つくろう!プラモ!!

2017年8月24日 (木)

モビルスーツの武器を塗る時

振り返るとガンプラに関して指定色で塗装することは極めて稀で
特に武器装備関係は指定通りに塗った記憶がほとんど無い。

現在ガンダムベース東京の工房コーナーに面した
作品展示ケース内に置いてあるサイコザクなどもその例に漏れず
シュツルムファウストはダークイエローで、
ジャイアントバズは基本色ジャーマングレイで塗装している。

20170824b
このあたりの配色に関しては
色合い、ツヤに於いてMSとは異なる配色で立たせたいという気分や
自分なりに自分に課す俺ルールに準じていたりする。

武器塗装に関する俺ルール、
現実に存在しないものだからこそ自分が納得出来るガイドラインというか
作る上での法則性のようなものはある訳です。

MSの武器装備関係は歩兵携行装備という感覚で仕上げていて
バズーカやシュツルムファウストのような大口径火器は車両(機体)色
ハンドガン、サブマシンガン、アサルトライフル的な銃器などは
銃把は別として基本金属色で仕上げるようにしている。

金属色で仕上げる銃にしてもフレームのような堅牢であるべき部位と
作動系部位、マガジンのように使い捨てる場合もあるような部位では
使われている材質も変わってくるんじゃなかろうか…ということで
塗色も変えるようにしている。

マシンガンあたりだと
フレームにはアイアンにつや消し黒を混ぜたフラットダークアイアン
作動部のカバーにはスターブライトアイアン
作動部にはアイアンもしくはチタンシルバー
マガジンはファインシルバー
というような感じで塗り分けしていたりする。
で、それらを連邦、ジオンでそれぞれアレンジする訳です。

こういう塗り分けはMGのような中フレームものでも同様な感じで
更にチタンゴールドとかカーボン柄の模型用フィルムシートなども加え
配色していたりします。

90mmだの120mmの弾を撃ち出す時点で大口径火器なんだけどなぁ…
とよく思ったりもする訳ですが、そこは「らしさ」の演出、
ということで自分的には納得ラインに収まってる訳です。

こういうのは自分用のガイドラインなので
他人に押し付ける気は毛頭ないし、
ガンプラコンテストなどの審査に影響することも全く無いんですけど
自分が作っていて面白れぇと思えるのは
そういう俺ルールの中でどう表現しようか…という辺りだったりする訳です。

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2017年5月29日 (月)

カッター3種


カワグチがカッターを使用する時に気にするポイントは
「切れ味」「耐久性」「取り回しの良さ」ということになるのだが
ここ1ヶ月ほどの間に3種のナイフがお道具箱の中に加わった。

20170529


■ NTカッター BD-2000(黒刃)
デザインナイフ用のBD-2000は自分で刃を折って使うタイプで
近年カワグチが頻度高めで使用している30度刃用のホルダーでも使え
切れ味が良く、切り口もきれいで細かい作業を行う際には絶大。
但し、切れ味の低下は早いようなので30度刃用ホルダーで
カッターナイフとして使用するよりも
本来のデザインナイフとして使用した方が良さそうに思える。
因みにこの替え刃は某プロモデラー氏のお薦めの言と併せ譲り受けたもの。

■ 3M Scotch チタンコートカッターPRO S型 内装用
替え刃にチタン合金コートを施すことで刃先の摩耗を防ぎ
耐久性を高めているとのことで業務用カッターとして販売されている。
刃加工も一般の替え刃よりも鋭角刃加工されているそうで
切れ味も良くなっているそうで、プラスチックの加工に使用した場合
切れ味、耐久性がどれくらい保てるのかは現在実地にて試験中。
3Mの中の人から使ってみて…とサンプルとして頂戴した。

■ 貝印 職専目透しカッター SS-110
東急ハンズ新宿店の工具フロアで見かけた刃幅6mmというスリムなカッターで
細かい作業を行う際の取り回しに良さげなスリムタイプ。
やや華奢なホルダーに強度的な不安は残るが
パワーカットするのであれば他を使用するので多分問題は無いはず。
切れ味は一般のカッターナイフと同等な印象を受ける。

