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2016年5月

2016年5月30日 (月)

【胸部ダクトの整流板(小ネタで失礼!)】

ガンダムタイプのMSにはついて回る胸部ダクト。
機能として吸気なのか排気なのかというのは意見が分かれるところだが
MG ver.1.0の企画の折にサンライズ(当時)井上氏ととことん話して
「両方!」ということに落ち着いた不思議機構のひとつ。

ここの整流板はMGクラスのキットでは
セパレートの板を組み込む構造になっているが、
HGクラスのキットでは1発抜きで再現されている。

些細なことではあるが、この整流板を薄くしたいと思うのは人情というもの。
具体的な作業プランはこんな感じ。
20160530a

最初にデザインナイフで整流板裏の肉を落とすための切れ目を入れる。
カッターよりも細かい作業での取り回しがし易いので
デザインナイフはお手元にあった方がいいツールとして記しときます。
20160530b

切り口が荒れないように肉を削いでいく。
ここではゴッドハンドの「スジ彫りヤスリ」を使っているが
使う道具は"目立てヤスリ"でも"エッチングソー"でも構わない。
20160530c

整流板裏の肉をほぼほぼ削いだら板面と彫り込んだ奥を整えるため
#800くらいのサンドペーパーを折って整形する。
今回細かい箇所の整形用にということで模型専門店などで扱っている
ガイアノーツの「スーパースティック砥石」も使ってみた。
シャープペンのようにノック式で砥石(ヤスリ)を任意の長さに引き出して使うが
ダクト整流板の間隔にジャストサイズだった。
20160530d

整流板裏側の肉落としが済んだら表の面を軽く削りエッジを立てる。
元々のパーツでは安全性の配慮から整流板頂部はエッジを立てていないので
裏からの肉落としと合わせ板の表にもヤスリを軽くかけシャープに仕上げる。

一番上の板はおなじみの金属ヤスリで軽くやすって仕上げる(紙やすりでも勿論可)
2枚目、3枚目の板はヤスリの厚みがあるので
デザインナイフの刃先をパーツ表面に垂直に立て横にスライドさせ
パーツ表面を削り整形する。(かんながけと称する場合もある)
20160530e

整形が終わった状態を横から見ると…
20160530f

実際にボディに組み付けてみるとこんな感じになるのだけれど…
パッと見、わからんですわねぇ。
限りなく自己満足な世界ではありますよ。
20160530g





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2016年5月28日 (土)

64KBの世界

30年前の5/27はファミコン ドラゴンクエストが発売された日
ということで、25周年の時にWii版で発売されたDQⅠ,Ⅱ,Ⅲをやってみる。

オリジナルFC版とSFCリニュ版が入ったおまとめパックなのだけれど
ここはやはりオリジナルFC版だろう。
とりあえず「ドラゴンクエストⅠ」。

最近のボタン多数のコントローラーに比べて
十字ボタン、セレクト、スタート、A、Bというシンプルなコントローラー、
手に持った時に指の置き場に一瞬悩む。

ドット絵、カニ歩き、装備・呪文の種類等々
ひたすらシンプルながらやってると結構楽しい。
初期のスライム狩りなどがかったるいのは…まぁその通りなのだが
オートマッピングなど無かった時代のもの
松明の頼りない灯りや経時で狭まっていくレミーラで歩む洞窟などは

ある意味リアルな気がしてこれはこれで良い。

古いもの全てが良いものと全肯定するつもりはないし
RPGかくありきという文脈から外れるものであるのも理解しているが
30年を経て、なおその名を今に留めるものというのは
源泉にこそ、その力は備わっているのだろう。

オイラが初めてプレイしたのは…DQⅡなんだけどね。
20160527dq

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2016年5月27日 (金)

