つくろう!プラモ!!

2016年12月27日 (火)

おおさかホビーフェスでお伝えしたこと(抜粋)

今年の11/3 文化の日に大阪で行われた「おおさかホビーフェス」で
カワグチさんはどんな話をしてきたんですか?

というご質問を時々戴くので少し触れると
基本的には先日発売された「MG サイコザク ver.Ka」のプロモーションの一環
ということで、前半に商品に関する最新情報と開発秘話的な話を
BHCの開発担当氏を招いてお話し、
後半は「俺作るんだったらこういうこと考えるっス…」的なお話をした。

pptデータを作成し持ち込んだ訳だが、
その時に使った資料の一部をご覧戴こうかと思う訳です。

まぁ、普段いろんなところで話してることなので
「またかいな…」とおっしゃる向きはスルーの方向で。

【サンダーボルト宙域でMS飛ばせば傷だらけになるっしょ…】

20161227a

デブリが濃密に漂う空間にスゲェ速度で突っ込んだらどうなりますか?
という話です。
足回りに泥汚れは付かないでしょ、
でも、頭や肩には無数の細かい傷が付きますよね(多分)。
全塗装しない人でもちょっとした工具とガンダムマーカー(シルバー)があれば
それらしい雰囲気を出せる訳です。

今迄はRGシナンジュを題材にやってた話をMGサイコザクに持ち込んだ訳です。
「RGシナンジュ、塗装して仕上げる気にならんわぁ…」という人は多いでしょ。
でもそこに手を加えるとしたらこんな方法もあるのよ、というご提案。

【サイコザクを仕上げる時に既存のザクからパーツを持ってきたとしたら…】

20161227b

劇中でフレーム状態で試験されていたサイコザクに
外装をセットして実戦投入するシーンがありますが、
その時、完全新規の外装の他に
部分的に既存の機体のパーツも使って仕上げる…というのも
まぁ無い話では無いと思う訳です。

じゃぁ、そういうパーツに傷が付けば上から塗っている赤が剥がれて
ザクグリーンが露出することもあるよね、
もっと傷が深ければ地金の色が出てくるってのもあるんじゃない?
という表現を3つのアプローチでご紹介しました。

ちなみに上の2パターンは剥がれを塗装を乗せ方向で表現したもの、
3番目は塗膜を作り実際に剥いでいく方法で表現したものになります。

一番上が手間のかからない、以下、順に手間増えるアプローチになってますが、
言いたいことは、
求める仕上げを得るための方法は一つじゃないです。
自分に合ったやり方で正道だろうが邪道であろうが
効果が得られればいいのよ。

ということ。

そういう考え方が俺が思う「ガンプラは自由だ!」という意識なんですわ。
なお、画像中の緑文字は口頭で説明した部分になります。
  

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2016年12月17日 (土)

GBWC2016 世界決勝

明日12/18にGBWC2016の世界決勝が行われます。

今年度の世界一がそこで決まる訳ですが、
表彰式の模様は今回もネット配信されます。
GBWC公式サイトでは各エリア代表の作品がすべて出揃い
作者さんのコメントと共に掲載されています。

果たしてどの作品が第6回大会を制すのか…。

そして12/19以降、年明け頃までGFTのガンプラTOKYOでは
各エリアのファイナリスト作品が一堂に会する形で展示される予定です。

公式サイトで各作品を事前チェックし、
表彰式で結果を追い、
GFTで作品をその目で見る。

お時間のある方にはそんな楽しみ方をしていただけるとありがたいです。


The World Final of GBWC 2016 will be held on 12/18.

Although the world's best of this year will be decided there,
the awards ceremony will be delivered online this time as well.
On the GBWC official website, all the works of each area
representative are posted together with the comments of the Builders.

Which works will win in the 6th GBWC?

And since 12/19, until around the new year, GFT's GUNPLA-TOKYO
Each area finalists' works are planned to be exhibited together.

Preliminarily check each work on the official website,
know the result with the awards ceremony,
and see the work with that eye in GFT.

It would be appreciated if you have time to enjoy such a way of enjoying.