というような具合で新たに使い始めたカッター3種だが
それぞれ自分の手への馴染み具合の相性というのもあるので
用途で使い分けしながら今しばらく使用感を試して(確認して)みたい。

しかし、新しいツールを手にすると心躍るのは男のサガなんだろうか。

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2017年4月 8日 (土)

命名;ガンダムバルバトスアサルト

バンダイホビーサイトで先日告知された
「ガンプラカスタマイズサーキット」
比較的簡単なミキシングベースでのカスタマイズというお題で製作した
作例の解説も今日掲出された。

とりあえず作ってみよう的な解説なので
比較的簡便な製作テクニックをいくつか提示させていただいたのだが
実際の製作に関しては多少こだわった部分もある。
あの頁であまり込み入ったことを記すことで
なんとなく敷居が高い…と思われては逆効果なので
あっさり気味に構成したのだけれど
ここではどんなことを考えながら作ったのかという辺りにも触れてみたい。

20170407a

最近ガンプラはじめました、という方でも出来そうなものということで
ルプスとバエルをミックスして"僕の最強ガンダムを…"
というのは発注を受けて打ち合わせしている段階でほぼイメージ出来た。
バルバトスにバエルのスラスターウイングを背負わせることで
ビジュアル的なキャッチーさはアピールできる。

バルバトスに関してはルプスレクスだとカリカチュアライズ加減が強く
個性が強すぎるように思えたのでルプスをベースにした。

バエルもルプスもフレームは金型を共用しているので
ブロック単位でのコンバートは容易、
両機とも白が基調になっているので無塗装で仕上げるにしても
ミックス後に違和感が生じないだろうということで
選択肢的にはバエル一択で決めた。

構成的には頭・ボディ・肩・足がルプス、
腕・脚・バックパック周りにバエルを用いている。

あくまでもバルバトスとして見せたい気分だったので
一見してルプスであることを感じさせる肩と爪先の赤は絶対に残す、
というのは今回のこだわりどころでもある。

バルバトスの脚部ふくらはぎは特徴的なデザインで仕上げられているので
この特徴を消し、頭部、肩・足の赤にバルバトスイメージを集約させる事を考え
バエルの脚を持ってきたが、バルバトス風味はこれで少し薄まったものと思う。
スラスター一体の腰サイドアーマーは
背部のスラスターウイングと併せるとやや煩雑に見えるように思えたので
バエルのシンプルなサイドアーマーを使用。

スラスターウイングを付けたことで空戦機能を備えた機体と思われがちだが
バルバトスのイメージとして強烈な地上戦にこだわりたい気分はあった。
機能的には瞬間的に突進力を高めるためのスラスターなのじゃ!
というのが作っている時の正直な気分。

メイスでどつく系戦闘スタイルが印象的なバルバトスだけに
装備としてメイスは外せないところ。
無印バルバトスがロングバレルの火器を持つ姿というのも
かなりハマって見えたので今回はMSオプションセット7から
大型レールガンを持ってきて持たせている。

今回塗装は行わず、
スミ入れシャープ@クレオスでパーツ表面にダメージや汚れを入れることで
全身傷だらけイメージのあるオルフェンズ世界を表現している。

ダメージ表現を行う際に刃物でパーツを傷つけるというのは
多くの人が行っている訳だが、1/144というスケールを意識すると
切り傷などは実際に傷を付けるまでも無く
シャープペンで描き込むだけでも十分それらしく見えるのではないか…
と思う訳です。

20170407b_2

シャープペン汚しが過ぎるように思いましたが、
スラスターウイングを広げ、全身が収まるカットを撮る時には
どうしても引き気味のアングルになりあまり目立たなくなるはずなので
地上戦ゆえの足回りのダメージ・汚しは過度に、
バストアップでも撮るであろう上半身は押さえめな描き込みを意識した。