【つくろう!プラモデル!!の目指すところ】

プラモ製作に関する投稿、 ともすると"手抜きのススメ"のように思われるかもしれません。 メーカーさんや販売店さんには 営業妨害のように思われるかもしれません。 まぁ、手抜きのススメ的な側面は否定しませんが 作業の工程それぞれには本来目的や意味がある訳で それを分かったうえでやれば作業時間・労力は軽減できる訳です。 そして完成したら次…というふうに 趣味としての思い入れを高めて戴けるかもしれんと思う訳です。 初めてプラモデルを手にする人にHow-To本を1冊渡し この通りにやればスゲェ作品が作れるよ…とは言い難い訳で 今回SNSを使いながら作業プロセスを開示してますが、 それをトレースして欲しいとは全く思わない訳です。 ベテランと呼ばれる人にしても 模型歴やスキルレベル、それまでやって来た技法や 使い勝手の良いツールなどというのは人によって違う訳で それがみんなおんなじツールで みんなおんなじマテリアルで みんなおんなじ技法で作るなんてあり得ないじゃないですか。 得手不得手もあるし、楽しいと思うポイントも違って然るべき。 製作というクリエイティブな作業がルーチン化したら 多分死ぬほどつまんないのではないかと思うし そりゃぁ完成しないと思います。 作業には意味と目的がある、というのを 改めて意識してもらって不必要な先入観や 模型製作にまつわる"お作法"を見直してもらえばいいかなと。 そのあたりを感じてもらえればやってる意味はあるかなと思う次第です。

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【ヤスリがけする目的】

合わせ目やパーティングライン(PL)を消す時には
ヤスリがけを行い整形する訳です。

通常、#400や#600あたりから始めて
順次番手を上げていき#1200、#1500あたりで仕上げとする…
というのがセオリーとされますが、
フラットな面であれば細目金属ヤスリで合わせ目を均すだけでも
本来的な目的は果たせる訳です。

なお、ここで使っている細目金属ヤスリは
「超精密 プロ使用最高級やすり(平)/上野文盛堂 ¥1,200-(税抜き)」

20160527e

作業としてはこの段階で合わせ目消しは終了ということになります。

この後のヤスリがけは表面のヤスリの傷跡を消す作業なので
実は合わせ目消しとは別の作業となる。

なので、番手を上げていきながら
最初と同じようなペースでヤスリを当てていると
むしろ傷を増やすことになる場合もある。

ここでは細目金属ヤスリの後、#1000で整形しただけ。

塗装を前提とするならこれで整形を終わらしても問題ない。
20160527f

古いキットやスケールの一部輸入キットなどでは
時折合わせ目に大きな段差が出るものがある。

そういうものではプラの肉厚が許すのであれば接着合わせた後に
タミヤ ハードコートやクレオス 匠之鑢 のようなゴリゴリ削れる系ヤスリや
#230あたりの紙やすりで表面を均す。

当然表面は傷だらけになるので
溶きパテ、サーフェイサーなどを使い傷を埋めた後に整形すると良い。

もちろん丁寧に番手を上げながら整形していくというのを否定するつもりは無いし
それはそれで尊重したい訳です。

ただ、今回ここで申したかったことは
「合わせ目消し・PL消し」と、その後に続く「傷跡を消すための整形」は
それぞれに目的が違うのよ、ということ。

そして目的が違えば似たような工程でもやり方は変わってきますよね、
ということ。

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2016年5月26日 (木)

【アンテナをシャープにしてバルカン砲口を開口するだけでも多少雰囲気は変わるっしょ】

プラモデルを作る時にこういうところを気にするといんじゃね?
というようなネタをSNSでとにかく上げていくことにした。

「こうしなさい」ということではなく「俺はこうしてるよ」というのを見てもらって
多少なり刺激になれば本望な訳です。

SNSではログが流れていってしまうので
アーカイブというほど大層なモノではないけれど
まとめておくにはやっぱりプラットホーム要るよね…ということです。

ということで表題。

20160526d簡単なところではバルカンの砲口モールドをピンバイスで深く掘り込んでやると
立体感が出てそれだけでも引き締まると思う訳ですよ。

特に頭部は見る人の目が一番向けられるところなので
見せ場としても演出効果大な訳です。
アニメでもバストアップでの芝居が大半じゃないですか。

ここではバルカン砲口のモールドをガイドに
0.5mmドリル刃を使いピンバイスで穴を深くすることで立体感を強調した次第。


で、更に…
20160526b
アンテナのような先端が鋭利なパーツは安全性を持たせるために
形状が設定とは異なっているので、ここを加工する訳です。

実際の作業方法はアンテナのシェイプとでも題して
改めていろんな形状のものをまとめて紹介します。

バルカンの位置を開口してますが、これは真鍮パイプを埋め込み
バルカン砲身を表現するための取り付け穴で穴径は0.8mm。

このような穴を開ける時はいきなり求める寸法(この場合は0.8mm)
のドリル刃で開口しようとするとセンターがズレて
残念なことになり易いので、冒頭の例同様に
0.5mmドリル刃でまず開口。
その後、ドリル径を太くしながら徐々に開口部を広げていくと
薄皮を残すような感じで求める穴径が得られます。
(今回は0.5~0.6~0.8の3段階で開口)

