怒涛の作りモノ仕事の合間に思うこと
ここ半年から1年くらい常に作りモノ仕事を抱えて
納期に追われる日々を過ごしている。
模型趣味を生業とした訳でそれは致し方ないところではある。
趣味を仕事としたことでしんどいことは多々ある。
反面、ありがたいことももちろんある。
多くの作品、モデラーさん、製作技術、ツール、マテリアル等々と出会う機会をいただいている。
そこには必ず刺激があり、自分が作る時に反映させたくなる気持ちに限りは無い。
特に業務上製作する際にはモチベーションを維持する上でも
そうして得た刺激を加えルーチンにならないように意識している。
のだけれど、コレがなかなか難しい。
お試しでやってみようとすることは未だ自分の中で消化しきれていないことが多く
完成を見ても馴染んでなかったりするんだよなぁ。
納得度も満足度も及第点には及ばないことは多い。
技法にしてもツールにしてもマテリアルにしても
それを所有することが目的になってる間はまだ消化しきれてないんだと思うし
使いこなすのでいっぱいいっぱいで自分の感覚に馴染む域には到達しきれていないというのが
作品中に馴染んでない、浮いてたりする要因なんだろうね。
食いモノでもそうだけど消化するまでには様々な臓器を経て時間もかかる訳で
得た技法なり製作環境なりはある程度の時間の中で繰り返し用いて
自分の血肉にしていくしかないんだろうなぁ。
とりあえずお試しを実践することで引き出しが増えた気になってしまうのだけど
引き出しを開けてもカラじゃしょうがないから使えるようにしてかんと…とは思う。
手軽に知識なり経験なりを得ることが出来、
限りないセンセイやお教室が隆盛となっている昨今の模型環境だけに
自分の足元は固めときたいかなぁ。
マネから始めよ、とは昔からよく言われたけど
マネから始めて俺のモノに消化しないと
いつまでも納得度、満足度は満たせそうにない。
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