完成品像を思い描くということ
プラモデルを作る時に
どんなふうに作るか(完成形イメージ)というのを決めて自分などは作る訳ですが、
どんなふうに作るか(完成形イメージ)というのを決めて自分などは作る訳ですが、
そうした段取りというか手順がわからないとおっしゃる方が案外いらっしゃる。
俺的には、わからないと言われることがわからなかったのだけれど、
よくよく考えたらスケールモデル経験のない方はそうなのかもしれないと理解した。
スケールモデルの場合、
塗装図を見て、或いは資料を紐解いて
最終的に完成させる姿を決めてから作り始める。
塗装図を見て、或いは資料を紐解いて
最終的に完成させる姿を決めてから作り始める。
四号戦車ならどこで使われた車体にするのか決めないと
装備も変わるし塗装色が決められない。
戦艦大和なら竣工時にするか終焉時にするかを決めないと
武装・装備が変わってくる。
零戦なら艦上機にするのか陸上基地配備機にするのか決めないと
仕上げも変わってくる。
仕上げも変わってくる。
部隊マークや車体・機体番号も付随して予め決めることになる。
その他諸々パーツの選択も予め決めておく必要がある。
こうしたことは軍用モチーフに限ったことではなく
F1マシーンならいつのどこのサーキットを走った車体かを決めないと
スポンサーロゴなども変わってくる。
スポンサーロゴなども変わってくる。
スケールモデル経験者はプラモを作るという行為の中に
完成形を想像するというのは無条件で組み込まれている(多分)。
完成形を想像するというのは無条件で組み込まれている(多分)。
のだけれど、ガンプラを普通に作る場合、必ずしもそうした工程は必要無い。
以前DHM誌でRGガンダムやMGゲルググを使って
時期によって仕上げのアプローチは変わるんだぜ的な記事を上げてもらったが
時期によって仕上げのアプローチは変わるんだぜ的な記事を上げてもらったが
その前段となる完成像を思い描くという段取りをセットで訴えないと
ピンとこない人も多かったのかもしれぬ。
ピンとこない人も多かったのかもしれぬ。
模型趣味の普及を生業とする身の上、
まだまだ枯れて黄昏る暇は無さそうである。
まだまだ枯れて黄昏る暇は無さそうである。
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