黒鉛で描いたもの、触っているうちに剥げてくるのは避けられないため
定着させるためにプレミアムトップコート <つや消し> スプレー@クレオス
を吹きつけているが、つや消しの加減もソフトな感じでなかなか良い。
しかも水性なのでこれから訪れる梅雨の季節でも
カブリを警戒する必要が無いというのは実にありがたい。

20170407c

ザックリこんなことを考えながら仕上げたのがこの機体だったりするのです。

Fun to build! カスタマイズ講座 

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2017年4月 5日 (水)

ゲート跡を消す作業

模型教室的なイベントをやっていると様々な場面に遭遇するが
割りとよく見かけるのがゲート跡を整形する際に
親の仇を討つが如く
粗目の紙ヤスリをパーツ表面でいつまでも擦っている子の姿。

20170405

ゲートカットする際にパーツに近いところまで追い込んでおけば
ゲート跡をヤスリで均す作業は数度ヤスれば実はほぼ終わっている。

その後の整形作業はゲート跡を均す作業ではなく
最初にヤスった際に傷付けたパーツの傷を消す作業な訳で
厳密には目的が違っている訳です。

念には念を入れてという気持ちはわかるし
自分なども経験があるので笑えないのだけれど
いつまでも粗目のヤスリで擦っていると
その後の傷を消す作業の手間が増えるだけ。

ゲート跡の突起が無くなったらとっとと傷消し作業に移った方が良い訳です。

自分が普段やっている作業も目的と行為を認識すると
案外省けたり効率よく作業を済ませることが出来る訳で
些細なことでも1パーツあたり2~3箇所あるゲート×パーツ数ぶん
作業はある訳ですからHGクラスならいざ知らず
MGだのPGだのを作るとなったら効率よく作業を進めた方が
労力も根気も随分軽減されるんではないかと思う訳です。

お台場GFTの営業が終了し、
夏を目標に "Gundam Base Tokyo" がオープンする予定だが
カワグチ的にもG-Base Tokyoに一枚噛んでいる訳で
Expoつくろう部屋でやってたようなことも時々やることになると思うのだけど
出来ればHow-To嫌いのカワグチがお伝えするのは
こういうことになるんではないかと思うのだね…。

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2016年12月27日 (火)

おおさかホビーフェスでお伝えしたこと(抜粋)

今年の11/3 文化の日に大阪で行われた「おおさかホビーフェス」で
カワグチさんはどんな話をしてきたんですか?

というご質問を時々戴くので少し触れると
基本的には先日発売された「MG サイコザク ver.Ka」のプロモーションの一環
ということで、前半に商品に関する最新情報と開発秘話的な話を
BHCの開発担当氏を招いてお話し、
後半は「俺作るんだったらこういうこと考えるっス…」的なお話をした。

pptデータを作成し持ち込んだ訳だが、
その時に使った資料の一部をご覧戴こうかと思う訳です。

まぁ、普段いろんなところで話してることなので
「またかいな…」とおっしゃる向きはスルーの方向で。

【サンダーボルト宙域でMS飛ばせば傷だらけになるっしょ…】

20161227a

デブリが濃密に漂う空間にスゲェ速度で突っ込んだらどうなりますか?
という話です。
足回りに泥汚れは付かないでしょ、
でも、頭や肩には無数の細かい傷が付きますよね(多分)。
全塗装しない人でもちょっとした工具とガンダムマーカー(シルバー)があれば
それらしい雰囲気を出せる訳です。

今迄はRGシナンジュを題材にやってた話をMGサイコザクに持ち込んだ訳です。
「RGシナンジュ、塗装して仕上げる気にならんわぁ…」という人は多いでしょ。
でもそこに手を加えるとしたらこんな方法もあるのよ、というご提案。

