カワグチ流の起源はこんなところ…かも
12/7にガンダムベース東京で製作講座を行った。
ツヤに関する小理屈をお聞きいただき、
実際に缶スプレーでクリアコートをお試しいただく…
というのがザックリした内容だったのだが
昭和的な例えを引き合いにしたりということで
お若い参加者さんにはピンとこないこともあったのではないかと
とりあえず帰宅後は独り反省会など。
記憶に残っているところで自分が初めて"プラモデル"と接したのは
1960年代の後半頃で、まだ門司にいたころ。
当時の知識的には模型用塗料もよくわかってなかったし
パテなんてのも全然知らない訳で、
接着剤もキットに同梱されていたものを使うレベル。
某月刊少年漫画誌ではプラモ教室的なページがあり、
塗装する時に歯磨き粉を塗料に混ぜるとつや消しになるぞ! (歯磨きがチューブではなくて粉粉の時代)とか、
鉛筆の芯を削って粉にして戦車の砲口に擦り付けると煤汚れに見える! とか、
噛み終わった後のガムを戦艦の主砲の根元に付けると防水布の表現ができる! というような"金言"をとにかく試してみたかった。
今思えば「マジか?!」と思えるようなネタもあったし
今であればツールやマテリアルも豊富にあるので
そんな技法は過去の遺物でしかないのかもしれない。
昔はよかった…などとは思わないし
便利になったプラモ環境を思いっきり享受しているのだけれど
使えるものは何でも使う、作りたいものを作るのには手段を択ばない…
という俺流のプラモに対する意識というのはそんな原体験があったからなのかもしれぬ。
スマートなプラモアーティストにはなれるとは到底思えないので
これからも昭和を引きずりながら好きなものを作ってきますわ。
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