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2018年1月11日 (木)

プラモを作り始める前のお楽しみ

プラモを作る際に途中で止まってしまう…という話はよく耳にする。
その理由は十人十色なのだけれど、
割と多いのがどういう風に作るか悩んでしまう…というものだったりする。

そういう時は予めどういうものを作りたいのか、
出来るだけ具体的にイメージすると途中で悩むことも減りますよ、とお応えしている。
そうお応えすると、それが難しいと言われることもある。

自分の場合、大概は作り始める前にどういうものを作るか決めているし
そのために必要な材料、ツールなどは用意した上で作業を始めるので
作業的にうまくいかないとか手間がかかる、表現上の試行錯誤といった状況から
作業が止まってしまうことはあるのだけれど
基本的には完成に至る道筋は一本道で、どういうものを作るかで悩むことはあまりない。

それは習慣なのか感覚の違いなのか???
と考えていてふと思ったのは
多分自分がスケールモデル先行で後からガンプラを嗜むようになったからじゃないか…
ということ。

スケールモデルの取説を見ると最終頁、
或いは別刷りで塗装・マーキング指示があるのだけれど
作り始める前にまずそこでどの車体なり機体を作るかを決める。
後期型虎壱であればノルマンディーにしようかウクライナにしようか…
ヴィットマンを乗せようか、名無し戦車兵で作るか…国防軍?親衛隊?
というような様々なイメージからの収斂で作ろうとする具体像が決まってくる。

使用する塗料も決まってくるし、ディテールの加え方も決まってくる。
そうして製作に入る前に出来あがったイメージを具体化させていくのが実際の製作になる。
そうしたシミュレーションはキットが無くても出来る訳で
新製品で来月〇〇が出ます!という情報を耳にすれば、その段階でも出来るし
んじゃ、アレが出たらこうしよう…というのは楽しみでもある。

ガンプラでも塗装・マーキング指示はあるじゃん…という声もあるだろう。
しかし、それは基本形を完成させるためのガイドであって
引き続き旧独軍戦車を例にするなら
大戦初期、車体はジャーマングレイで塗られていましたが、
中後期はダークイエローで塗装されるようになりました。
戦線によって様々な迷彩が施されましたがそこで用いられたのは
レッドブラウンとダークグリーンでした…というようなものだと思う訳です。

スケールモデルの塗装・マーキング指示のような紙面にするのであれば
サイド7での運用試験中の78はこう、アムロが持ち出して砂漠を放浪していた時はこう、
ジャブローでは、ソロモンでは、ア・バオア・クーでは…
という時期や装備を明確にしたものがあれば近似なのだけれど
RX-78-2はホンモノが無い訳で、それぞれの状況を自分なりに想像していくのが
ガンプラのお楽しみのひとつでもあると思っているし
固定化するのはナンセンスだとも思う。

ココは可動するから金属色で剥き出し感あった方がいいかな…
変形する時にココは擦れるから塗料剥げるんじゃないか…
砂漠で運用するからエアフィルター付けたい…
高速で大気圏内を飛翔するから光沢で仕上げよう…
といった様々な完成形のイメージは上記の延長線上にあると思う訳で
自分などはそういう些細な情報を盛り込んでいくことに面白さを感じていたりする。

もちろん実際に変形させてみたい、見た目がカコイイ…
というような機体の履歴と直接関係しないバリューを楽しむこともある。
それらをバリューの多様性と呼ぶなら
その多様性があるからこそ2020年には40周年を迎えるに至ることが出来ると思う訳ですよ。

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