【サイコザクを仕上げる時に既存のザクからパーツを持ってきたとしたら…】

20161227b

劇中でフレーム状態で試験されていたサイコザクに
外装をセットして実戦投入するシーンがありますが、
その時、完全新規の外装の他に
部分的に既存の機体のパーツも使って仕上げる…というのも
まぁ無い話では無いと思う訳です。

じゃぁ、そういうパーツに傷が付けば上から塗っている赤が剥がれて
ザクグリーンが露出することもあるよね、
もっと傷が深ければ地金の色が出てくるってのもあるんじゃない?
という表現を3つのアプローチでご紹介しました。

ちなみに上の2パターンは剥がれを塗装を乗せ方向で表現したもの、
3番目は塗膜を作り実際に剥いでいく方法で表現したものになります。

一番上が手間のかからない、以下、順に手間増えるアプローチになってますが、
言いたいことは、
求める仕上げを得るための方法は一つじゃないです。
自分に合ったやり方で正道だろうが邪道であろうが
効果が得られればいいのよ。

ということ。

そういう考え方が俺が思う「ガンプラは自由だ!」という意識なんですわ。
なお、画像中の緑文字は口頭で説明した部分になります。
  

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2016年12月17日 (土)

GBWC2016 世界決勝

明日12/18にGBWC2016の世界決勝が行われます。

今年度の世界一がそこで決まる訳ですが、
表彰式の模様は今回もネット配信されます。
GBWC公式サイトでは各エリア代表の作品がすべて出揃い
作者さんのコメントと共に掲載されています。

果たしてどの作品が第6回大会を制すのか…。

そして12/19以降、年明け頃までGFTのガンプラTOKYOでは
各エリアのファイナリスト作品が一堂に会する形で展示される予定です。

公式サイトで各作品を事前チェックし、
表彰式で結果を追い、
GFTで作品をその目で見る。

お時間のある方にはそんな楽しみ方をしていただけるとありがたいです。


The World Final of GBWC 2016 will be held on 12/18.

Although the world's best of this year will be decided there,
the awards ceremony will be delivered online this time as well.
On the GBWC official website, all the works of each area
representative are posted together with the comments of the Builders.

Which works will win in the 6th GBWC?

And since 12/19, until around the new year, GFT's GUNPLA-TOKYO
Each area finalists' works are planned to be exhibited together.

Preliminarily check each work on the official website,
know the result with the awards ceremony,
and see the work with that eye in GFT.

It would be appreciated if you have time to enjoy such a way of enjoying.

【 GBWX2016 Official Site 】
http://bandai-hobby.net/GBWC/championship.html

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2016年6月20日 (月)

【穴を埋める】

改造したり、補修したり、といった作業の中で「穴を埋める」という工程が必要になることがある。
丸穴で2mm、3mmといった規格的にプラ棒などの素材があるようなものであれば
穴にプラ棒を刺し込み接着、硬化後にカット、整形するときれいに仕上がる。

規格外の穴の場合、
例えば今回のHGリバイブガンダムの腕にあるシールド取り付け穴のような
大きな八角穴を埋めたいと思った場合…さぁ、どうしよう。
20160620a
パテを用いて穴を埋めることになるのだが、その前段階の下ごしらえとして
フレームに干渉しないのを確認しつつ、
パーツ裏から薄いプラバンなどを接着して穴をふさぐ。

20160620b
パーツを表に返すと裏から接着したプラバンが底となりバスタブ状の窪みとなる訳で
そこにパテを詰める訳です。

今回使用したのは速乾性から作業が比較駅手早く行える
クレオスの 「
Mr.SSP(瞬間接着パテ) 」を使っている。

液状の接着液とパウダーを混ぜて使用するのだが、
液剤とパウダーの割合を変えることで硬化後の切削性が変わってくるので
そのあたりは実際にお試しを行ったうえで本番使用することが望ましい。

カワグチ的にはパウダーをやや少なめにして流動性が高い状態で使用することが多い。
この場合、硬化後は固めに仕上がるので後に触れるが整形には注意を要する。
逆にパウダーの割合を高めると流動性が低くなるので盛り作業には向いている。
切削性も高いが気泡が抜けず整形時にスが多く残り易くなる。
このあたりは用途に合わせて使い分けると良い。