【 GBWX2016 Official Site 】
http://bandai-hobby.net/GBWC/championship.html

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2016年6月20日 (月)

【穴を埋める】

改造したり、補修したり、といった作業の中で「穴を埋める」という工程が必要になることがある。
丸穴で2mm、3mmといった規格的にプラ棒などの素材があるようなものであれば
穴にプラ棒を刺し込み接着、硬化後にカット、整形するときれいに仕上がる。

規格外の穴の場合、
例えば今回のHGリバイブガンダムの腕にあるシールド取り付け穴のような
大きな八角穴を埋めたいと思った場合…さぁ、どうしよう。
20160620a
パテを用いて穴を埋めることになるのだが、その前段階の下ごしらえとして
フレームに干渉しないのを確認しつつ、
パーツ裏から薄いプラバンなどを接着して穴をふさぐ。

20160620b
パーツを表に返すと裏から接着したプラバンが底となりバスタブ状の窪みとなる訳で
そこにパテを詰める訳です。

今回使用したのは速乾性から作業が比較駅手早く行える
クレオスの 「
Mr.SSP(瞬間接着パテ) 」を使っている。

液状の接着液とパウダーを混ぜて使用するのだが、
液剤とパウダーの割合を変えることで硬化後の切削性が変わってくるので
そのあたりは実際にお試しを行ったうえで本番使用することが望ましい。

カワグチ的にはパウダーをやや少なめにして流動性が高い状態で使用することが多い。
この場合、硬化後は固めに仕上がるので後に触れるが整形には注意を要する。
逆にパウダーの割合を高めると流動性が低くなるので盛り作業には向いている。
切削性も高いが気泡が抜けず整形時にスが多く残り易くなる。
このあたりは用途に合わせて使い分けると良い。

もちろん、SSPではなくエポキシパテやポリパテで埋めても良いのだけれど
SSPの場合瞬間接着剤のような接着力があるので
ポリパテなどでありがちな整形時にポロっと取れるようなことが無いので安心ではある。

この時に模型用のチューブ入りのプラパテを使用するのはお薦めしない。
プラパテは含まれる溶剤が気化して硬化していくので硬化後にヒケが生じやすい。
厚く盛ると表面だけ乾いて中がいつまで経っても硬化しないという状況に陥り易い。
それでも…という場合はパテを薄く塗り乾かしを繰り返すことで盛りは可能だが
圧倒的な手間暇に心が折れることも容易に想像できる。

20160620c
硬化したらヤスリで整形する訳だが、最初はゴリゴリ系のヤスリで
パーツ面から盛り上がっている部分を慎重に削る。
硬化後のパテはスチロールより硬度が高いのは瞬着、ポリパテ、エポパテ等と同様で
パーツと一緒にゴリゴリ削ると樹脂の方が削れてしまい平滑面が出ないこともある。

あくまでも余分な盛りを削り去るくらいの気分で
パーツ表面にヤスリ傷をなるべくつけないよう意識しておくと後の整形も楽。

20160620d
盛り部分を削り取った後、紙やすりで整形するが平滑面を均す際に
カワグチ的にはサテライトツールの
タイラーを多用している。
もちろん普通の紙やすりでも十分でござるよ。

段階的に番手を上げて整形していくが、流動性を保った割合でも整形した表面にスが見られる。
右画像は白だと表面の状態が判り難いのでスミ入れ用塗料を流して視認性を上げている。
この後にプラパテ、或いは溶きパテを上塗りする。

20160620e
今回はSSP面にピンポイントでプラパテを薄く塗り乾燥後に再度整形している。

20160620f
最終的な整形が終了した後、再度確認のためスミ入れ用塗料で表面の状態を確認する。
今回は本来オプションを着脱するために設けられた穴を塞いでいる…
というデフォルトではない状態を表現するということで
変形八角形の隅に0.3mmドリル刃で穴を設け、
後からパネルを付け止めてあるんだよ感を加えている。
このあたりの処理は「記号」のようなもので、リアル感の表現というよりは
嘘でもパッと見た時に連想させるための演出で付加したディテールではある。

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2016年6月17日 (金)

【シンメトリーを出すために】

ディテールを追加加工する際に気を付けておきたいのは
シンメトリー
(左右相称)がとれているかどうかという点。

細かいところや複数個所にディテールを入れる場合、
時間短縮的な意図もあり目測で入れることも多いのだが
シンメトリーが取れていないと精度に難ありという風に見えてしまう。

特に最初に目が向く胸から頭部のバストショットで
ディテールのズレなどがあると必要以上に目立ち
コンテストなどではマイナス要因となるケースも多々ある。

位置決めが出来ればズレも抑えられる訳で、
その方法も実測&マークしたり、
ディバイダーで同寸を取ったりと様々な方法がある。

今回は78ガンダムのスネに80年代風スジモールドを入れる訳だが
ここではマスキングテープでガイドを作り位置決めするという
先のスジ彫り追加と似たような手法。

パーツの基準となる線から〇ミリの位置に…という場合には
〇ミリのマスキングテープの細切りを切り出し貼る、
次にディテールを施す幅に細切りしたテープを貼り、
終点となる位置にもマスキングテープを貼る。
20160617aa
位置決めの傷をつける際に刃傷をつけるため
施す幅のテープだけを剥がしデザインナイフで軽く傷をつける。

