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2019年3月11日 (月)

3.11 震災の時、何をしてましたか?

自分は浅草バンダイ本社で来客打合せ中に大きめの揺れを感じ
打合せ後にお客様を見送った後
「電車動いてるかなぁ…」と心配しながらフロアに戻り
地震情報確認のためにつけられたTVを見やった。

画面に映るリアルタイムの被災の状況に
とんでもないことになっている…というのを認識し
津波被害に呑まれていく街を只々見ているだけだった。

営業スタッフが被災地の流通各社様へ連絡を取ろうとしている傍らで
自分らは通常業務に戻ったが、
TVから流れてくる続報に釘付けになっていた。

暫くして地震に伴う公共交通機関の麻痺が見られるため
早期帰宅の推奨という旨の総務通達が発せられた。
交通状況が今一つ掴みきれず、仕事しながら様子見を続けた。

夕方近くになりオフィスの窓から見える江戸通りには
徒歩で家路に着く多くの人たちの姿が見られ
都営地下鉄線も停まっていることを察した。
既にタイミングを失したことを悟り、
都営地下鉄線の復旧を待つことに決めた。

各事業部フロアには同様に復旧を待つ社員が残っていたが
夜になり社員食堂で居残り社員に対し、
軽食と希望者には非常用毛布が配られた。
軽食では足りない社員が近くのコンビニに買い出しに出たが、
ほぼ手ぶらで戻って来た。

都内主要駅からの帰宅者状況がニュースで報じられるが
公共交通機関は完全に麻痺している状態で復旧のメドは立っていない。

電話は繋がりにくい状態になっていたが
Twitterが機能していたのでTwitterで各方面との連絡を取る。
泊まり込みを覚悟して後はニュース、SNSで情報を追いながら
友人とコミュニケーションをとり時間を過ごす。

デスクで仮眠もとりながら夜明けを待つ。

空が白んできた頃、
ようやく都営地下鉄線復旧の報が総務から全社員に伝えられる。
通達を聞いた社員が通用口に向かい三々五々帰宅の途についていった。

早朝の都営浅草駅。
ホームに降り立つと予想外に人影はまばらだったが
前方にお母さんに手を引かれた二人の幼児が
黄色い防災ヘルメットを被っている姿を目にし
非現実的な一晩から現実に連れ戻された思いがした。

その後は復旧なったとはいえ停まっては動きを繰り返す通勤帰路に
只々疲弊するのみだった。

<下画像は震災当日にUPしたもの>
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