もちろん、SSPではなくエポキシパテやポリパテで埋めても良いのだけれど
SSPの場合瞬間接着剤のような接着力があるので
ポリパテなどでありがちな整形時にポロっと取れるようなことが無いので安心ではある。

この時に模型用のチューブ入りのプラパテを使用するのはお薦めしない。
プラパテは含まれる溶剤が気化して硬化していくので硬化後にヒケが生じやすい。
厚く盛ると表面だけ乾いて中がいつまで経っても硬化しないという状況に陥り易い。
それでも…という場合はパテを薄く塗り乾かしを繰り返すことで盛りは可能だが
圧倒的な手間暇に心が折れることも容易に想像できる。

20160620c
硬化したらヤスリで整形する訳だが、最初はゴリゴリ系のヤスリで
パーツ面から盛り上がっている部分を慎重に削る。
硬化後のパテはスチロールより硬度が高いのは瞬着、ポリパテ、エポパテ等と同様で
パーツと一緒にゴリゴリ削ると樹脂の方が削れてしまい平滑面が出ないこともある。

あくまでも余分な盛りを削り去るくらいの気分で
パーツ表面にヤスリ傷をなるべくつけないよう意識しておくと後の整形も楽。

20160620d
盛り部分を削り取った後、紙やすりで整形するが平滑面を均す際に
カワグチ的にはサテライトツールの
タイラーを多用している。
もちろん普通の紙やすりでも十分でござるよ。

段階的に番手を上げて整形していくが、流動性を保った割合でも整形した表面にスが見られる。
右画像は白だと表面の状態が判り難いのでスミ入れ用塗料を流して視認性を上げている。
この後にプラパテ、或いは溶きパテを上塗りする。

20160620e
今回はSSP面にピンポイントでプラパテを薄く塗り乾燥後に再度整形している。

20160620f
最終的な整形が終了した後、再度確認のためスミ入れ用塗料で表面の状態を確認する。
今回は本来オプションを着脱するために設けられた穴を塞いでいる…
というデフォルトではない状態を表現するということで
変形八角形の隅に0.3mmドリル刃で穴を設け、
後からパネルを付け止めてあるんだよ感を加えている。
このあたりの処理は「記号」のようなもので、リアル感の表現というよりは
嘘でもパッと見た時に連想させるための演出で付加したディテールではある。

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2016年6月17日 (金)

【シンメトリーを出すために】

ディテールを追加加工する際に気を付けておきたいのは
シンメトリー
(左右相称)がとれているかどうかという点。

細かいところや複数個所にディテールを入れる場合、
時間短縮的な意図もあり目測で入れることも多いのだが
シンメトリーが取れていないと精度に難ありという風に見えてしまう。

特に最初に目が向く胸から頭部のバストショットで
ディテールのズレなどがあると必要以上に目立ち
コンテストなどではマイナス要因となるケースも多々ある。

位置決めが出来ればズレも抑えられる訳で、
その方法も実測&マークしたり、
ディバイダーで同寸を取ったりと様々な方法がある。

今回は78ガンダムのスネに80年代風スジモールドを入れる訳だが
ここではマスキングテープでガイドを作り位置決めするという
先のスジ彫り追加と似たような手法。

パーツの基準となる線から〇ミリの位置に…という場合には
〇ミリのマスキングテープの細切りを切り出し貼る、
次にディテールを施す幅に細切りしたテープを貼り、
終点となる位置にもマスキングテープを貼る。
20160617aa
位置決めの傷をつける際に刃傷をつけるため
施す幅のテープだけを剥がしデザインナイフで軽く傷をつける。