20160617b全てのテープをはがすとスジモールドの範囲を位置決めできる。
この後スケールやサイズに合わせてデザインナイフで深掘りするなり
目立てヤスリ、エッチングソーなどでモールドを刻むなりして
必要なディテールをパーツに付けていく。
20160617c 多少のブレは申し訳ないが、基準線となる裾から3mmのところで
1.5mm幅の中で3本のスジモールドを入れた訳だが、
左右インアウトで計4カ所を目測で入れるのは容易ではない。

多少手間がかかるが目測でズレが生じて埋めて掘り直すリスクを考えると
テープで位置決めをして作業した方が結果的には作業効率は良いかもしれない。

もちろんゲージとなるテープの切り出し精度が甘くて歪んでたりすると
残念な結果になることは十分にあり得るが
最近はグリッドの入っているマスキングシートも店頭で見かけるので
作業自体の難易度はそれほど高くは無いと思う訳ですよ。

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2016年6月 7日 (火)

【ちょぴっとスジ彫りを追加してみましょうか】

今回のリアルタイプ風ガンダムのデカールでは色補助的に用いるものがある。
肩や腕、腰アーマー、ふくらはぎなど、本来ベタ塗りするところを
パネルで色替えをしている感じで表現しているのだが、
肩などは明確なパネルラインのモールドは無い。

20160607
色補助的に貼る部分は最終的には塗装で塗り分けるつもりだが
それでもパネルラインは欲しい。

欲しければ掘る…ということで、今回スジ彫りを加えてみる。
タガネを使ってもいいし、ニードルを使ってもいい。
チゼルでもPカッターでもいいのだけれど
今回は手軽なツールでやってみる…つか、カッターなんですが。

20160607a

スジ彫りを引くラインの始点と終点にケガキ針でアタリを付ける。
今回限りなくフリーハンドで入れているが、
こだわる人は実測してやると満足度は高まる(はず)。

アタリを付けたら、カッティングマット上にマスキングテープを5枚ほど重ね貼りし圧着する。
直線が歪まないよう定規を使い細い帯状のテープを切り出す。

このテープがカッターでラインを入れる時のガイドになる。

20160607b

パーツを固定する時に両面テープでしっかりパーツを固定すると
カッターの刃を滑らしたりといったトラブルを回避できる。
カットラインを入れる時は最初は軽くアタリを引き、その後切り深めていく。

20160607c

始点と終点にアタリを印しておけば、カッターでラインを引くときに力を入れ過ぎない限り
終点のアタリで刃が止まる。
この辺の感触はプラバンなどでお試ししてみると実感できると思う訳ですよ。

平面に対してスジ彫りを入れるのは比較的楽なのだが、
曲面にスジ彫りを入れる時はどうするか、
マスキングテープガイドがここでも役立つ訳です。

20160607d

テープ幅を細くカットしておくと、曲面に対して結構追従してくれるので
貼り付けの段階で歪みが無いよう丁寧に貼り付け、
平面の時と同様にカッターでラインを引いていく。

20160607e
ダムへのスジ彫りは比較的短いストロークだったので
マットにしっかり固定してカッターの刃を入れたが、
カワグチ的にはストロークが長い場合や曲面が強いものの場合は
持ち手でしっかりパーツをホールドし、利き手のカッターは動かさずに
持ち手のスナップでパーツを動かし(回し)ながらラインを入れるようにしている。

これは、利き手を手前に引いてくるときに軌跡がブレるのを避けるためで
この辺りは完全に個人の癖の領域と言える。

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2016年6月 6日 (月)

【お詫びと訂正】

本ブログ6月1日付記事
【ディテールアップを考える時に知っておくとちょぴっといいかもしれないこと】
に於きまして、誤表記がありましたことをお詫び申し上げますとともに
該当記事の訂正を行いましたことをご報告させていただきます。

金型の構成に関しまして
金型が開く際に動くのはキャビ側と記しておりましたが
正しくはコア側が開く…ということで、
20160606このような構成図が正しいものとなります。

該当記事の訂正箇所は下記2点となり、
現在は訂正済み記事にて掲出いたしております。
20160606b
該当記事をご覧になった方々には深くお詫び申し上げます。

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2016年6月 3日 (金)

