2017年最後の観劇
【ドロセラ~DROSERA~】
12/22のソワレを拝見してきました。
ドラマを見ているような濃密な90分のサスペンス。
案内によると概要は、
舞台【サイレントメビウス】など数々の話題作を扱う細川博司が脚本&演出、
先日Blu-rayBOX第1弾が発売されたばかりの
【宇宙刑事シャリバン】こと渡洋史がアクション演出を担当します。
若き役者たちに、熱い魂が注入される渾身の舞台。
ご期待下さい!
《あらすじ》
主人公、真島が公安から追跡を依頼されたのは
テロリストのカリスマとして30年以上逃亡を続けている男。
周囲の人間たちの陰謀と彼を信奉する者たちが仕掛ける罠に挑んでいく
アクションサスペンス。
簡素な空間に椅子、テーブルといった最小限の美術。
演者さんたちの台詞と所作が全てを表現するという攻めた舞台。
文字通り指呼の間とも言える距離感で繰り広げられる舞台は
演者さんたちの息遣いすらも伝わってくるような錯覚を覚える。
時間や場所の転換もその中で行われる訳だが
屋内シーンでは演者さんたちが靴を脱いで登場したりと
様々な情報が盛り込まれることで観ている側もイメージし易く
戸惑うことなく観ることが出来る。
登場人物それぞれの第一印象が仮面であるとするなら
ストーリーが進むにつれそれぞれの仮面の下の顔が見えてくる。
欲を言うなら違う顔の時に
演者さんたちの声のトーンや所作、立ち居振る舞いが変わってくると
より状況の理解が促されるような気もする。
終了後に出演されていた鳳恵弥さんと少しお話した際に
ハンドガンを撃つ芝居は初めてだったけど、重さやバランスなどは
モデルガンとは言え持ってみないとわからない…と話されていた。
模型の国の自分的にはその辺の感覚は非常にわかる話で
フィギュアなりロボなりで銃を構えさせたりする時も
その辺は意識しておかないと観る人に違和感を感じさせるものになる。
特に機構的なところで雰囲気で構えさせたりすると
排莢口を手で塞いでしまったりという間抜けなことも起こり得る。
観劇した感想ですか?
特別な出来事に縁のない自分でも道化を演じながら
ファンタジーを必要としてるのかも知れないと思えたって感じかなぁ。
アクション演出の渡洋史さんは出演もされているので
言ってみればシャリバンの生アクションが楽しめるとも言える訳です。
公演は12/25まで。
12/24にはサプライズも用意されているらしいので気になる方は是非。
▼
http://stage.corich.jp/stage/88171
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