではあるが
犯行そのものは或る意味ロジカルではある

町田の高校生の場合、いろいろな証言が出てくる中で
現時点ではストーカー的行動の終着点として今回の事件に至ったらしい
好きな女の子に相手にしてもらえず悶々とする
というのは誰しもが経験するであろうことだが、それが昂じて殺傷に及ぶというのは
自分の手に入らないものは消去してしまえ、という理屈なのか
自分の手で存在を消すことで自分のものとする、という理屈なのか
犯行に及んでいる間、彼が何を考えていたのかは全く想像できない

他者とのコミュニケーションが苦手な人が
妄想とでも言うべき脳内シミュレーションを繰り返し醸造させることで
他人が思いもよらぬ言動に至るということはままある
妄想を他人に漏らすことで自分の中で現実性が加わり
更に妄想が醸造されることもあるだろう

それでも普通は妄想が社会規範を逸脱することは無い筈なのだが
近年では容易にボーダーを踏み越えた結果と思われる事件事故の報に接することが
多くなったように思える
妄想力と想像力は紙一重だと俺的には思っているのだが
自分心理の置き場としての耽美な妄想世界と
生きていかねばならない険峻な現実世界の境界線を見失うと何が生じるかわからない

「疑心、暗闇に鬼を生ず」という言葉がある
意味の近似性などは全く無いが韻だけを踏めば
「妄想、心の闇に悪鬼を生ず」とでも言うべきであろうか

とかくこのような犯罪を犯すものは我々とは別種の者と思いたくなるものだが
心の闇に悪鬼を抱くことは万人に起こり得る事だというのも確かだと思う
悪鬼を押さえ込む理性の強弱は人によって異なるとしても

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