【80年代風ディテール刻み中】

今日ははっきり言ってあんまり進展は無いのでござる。

先日の胸側面へのディテール追加に合わせ
比較的プレーンなリバイブガンダム外装表面に地味加工を追加している状態。

20160603
今日明日はだいたいこんな作業をしながら
日曜には塗装に入りたいと思っている。

今回0.3mmドリル刃を多用しているが、1/144クラスだと0.5mmではデカ過ぎる。
数字だけ見るとたかだか0.2mm差じゃん…と思ってしまうのだが
0.3mm対0.5mm、倍近い直径差があるのだからそりゃぁデカイですわ。

ということで、今回は劇的な進行をお見せできないのが申し訳ナス…。

プラモ製作作業というのはそういうもの…とご理解いただければありがたいス。

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2016年6月 2日 (木)

【モールドを掘り直すときに…】

リバイブガンダムの大腿部は一体成型になっていて金型的には上下に抜いている。
デザイン的には側面に縦方向のモールドが入る。
これがまっすぐな1本線ならアンダーは無いのだが
デザイン的には途中で折れ線になっており、抜き方向を考えると
下半分にアンダーが生じるため製品的には段差で表現している。

20160602a
そういうデザインだから…ということでそのまま仕上げるは全然アリなのだけれど
ここでは面をツライチにして凹線に掘り直してみようと思う。

いきなり段差をヤスリでゴリゴリ削っても良いのだけれど
まず、段差をガイドにカッターナイフで溝を切る。
デザインナイフではなくカッターを使うのは、直線を引くとき
デザインナイフの鋭利な刃先だと安定しにくいため。

いきなり深く溝を切るのではなく、最初は軽く傷を付けるくらいに
ガイドに沿ってアタリを付け、その後少し力を加えて溝を切ると
フリーハンドでも溝がゆがむような失敗を回避できる。

その後は段差の高い面をゴリゴリ削る系のヤスリで削っていく。

20160602b

今回はタミヤのハードコートヤスリを使っているが、段差が均されたら紙やすりで整形。
ヤスリ目が深いので#400ぐらいから始めて、
#600、#800、#1200まで使い整形するとこんな感じに仕上がる。

20160602c

整形した段階で最初に刃を入れたカッターのラインがうっすらと見えるので
それをアタリにして再度カッターで軽く溝を切ってやると
凹線でのモールドを表現することが出来る。

20160602d

段差を使って型紙を作り段差を消してからカットラインを入れていく…
というようなやり方もあるし、
段差を解消した後にパーツ表面に任意のカットラインを入れていく等
やりかたは色々あるが、両足それぞれ内外の計4か所に
同じモールドを入れることになるので精度を考えると一番楽かな…というのが今回の方法。


段差をデザインとして活きにする場合でも
カッターでの溝切りだけはお薦めしておきます。

塗装するしないは別にして、スミ入れはするよ…という場合、
段差のところでは拭き取るとスミがほとんど残らなくなるが
溝切りしておけばそこにスミが残るのでスミ入れ効果を得ることが出来る訳です。

20160602e

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2016年6月 1日 (水)

【ディテールアップを考える時に知っとくとちょぴっといいかもしれないこと】

プラモデルが金型を使って作られている、
というのはほぼ皆さんご存知のこと。

パーツ表面にはモールドと称される彫刻があり、
これがキットの精密感を表現している訳です。

で、金型を使い射出成型を行う場合、
きれいにモールドが入る面と入らない面が出てきます。


20160606a
金型のキャビ側とコア側が合わさる面と平行になる
成型品のトップ面には精緻な彫刻も入れられるのですが、
立ち上がりとなる垂直面には
金型を開くときにパーツが引っ掛かるような彫刻は入れられません。

20160531a_2

このような部分をパテ等で埋め、彫刻し直してやると
シャープな仕上がりになります。

ちなみに金型を開き成型品を取り出す時にはコア側の金型を開きます。
その時成形品はコア側に残る訳ですが、これを取り出すためには
コア側の金型に仕込まれている多数の"突き出しピン"と呼ばれる棒状のもので
成型品を押し出しコア側から外す形になります。

成型間もないタイミングでは成型品もまだ完全に冷めて硬化している訳ではないので
パーツの裏側を見ると丸く浅い跡が見られます。
これが"突き出しピン跡"と呼ばれるもので、
ガンプラでは組み上げた際に極力見えない位置に来るよう配置してます。

20160531c
さて、金型と彫刻の因果関係を踏まえ、
実際にディテールを追加していくことを考えると
まず、金型の立ち上がり面にディテールを追加していくといいんじゃない?
と、思い至る訳です。