20160526a

で、外径0.8mmの真鍮パイプを植える。

モールドを真鍮パイプに置き換える意図は
バレルが別パーツになってると塗装しやすい、
真鍮パイプを使うことで金属の質感をアクセントにできる、
何となく精密っぽく見える、
というのが目的で、そこまでは必要無いス…
ということなら冒頭のモールドを強調するだけでもいい訳です。

真鍮パイプをカットする時はカッターで任意の長さで
転がすように切れ目を入れ折る。
この辺の要領は僕らぐらいの年寄りは
子供の頃に"竹ひご飛行機"のニューム管をカットする時に
方法と感覚は身に付けているのだが
最近の方はご存じないかもしれないので一応ね。

なお、金属に刃物を当てれば当然切れ味は落ちるので
その刃は金属カット用ということで別枠にしておく。
自分の場合、真鍮パイプのカット、エッチングの切り出し専用で
カッター1本を別にしているが
刃の交換で使い分けるでも何等問題ない。

先端につまようじを差しているのは「紛失防止」と
「切り出し寸が短い時の持ち手」の役割。

今回内径0.4mmなのでつまようじの先端を削り使っているが
あんまり強く突っ込むとパイプの中で折れてしまうので要注意ではある。

パイプが詰まらないように真鍮線通すというのも全然アリ。
要は切り飛ばさないためにはどうしたらいいんだろう???の回答が
自分の場合はたまたまつまようじだったということです。

プラパイプをカットする時には更に「潰れ防止」という目的も加わります。

俺は切り飛ばして無くすことはナイ!という自信があれば
保持具は無くても良い訳です。で、無くすんだけどw

という感じで作業は進む訳ですが、ここで紹介しているのはあくまでも一例。

目的を達成するためならどんな道具、どんな方法でも構わんっしょ、
というのがカワグチ流ではあるのです。

なので、今後もいろんな事を紹介をしていくことになりますが
楽な方法、効率の良い方法、劇的に労力を軽減してくれるツールに出会えば
情報は簡単にアップデートされてしまいます。
ブログに記したからと言って
それに固執するつもりもないのもまたカワグチ流なのです。

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2016年5月 9日 (月)

端境期

静岡ホビーショーの合同展示会で
不定期現地プラモ製作を行う訳ですが、
その時に作るネタはサンダーボルトのサイコザクを考えている。

手元にあったキットを使い実際に製作に入っているのだけれど
キットをもう1セット確保しておきたいと思い、
先週から都内及び千葉北西部の行き慣れたショップさんを巡ったのだが
見事に店頭在庫なし。

アニメ版のザクとフルアーマーガンダムが出たばかりということで
従来品もあるのではないかと楽観視していたのだけれど
さすがに今週ホビーショーの真っ最中にアニメ版のサイコザクも出る訳で
コミックス版の方は売り切ってしまわれたのかもしれない。

いよいよの時は会期中に確保して製作に臨むつもりではいるが
それまでは粛々と手元のキットを使って作業を進めておくですよ。

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せっかく Instagramを使い始めたんだから…

今週は静岡HSがあるのだけれど
今迄会場の写真などはホテルに戻って画像加工してUPする、
或いは後日まとめてフォトアルバム化するというのが多く
旬を過ぎてお蔵入りというパターンも多々あった訳だけど
今回は速報的なところはインスタでの画像発信をメインにしようかと。

テキストよりはその方が発信できる情報量も多いし
出落ち系ネタや小ネタなども扱いやすい気がするからね。

残念ながらインスタとココログは連携してないのだけれど
Twitter、Facebookは連携できているので
会場の様子などはそのあたりでご覧いただけるとありがたい。

