アーマーモデリング6月号特集「土が決め手の泥試合」
昔々、"How to Build DIORAMAS"からいろんなことを学んだ中に
地域感を表現する…的なことがあった。
一言で"密林"と言っても植生は地域によって変わるし、
"砂漠"と言っても砂砂漠もあれば岩砂漠もある。
"積雪"もパウダースノーとボタ雪では積もり方も違うし、
湿度の高い地域と乾燥した地域とでは空気の透明感も異なる。
折々に触れているがHTBG2の時には小田さんとそんな話をしながら
個々の作品に向き合っていた。
ガンプラコンテストで海外に赴くようになり
地域によって街の色が異なるというのを実感した。
植生によって緑の色も変わる。
海流によって海の色も変わる。
そして、土の色も異なる。
情景模型を作る際に泥の表現で地域を紐づけるというのは納得出来るし、
自分が情景作品を製作する時には意識したいポイントだとも感じる。
願わくば
「ノルマンディにその泥はおかしい! こうあるべきだ!」
というような窮屈な話に終始するようなことにはなって欲しくないなぁ…とは思う。
東京というエリアで考えても新宿中央公園と代々木公園の土色は多分違うだろうし、
地面表層と掘って現れる土も違ってくる。
晴れた日と雨の日では土と泥という違いも出てくる訳で
「泥試合」のような具体的なサンプルは
難しい顔をして間違い探しのガイドとするよりも
作品を作る時に表現の幅や発想を広げてくれるもの、
と捉えるのが精神衛生上も遥かにヨロシイと思う。
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