20160531b

ガンプラのほとんどは胸ブロックを前後合わせで組み立てます。
ということは、胸側面には彫刻があまり入っていない、
入っていてもキレのある彫刻は入れられない訳で、
そのあたりから攻めるというのは効果的だと思う訳ですよ。

スケールに合わせ、全体の彫刻の入り具合に合わせ
バランスを考えてディテールを追加していくと完成後の雰囲気は
多少は変わってくるんじゃないかと思う次第。

またまた余談ながら上画像ではパネルモールドの表現として
透明シールの余白をカットしたものを使ってます。
プラバン・プラペーパーよりも段差が小さいぶん
小スケールのモデルには適してるんではないかと思う訳です。
もちろん上から塗装できますし。

ついでに記しときますと、昔タミヤの隼鷹を作った時に
艦載機胴体の黄帯2本線を描くためにホイルシールの余りの
黄色く印刷された部分を細切りにして貼り付けたら
そんなに悪い感じじゃ無かったス。

20160531d
今ならハセガワの模型用カラーフィルムとかもありますが
ホイルシールのコシというのは案外細かいところに貼り易かったりします。


※補足

冒頭の金型の概念図では金型を開くときに縦方向に開くような図になってますが
実際に成型機にセットされる時は図を90度回転させた状態で
開き方向は水平方向に開かれますので誤解無きよう。

だったらそう描けばいいのに…と自分でも思いますが
一般に金型の概念を伝える時に「たい焼き」の作り方が例に挙げられます。

考え方としては分かり易いのですが
製造プロセスを考えると同一視はして欲しくないなぁ…
ということで図解する時に「たい焼き」レイアウトを描いた後で
金型の概略を図示する癖がついてしまっているため
何の違和感も無く描いてしまっている訳で…申し訳ナス。

あと、今回の金型の話は一般論ということで
金型に引っ掛かるところ(アンダーと呼んでます)をどうしても再現したい…
という場合は金型製作時に"スライド"という構造を設け表現する場合があります。

一般の金型よりも機能が付加されることで
コスト、耐久性の面から、模型では限定的な使用しかされていないのが現状です。

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2016年5月30日 (月)

【胸部ダクトの整流板(小ネタで失礼!)】

ガンダムタイプのMSにはついて回る胸部ダクト。
機能として吸気なのか排気なのかというのは意見が分かれるところだが
MG ver.1.0の企画の折にサンライズ(当時)井上氏ととことん話して
「両方!」ということに落ち着いた不思議機構のひとつ。

ここの整流板はMGクラスのキットでは
セパレートの板を組み込む構造になっているが、
HGクラスのキットでは1発抜きで再現されている。

些細なことではあるが、この整流板を薄くしたいと思うのは人情というもの。
具体的な作業プランはこんな感じ。
20160530a

最初にデザインナイフで整流板裏の肉を落とすための切れ目を入れる。
カッターよりも細かい作業での取り回しがし易いので
デザインナイフはお手元にあった方がいいツールとして記しときます。
20160530b

切り口が荒れないように肉を削いでいく。
ここではゴッドハンドの「スジ彫りヤスリ」を使っているが
使う道具は"目立てヤスリ"でも"エッチングソー"でも構わない。
20160530c

整流板裏の肉をほぼほぼ削いだら板面と彫り込んだ奥を整えるため
#800くらいのサンドペーパーを折って整形する。
今回細かい箇所の整形用にということで模型専門店などで扱っている
ガイアノーツの「スーパースティック砥石」も使ってみた。
シャープペンのようにノック式で砥石(ヤスリ)を任意の長さに引き出して使うが
ダクト整流板の間隔にジャストサイズだった。
20160530d

整流板裏側の肉落としが済んだら表の面を軽く削りエッジを立てる。
元々のパーツでは安全性の配慮から整流板頂部はエッジを立てていないので
裏からの肉落としと合わせ板の表にもヤスリを軽くかけシャープに仕上げる。

一番上の板はおなじみの金属ヤスリで軽くやすって仕上げる(紙やすりでも勿論可)
2枚目、3枚目の板はヤスリの厚みがあるので
デザインナイフの刃先をパーツ表面に垂直に立て横にスライドさせ
パーツ表面を削り整形する。(かんながけと称する場合もある)
20160530e

整形が終わった状態を横から見ると…
20160530f

実際にボディに組み付けてみるとこんな感じになるのだけれど…
パッと見、わからんですわねぇ。
限りなく自己満足な世界ではありますよ。
20160530g





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