20160617b全てのテープをはがすとスジモールドの範囲を位置決めできる。
この後スケールやサイズに合わせてデザインナイフで深掘りするなり
目立てヤスリ、エッチングソーなどでモールドを刻むなりして
必要なディテールをパーツに付けていく。
20160617c 多少のブレは申し訳ないが、基準線となる裾から3mmのところで
1.5mm幅の中で3本のスジモールドを入れた訳だが、
左右インアウトで計4カ所を目測で入れるのは容易ではない。

多少手間がかかるが目測でズレが生じて埋めて掘り直すリスクを考えると
テープで位置決めをして作業した方が結果的には作業効率は良いかもしれない。

もちろんゲージとなるテープの切り出し精度が甘くて歪んでたりすると
残念な結果になることは十分にあり得るが
最近はグリッドの入っているマスキングシートも店頭で見かけるので
作業自体の難易度はそれほど高くは無いと思う訳ですよ。

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2016年6月 7日 (火)

【ちょぴっとスジ彫りを追加してみましょうか】

今回のリアルタイプ風ガンダムのデカールでは色補助的に用いるものがある。
肩や腕、腰アーマー、ふくらはぎなど、本来ベタ塗りするところを
パネルで色替えをしている感じで表現しているのだが、
肩などは明確なパネルラインのモールドは無い。

20160607
色補助的に貼る部分は最終的には塗装で塗り分けるつもりだが
それでもパネルラインは欲しい。

欲しければ掘る…ということで、今回スジ彫りを加えてみる。
タガネを使ってもいいし、ニードルを使ってもいい。
チゼルでもPカッターでもいいのだけれど
今回は手軽なツールでやってみる…つか、カッターなんですが。

20160607a

スジ彫りを引くラインの始点と終点にケガキ針でアタリを付ける。
今回限りなくフリーハンドで入れているが、
こだわる人は実測してやると満足度は高まる(はず)。

アタリを付けたら、カッティングマット上にマスキングテープを5枚ほど重ね貼りし圧着する。
直線が歪まないよう定規を使い細い帯状のテープを切り出す。

このテープがカッターでラインを入れる時のガイドになる。

20160607b

パーツを固定する時に両面テープでしっかりパーツを固定すると
カッターの刃を滑らしたりといったトラブルを回避できる。
カットラインを入れる時は最初は軽くアタリを引き、その後切り深めていく。

20160607c

始点と終点にアタリを印しておけば、カッターでラインを引くときに力を入れ過ぎない限り
終点のアタリで刃が止まる。
この辺の感触はプラバンなどでお試ししてみると実感できると思う訳ですよ。

平面に対してスジ彫りを入れるのは比較的楽なのだが、
曲面にスジ彫りを入れる時はどうするか、
マスキングテープガイドがここでも役立つ訳です。

20160607d

テープ幅を細くカットしておくと、曲面に対して結構追従してくれるので
貼り付けの段階で歪みが無いよう丁寧に貼り付け、
平面の時と同様にカッターでラインを引いていく。

20160607e
ダムへのスジ彫りは比較的短いストロークだったので
マットにしっかり固定してカッターの刃を入れたが、
カワグチ的にはストロークが長い場合や曲面が強いものの場合は
持ち手でしっかりパーツをホールドし、利き手のカッターは動かさずに
持ち手のスナップでパーツを動かし(回し)ながらラインを入れるようにしている。

これは、利き手を手前に引いてくるときに軌跡がブレるのを避けるためで
この辺りは完全に個人の癖の領域と言える。

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2016年6月 6日 (月)

【お詫びと訂正】

本ブログ6月1日付記事
【ディテールアップを考える時に知っておくとちょぴっといいかもしれないこと】
に於きまして、誤表記がありましたことをお詫び申し上げますとともに
該当記事の訂正を行いましたことをご報告させていただきます。

金型の構成に関しまして
金型が開く際に動くのはキャビ側と記しておりましたが
正しくはコア側が開く…ということで、
20160606このような構成図が正しいものとなります。

該当記事の訂正箇所は下記2点となり、
現在は訂正済み記事にて掲出いたしております。
20160606b
該当記事をご覧になった方々には深くお詫び申し上げます。

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