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April 23, 2005

呉市海事歴史科学館オープン

かつて軍港・工廠を有す海軍の重要拠点であった広島呉市に
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)が開館した
1/10スケールの大和の展示をはじめ、回天、海龍、零戦62型といった
太平洋戦争末期に用いられた帝国海軍ゆかりの展示が収蔵されているという
中国、韓国との関係悪化が懸念される今のタイミングを考えると
模型趣味者的には非常に興味はあるのだが感情的には微妙ではある

大和ミュージアム開館にあたり呉市長の言では
「明治以降の日本の近代化の歴史そのものである呉の歴史と
 その近代化の礎となった各種の科学技術を紹介し
 我が国の歴史と平和の大切さ,科学技術のすばらしさを認識していただく博物館」
「戦後60周年,日本海海戦100周年の節目の年にオープンできますことは
 大変意義深いこと」だとのこと

実際に訪れていないところで憶測の話もいかがとは思うが
「戦艦大和は当時世界最大・最強の戦艦でした」的な記念碑的な展示内容なのだとすると
それはちょっと違うんではなかろうか
何故世界最大最強の戦艦であったはずの大和が沈んだのか
何故世界的な名戦闘機ゼロ戦が懐に爆弾を抱き連合軍の艦船を目指して
飛び立たなければならなかったのか
何故人間魚雷という他国には例の無い兵器が必要とされたのか
何故これらの兵器を必要とする戦争を引き起こしたのか・・・
そうした疑問に回答が用意されているのだろうか

「戦後60周年」というフレーズもよく耳にするが、これも
「敗戦60年」であるという本質が曖昧にされ、他人事のように聞こえて強い違和感を感じる
以前、街頭インタビューの結果として最近の若者は
 かつて日本がアメリカと戦争をしたことを知らない
 かつて日本が空襲で焼け野原となり戦争に敗れたことを知らない
 第二次世界大戦の戦勝国はアメリカ・日本・ドイツだと思っていた
といったことが戦後日本の復興と経済繁栄を示すエピソードとして語られたことがあった
たかだか5,60年ほど前に自分の住んでいる国に何があったのか知らないというのは
憂うべきことではあっても喜ぶべきことではない

綺麗事を言うつもりもないし中韓の過剰な反日教育には辟易たる思いではあるが
歴史歪曲以前の歴史認識の欠如というのもどうかと思う
これでアジア各国と仲良くやっていこうという方が無理というものだろう

呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)

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Comments

軍事マニア的に興味深いニュースではあったのですが、確かに時期を考えるべきだった開館かもしれませんね。
アメリカは嫌な部分のある国ですが、その合理性が兵器にも感じられますね。日本の機器はピーキーなハード性能が良くても、ソフト (運用体制) がどうしようもないという気がしますね。まぁ、ドイツ兵器もそうなんですが(w。

Posted by: まつばらとおる | April 27, 2005 11:50 PM

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