もちろん、ここでも従来型の速報は入れてきますけど…。

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2016年5月 8日 (日)

Win10

ちょっと目を離していた隙にWinアプデでWin8.1がWin10に変わっちまっただ…。

実際に気が付いたのは23%の時点だったのだけれど
押しとどめられるものでもなく
結局今Win10に変わってしまったOSを使っていたりする。

とりあえず使用頻度の高いアプリケーションの起動を確認したところでは
今のところ不具合は見られない。
巷で聞くOffice2013、Google Chromeなどでの不具合も今のところ見られない。

とりあえず様子を見ながら、何かあればダウングレードする方向で。

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2016年5月 7日 (土)

楽曲の記憶

音楽が持つ力というのは実に大きなもので
昔好きだった楽曲を耳にすると当時の記憶が丸ごと甦ってくるように思える。

1970~80年代前半、自分の傍らには常にラジオがあり
様々な番組を通じて邦楽、洋楽の新旧様々な楽曲に触れる機会があった。

今年に入って早々にボウイが去り、モーリス・ホワイト、キース・エマーソン…
そしてプリンスという俺ら世代にとってのレジェンドが去っていった。
年回り的にはそういうものと理解は出来るのだがやはり感情は納得出来ないでいる。
その代償なのか、或いはノスタルジーを求めているのか、
YouTubeでも当時のアーティストの楽曲をつい探していたりする。

自分たちの世代的にはオフコース/小田和正はやはりレジェンドで
TVを見ていて「あの日あの時」のCMを度々目にし、
「OUR HOUSE」の主題歌として"愛を止めないで"を耳にする機会が増え
「64‐ロクヨン‐」の宣伝番組では小田さんの主題歌が流れるのを耳にすると
やはり懐かしい記憶とともに既知の曲はつい口ずさんでしまう。

武道館10日間連続ライブ/鈴木さんの脱退というピークの年が1982年のこと。
ちょうど大学生時代で世間的にはカラオケなども普及していない時代。

授業の合間にウォークマンのイヤホンをシェアして歌ったり、
飲み会で、或いは友人宅での家飲みの折には誰からともなく口ずさんだり。

多くのご同輩は突然カラオケに連れていかれて
オフコースの楽曲のイントロが流れてくれば迷わず歌えるのではないかと思う。

そして社会人になりトレンディドラマのブームの中で
「東京ラブストーリー」の"ラブ・ストーリーは突然に"に出会う訳ですよ。

この曲に関してはまた格別な思い入れもある訳で、
ギターは高校の同級の佐橋佳幸クンな訳です。

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2016年5月 5日 (木)

インスタも始めてみたけれど…

手軽さと画像の持つ情報量ということで
Instagramにもアカウントを設けた訳ですが
イベントなどの際にはアップ頻度高くなりそうだけれど
普段使いだとどうしてもメシ画像が多くなるなぁ…。
模型製作情報ということではまとまったところまでいかないと
絵的に面白くないしなぁ…。

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2016年5月 4日 (水)

来週は静岡ホビーショー

5/11に静岡入りしてホビーショー設営、
5/12、13は業者招待日、
5/14、15が一般公開日ということでGWが明けると静岡HSモードになる。

来場者さんにとって一般公開日のお目当ての一つは合同展示会であろう。
ここ数年"BNプラモコンペ静岡出張所"の名で
バンダイナムコグループの模型趣味者有志が出展している訳だが
今年も卓を構えることになる。

ところが、今年カワグチ的には新作関係の作品が
手元にほとんど無い状態。
窮余の策ということで当サークル世話人氏に
「作りかけを持ち込んで時々卓で作るというのはアリ?」
と聞いたら「アリ」との快諾を戴いた。

もちろんバンダイブースでお客様のお相手をさせて戴くのが主業務になるのだが
今年は休憩時間など定期的に合展卓にも行き会場でプラモを作ってると思う。
工具などは一式持ち込む予定だし不足物があれば北館で調達する。
良さげなモノを見つければお試しなどもやってみるつもり。

状況次第では製作デモみたいなことになるかもしれないけど
こればっかりは蓋を開けてみないとわからない。

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