おおさかホビーフェスでお伝えしたこと(抜粋)
今年の11/3 文化の日に大阪で行われた「おおさかホビーフェス」で
カワグチさんはどんな話をしてきたんですか?
というご質問を時々戴くので少し触れると
基本的には先日発売された「MG サイコザク ver.Ka」のプロモーションの一環
ということで、前半に商品に関する最新情報と開発秘話的な話を
BHCの開発担当氏を招いてお話し、
後半は「俺作るんだったらこういうこと考えるっス…」的なお話をした。
pptデータを作成し持ち込んだ訳だが、
その時に使った資料の一部をご覧戴こうかと思う訳です。
まぁ、普段いろんなところで話してることなので
「またかいな…」とおっしゃる向きはスルーの方向で。
【サンダーボルト宙域でMS飛ばせば傷だらけになるっしょ…】
デブリが濃密に漂う空間にスゲェ速度で突っ込んだらどうなりますか?
という話です。
足回りに泥汚れは付かないでしょ、
でも、頭や肩には無数の細かい傷が付きますよね(多分)。
全塗装しない人でもちょっとした工具とガンダムマーカー(シルバー)があれば
それらしい雰囲気を出せる訳です。
今迄はRGシナンジュを題材にやってた話をMGサイコザクに持ち込んだ訳です。
「RGシナンジュ、塗装して仕上げる気にならんわぁ…」という人は多いでしょ。
でもそこに手を加えるとしたらこんな方法もあるのよ、というご提案。
【サイコザクを仕上げる時に既存のザクからパーツを持ってきたとしたら…】
劇中でフレーム状態で試験されていたサイコザクに
外装をセットして実戦投入するシーンがありますが、
その時、完全新規の外装の他に
部分的に既存の機体のパーツも使って仕上げる…というのも
まぁ無い話では無いと思う訳です。
じゃぁ、そういうパーツに傷が付けば上から塗っている赤が剥がれて
ザクグリーンが露出することもあるよね、
もっと傷が深ければ地金の色が出てくるってのもあるんじゃない?
という表現を3つのアプローチでご紹介しました。
ちなみに上の2パターンは剥がれを塗装を乗せ方向で表現したもの、
3番目は塗膜を作り実際に剥いでいく方法で表現したものになります。
一番上が手間のかからない、以下、順に手間増えるアプローチになってますが、
言いたいことは、
求める仕上げを得るための方法は一つじゃないです。
自分に合ったやり方で正道だろうが邪道であろうが
効果が得られればいいのよ。
ということ。
そういう考え方が俺が思う「ガンプラは自由だ!」という意識なんですわ。
なお、画像中の緑文字は口頭で説明した部分になります。
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コメント
機械が動いた結果を模型で表現するのも楽しいよってお話だと思いました。
昔にポスターの絵の傷ついた姿を自分なりに再現して、凄く嬉しかったのを思い出しました。ガンダムの盾が焼き切られた哀戦士たち版。そうしたオフィシャル的なものから今の現実的な傷みを取り込むやり方など、使用感を入れるのもほんと楽しいですね。 (*^_^*)
投稿: にあ | 2016年12月27日 (火) 16時25分