趣味

2016年11月10日 (木)

だから俺は"勉強"とか"修行"とかは嫌いなの。

情報の発信というのは難しいもので
発信した情報が100%相手に伝わるということは稀だと思う。
受信者あっての情報の伝達なのだから
受信者次第で一次情報すら曲がって伝わることも少なくない。

まして、Twitterのように文字数に限りのあるメディアなどでは
誤解、曲解による誤伝達が生じやすい。

その辺は判ったうえでSNSツールを使ってはいるのだが
時々真逆の意味に取られることがある。

卑近なところでは、
「プラモテクを身に付けるならガンプラだけじゃなくて、 いろんなプラモを作った方が良い」
と、カワグチ名人は言っていたらしい。

どうやら断片的なログが再構成される過程で真逆な解釈が生じているらしい。

多少本意が曲がるくらいなら仕方がないとも思うのだけれど
さすがに真逆は…ねぇ。

ということで、以下にスキルを上げるに関してのカワグチ的考察など。


「ガンプラだけじゃなくて、スケールも作った方がいいぞ…」
というのはそれこそ昔から折々に耳にする。

そもそもが趣味なのだから、興味があるから買う、
関心があるから作るのであって、
興味・関心のないモノに対価を払い労力を費やすような奇特な人は
俺的にはいないと思っている。

では、「だけじゃなくて…」とおっしゃる方々は皆雑食モデラーなの?
戦車も車も飛行機も艦船も城もロボも作ってるの?
甚だ怪しいと思うのは穿ち過ぎだろうか。

自分などは趣味の世界での"勉強"とか"修行"なんてものは大嫌いだし
しなくてもいい苦労を金を出して買ってくる必要性は全く感じない。
興味のないモノを"勉強"だから作るというような熱意も持ち合わせていない。


好きだから戦車も航空機も艦船も城もロボも作る。
モチーフによって作り方や仕上げ方も異なるから
結果的に知識・経験の引き出しも増えて、
それらが相互作用的にいろんなモノを作る時に役立っているのは否定しない。

じゃぁ、ガンプラしか作らないです…という人は
どうすれば引き出しが増えるのか。

処方箋のような便利なものはないが、自分などが思う一例として
展示会や雑誌、ネット等で様々な作品を目にすることが出来る昨今、
気になる作品があれば、その作品がどうやって作られているのかを考えてみる。
作者さんに聞けば教えてくれるだろうが、そこは敢えて聞かずに考える。

自分がこの作品をトレースするとしたらどうやって作るだろう?
何でこういう風に作ったんだろう?
どんな道具や材料を使うんだろう?
そういった諸々を自分がやるならこういう風にやるだろうとシミュレートしてみる。
出来れば実際にやってみる。
最後に作者さんに聞いて答え合わせすればいい。

自分が想像したものと同じであれば
その作品と同じベクトルの作品を作れるだけの引き出しは持っていることになる。
自分が想像したものと異なっていれば
自分の引き出しに加え新しい引き出しを手にする可能性が開ける。

最初っから聞いてしまってはそれ以上の想像の飛躍は無い。
トレースは出来るかもしれないけどそれ以上ではない。

"素組み"の先にどういう風に一歩踏み出せばいいのか分からないという人は多かろう。
自分がどういうモノを作りたいのか分からないという人もあろう。

だったら最初はいろんな作品を見て「カッケェ!」と思う作品をトレースしてみる。
いろんな作品をトレースして実際に作っていれば当然スキルは上がる。

そういうのは勉強でもないし修行でもない純粋な模型的好奇心だと思う。

<追記>
興味・関心があればやってみりゃいい訳です。
ガルパンきっかけでも艦これきっかけでもTV、映画、きっかけは何でも良いのです。

自分が思い描く作品に仕上がればそれも良し、
上に書いたことは他モチーフに触れる時も同じ気分な訳です。
さすがにゼロスタートということなら素直に調べるなり聞くなりすることを薦めますが。

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